]> EPUB 3 Overview(日本語訳版)

この文書は「EPUB 3 Overview」を日本語訳したものです。最新の文書は http://www.idpf.org/epub/30/spec/epub30-overview.html です。原文もしくは最新の情報を参照したい場合は、EPUB 3 Overview を参照ください。

この日本語訳は参考です。公式な文書ではありません。翻訳・解釈の正確性を保証しておりません。

公開日:
2013-04-05
翻訳者:
Wataru Yoshimura
校正者:
Fumihiro Kato

EPUB 3 Overview

2011年10月11日 勧告仕様

この版
http://www.idpf.org/epub/30/spec/epub30-overview-20111011.html
最新版
http://www.idpf.org/epub/30/spec/epub30-overview.html
前の版
http://www.idpf.org/epub/30/spec/epub30-overview-20110908.html

前回のドラフトからの変更点の差分は、このリンクで入手可能である。

Editors

Garth Conboy, Google Inc.

Matt Garrish, Invited Expert

Markus Gylling, DAISY Consortium

William McCoy, International Digital Publishing Forum (IDPF)

MURATA Makoto, JEPA EPUB Study Group

Daniel Weck, DAISY Consortium

目次

1. 前置き
1.1. 概要
1.2. ロードマップ
2. 特徴
2.1. Package Document
2.2. Navigation
2.2.1. 読み上げ順
2.2.2. Navigation Document
2.3. リンク
2.4. メタデータ
2.5. Content Documents
2.6. レンダリングと CSS
2.7. マルチメディア
2.8. フォント
2.9. スクリプト
2.10. テキスト読み上げ
2.11. コンテナ
3. 多言語サポート
3.1. メタデータ
3.2. Content Documents
3.3. CSS
3.4. フォント
3.5. テキスト読み上げ
3.6. コンテナ
4. アクセシビリティ
4.1. Navigation
4.2. Semantic Markup
4.3. 動的レイアウト
4.4. 聴覚レンダリングと Media Overlays
4.5. フォールバック
4.6. スクリプト
A. 用語
B. 謝辞と貢献者
B.1. EPUB 3.0
B.2. EPUB 2.0.1
B.3. EPUB 1.0
参照・参考

> 1 前置き

> 1.1 概要

EPUB® 仕様は、デジタル出版物や文書のための配信と交換形式の標準である。EPUB は、単一のファイル形式で配信するために体系化と意味論的に強化された Web コンテンツ(HTML5、CSS、SVG、画像や他のリソースを含む)のパッケージングとエンコーディングの手段を定義している。

EPUB 3、標準の第三の主要なリリースは、EPUB Publication 全体の重要な構成要素を定義する4つの仕様書のセットから構成されている:

  • EPUB Publications 3.0 [Publications30] は、出版レベルのセマンティクスと EPUB Publication のための包括的な適合性要件を定義している。

  • EPUB Content Documents 3.0 [ContentDocs30] は、EPUB Publication のコンテキストで使用するための XHTML、SVG と CSS のプロファイルを定義する。

  • EPUB Open Container Format (OCF) 3.0 [OCF3] は、関連するリソースの集合を単一のファイル(ZIP)の EPUB Container にカプセル化するためのファイル形式と処理モデルを定義する。

  • EPUB Media Overlays 3.0 [MediaOverlays30] は、テキストと音声の同期のための形式と処理モデルを定義する。

EPUB は、デジタルの本(電子書籍)の形式として広く採用され、この新しい仕様は、複雑なレイアウト、リッチメディアと双方向性、グローバルなタイポグラフィの機能を含む、出版物が要求する幅広い範囲をサポートするために、形式の能力を大きく向上させている。EPUB 3 の期待は、本、雑誌、学術書、専門書や科学的な出版を含むコンテンツの幅広い範囲のために利用されるということである。

この文書は、これらの仕様書を理解したいと考えているコンテンツの著者やソフトウェア開発者のための導入を提供する。それは、EPUB 3 を構成する4つからなる仕様書のロードマップを含む規定外の概要資料で成り立つ。

他の規定外の文書、EPUB 3 Changes from EPUB 2.0.1 [EPUB3Changes] は、以前のバージョンから EPUB 3 の変更を説明するが、主に EPUB 2.0.1 から EPUB 3 への移行や両バージョンのサポートを見込んでいる AuthorEPUB Reading System ベンダーを対象にしている。

> 1.2 ロードマップ

このセクションは、出版物の構成要素について簡単に解説することにより EPUB 3 仕様の概要を提供する。この文書内の追加情報と仕様書へのリンクは、含まれている。

EPUB Publication は、その最も基本的なレベルで、確実にまた予想通りに User へそのコンテンツを表示するために、EPUB Reading System に取り込まれることができるリソースがバンドルされたコレクションである。これらのリソースの一部は、EPUB Publication の発見と処理を容易にするものであり、他のリソースはもとの出版物の内容を組むために用いられる。後者の EPUB Content Document は、Content Documents で説明されており、[ContentDocs30] で完全に定義されている。

出版物のリソースは、一般的に、配布のためにファイル拡張子 .epub の ZIP ベースのアーカイブとしてひとまとめにされる。ZIP アーカイブ準拠なので、出版物は多くのソフトウェアプログラムによって解凍できるので、これらの生産と消費の両方を単純にすることができる。コンテナ形式は、コンテナで紹介され、[OCF3] で定義されている。

コンテナ形式は、zip 圧縮されたコンテンツが EPUB Publication であることを決定する意味(mimetype ファイル)だけでなく、有益なリソースの普遍的な名前のディレクトリも提供する(/META-INF)。これらのキーになるのは、Reading System に出版物のルートファイルを教えるための Package Document container.xml である。

Package Document は、それ自身が出版物のための資料室のようなもので、出版物に含まれる特定の作品についてのメタデータを格納し、リソースの完全なリストを提供し、標準の読み上げ順を定義する。Package Document は、Package Document で説明され、[Publications30] で定義されている。

EPUB Publication の先行する構成要素は、EPUB 3 として新しくはなく、以前に出版物の仕事をしていた人には馴染みがあるだろうが、この版で変更と拡張がある。しかしながら、EPUB 3 に追加された新しい中核は、Media Overlay Document で、テキストと音声再生同期の方法を定義している。Overlay Document は、マルチメディアで説明され、[MediaOverlays30] で定義されている。

以下の例は、"Hello World" 出版物に含まれている最小限のリソースを示している:

mimetype
META-INF/container.xml
Content/HelloWorld.opf
Content/HelloWorld.xhtml

概念的には単純であるが、EPUB Publication は、この例で示されるように、ZIP パッケージ内の HTML ページや依存資産の単純な集積以上のものである。この文書の次のセクションは、読書体験を高めるのに提供する出版物の主要な特徴と機能性についてより詳細に掘り下げている。

> 2 特徴

このセクションは、全体として EPUB Publication の作成処理に適用される重要な構成要素とトピックを含む、EPUB の主な特徴を取り上げる。

> 2.1 Package Document

すべての EPUB Publication は、直線的な読書のための読み上げ順を定義し、出版物レベルのメタデータとナビゲーション情報を関連付け、全ての出版物の構成要素のコンテンツ文書とそれらが必要とするリソースを指定する単一の Package Document を含んでいる。

Package Document は、一般的な Web サイトの大幅な改善を示している。例えば Web サイトは、そのコンテンツ内のリソースへの参照を埋め込むが、一方でリソースを識別する手段が単純で柔軟なので、それをレンダリングするために必要な全てのリソースを列挙するのは困難である。加えて、巨大な出版物のマークアップするときにページの連続性を定義する Web サイトのための標準的な方法はなく、まさにそれは EPUB の spine 要素が行うことである(すなわち、これは、文書の集合を通して明示的にナビゲーションを指定する外部宣言の手段を提供する)。最後に、Package Document は、ページのコレクションに全体的に適用されるメタデータを表現する標準的な方法を定義する。

Package Document と他の出版物レベルの構成は、[Publications30] で指定されている。

> 2.2 Navigation

> 2.2.1 読み上げ順

EPUB のキーコンセプトは、出版物が複数のリソースで構成されており、それらのリソースはある特定の順番で完全にナビゲートされたり、人やプログラムによって消費されるかもしれないということである。

多くの出版物は、そのコンテンツを通じて明確な読み上げ順か論理的な進行方向を持っている。小説は(一般的に始まり、中間、終わりを持つ)非常に連続性の高い文書の例であが、全ての出版物が順序付けられているわけではなく、料理の本や写真集は、むしろデータベースのように考えられるかもしれない。しかしながら、データ、トピック、位置、その他のいくつかの条件によるかどうかを問わず、全ての文書の全てのトップレベルコンテンツの項目は、少なくともひとつの論理的な順番を持つ(例えば、料理本は、一般的にレシピの種類によって並べられる)。

全ての EPUB Publication は、全てのトップレベルコンテンツ(spine [Publications30])の少なくともひとつの論理的な順番も宣言的な目次(EPUB Navigation Document [ContentDocs30])も定義している。出版物は、これらのデータ構造をコンテンツの外部に機械可読な方法で利用できるようにすることで、これらの発見と利用を単純化する。

EPUB Publication は、コンテンツの直線的な順序に制限されるものではなく、そしてまた任意の方法によるリンクを排除しないが(Web と同じように、EPUB Publication はハイパーテキストで構成されている)、基本的な消費とナビゲーションは、HTML ページのセットには当てはまらない方法で確実に遂行できる。

> 2.2.2 Navigation Document

全ての EPUB Publication は、人間と機械が可読可能なナビゲーション情報を定義する HTML5 の nav 要素を使用した EPUB Navigation Document と呼ばれる特殊な XHTML Content Document を含んでいる。

Navigation Document は、NCX 文書 [OPS2] に取って代わり、NCX 文書を含めることは、古い Reading System の下位互換ためのみ推奨される。Navigation Document は、最低限のアクセシビリティとナビゲーションのサポートと、NCX の特徴を維持しながら、全てのユーザーのためにナビゲーションを強化する新しい機能性とレンダリング機能を導入する。これらの中で重要なのは、国際化(XHTML5 文書である Navigation Document は、ルビ注釈がネイティブにサポートされた)と埋め込まれた文法(MathML と SVG は、ナビゲショーンリンク内に包含できる)のためのより良いサポートである。

XHTML Content Document として、Navigation Document もまた同様に、アクセシブルな Reading System のために情報へアクセスすることに影響を与えることなく、CSS と hidden 属性 [ContentDocs30] を使用してナビゲーションの表示を調整する柔軟な手段を提供する。

Navigation Document の構造とセマンティクスは、EPUB Navigation Documents [ContentDocs30] で定義されている。

> 2.3 リンク

新しい EPUB Canonical Fragment Identifier (epubcfi) Specification [EPUBCFI] は、出版物の内部へのリンクのための標準的な方法を定義する。

Reading System でこのスキームのサポートが必須であるということは、例えば、端末を横断したブックマークや読んでいる位置の共有を容易にすることができるといった簡単な相互運用可能なリンクメカニズムを EPUB が持っているということである。

> 2.4 メタデータ

EPUB Publication は、出版物のメタデータを追加するためにオプションの豊富な配列を提供する。Package Document は、タイトル、著者、識別子や容易にアクセスできる出版物についての他の情報といった、出版物についての一般的な情報ための専用のメタデータセクション [Publications30] を包含する。また、link 要素 [Publications30] を使用して出版物に完全な書誌レコードを添付する手段も提供する。

Package Document はまた、一意識別子unique-identifier 属性 [Publications30] を使用して、出版物を確立することを許可している。Package メタデータセクション内に必要な最終更新日は、同じ ManifestationPublication Identifiers [Publications30] を参照)の異なるバージョンを表す EPUB Publication を区別する手段を提供し、Package Identifier を定義するこの識別子に紐付けることができる。Package Identifier は、新しいバージョンとしてを識別しながら、その Unique Identifier を変更せずに出版物をリリースする方法の問題を解決する。

XHTML Content Documents はまた、処理とアクセシビリティの目的の両方に、より意味を持たせ便利である (意味の変化 [ContentDocs30])、豊富なメタデータで注釈をマークアップする手段を包含する。

> 2.5 Content Documents

全ての EPUB Publication は、[ContentDocs30] で定義された、一つ以上の EPUB Content Document を含む。これらは、出版物の読み取り可能なコンテンツと関連するメディアリソース(例えば、画像、音声や動画)の参照を記述する XHTML や SVG 文書である。

XHTML Content Document は、そのコンテンツが確実に操作およびレンダリングできることを確保するために、XML シリアライゼーション [HTML5] の使用を求めることは、HTML5 のプロファイルにより定義されている。このプロファイルはまた、要素レベルのメタデータのための epub:type 属性 [ContentDocs30] とマルチメディア要素の操作を宣言して関連付けるための epub:trigger 要素 [ContentDocs30] といった、さらに二つの EPUB 固有の言語構造が追加される。

これらの追加は、EPUB XHTML Content Document をレンダリングをするのに HTML5 User Agent [HTML5] の能力に影響しないが、出版物は、これらのサポートに応じて、全ての User Agent が完全にレンダリングできないかもしれない。

> 2.6 レンダリングと CSS

EPUB のキーコンセプトは、User がコンテンツの特定の表現に適応するよりもむしろ User にそのコンテンツの表現を適応するべきである(should)ということである。HTML はもともと構造化されたコンテンツの動的なレンダリングをサポートするように設計されているが、徐々に、Web ブラウザでサポートされる HTML は、Web アプリケーションの需要に焦点が当てられ、現在、最も人気のある Web サイトは、固定フォーマットのレイアウトである。

EPUB Publication は、また一方で、視覚障害のためにアクセシビリティを最大限に高めるよう設計され、Reading System は、一般的に、表示領域のサイズ、ユーザーの選んだフォントサイズ、他の環境要因に適合し、その場でテキスト行のレイアウトやページ付けを実行する。この機能は、EPUB で保証されておらず、画像、ベクターグラフィック、動画や他の非リフローなコンテンツは、包含されてもよく(may)、いくつかの Reading Systemは、その場もしくはまったく、ページ付けをしないかもしれない。それでもなお、動的なアダプティブレイアウトとアクセシビリティのサポートは、EPUB 規格の進化の過程において第一の設計要点である。

EPUB Content Document は、必要に応じて、Auhtor が望むレンダリングの性質を定義できるように、EPUB Style Sheet を参照してもよい(may)。EPUB 3 は、いくつかの CSS3 Module と EPUB 特有の追加プロパティにより定義された機能と一緒に、この目的のために CSS 2.1 [CSS2.1] を基にした CSS のプロファイルを定義する。

CSS3 のプロパティは、Web ブラウザがサポートする現在のレベルに基いて選ばれたが、Reading System と User Agent によるサポートは保証されていない(EPUB で定義したプロパティは、同様に無視してよい(may))。

EPUB 3 はまた、横組と縦組のレイアウトと左から右、右から左の文書の両方を有効にする CSS スタイルをサポートしているが、Reading System はこれらの機能のすべてサポートしないかもしれない。Reading System はまた、Author の意図したものと異なる任意のレンダリングをサポートしてもよい(may)。詳細な情報は、多言語サポートの CSS を参照されたい。

EPUB 3 はまた、たとえば、昼夜の読書モードを選択したり、テキストのレンダリング方向の変更をユーザーに許可する複数のスタイルシートを包含する機能をサポートする。詳細な情報は、代替スタイルタグ [ContentDocs30] を参照されたい。

> 2.7 マルチメディア

EPUB 3 は、それらの要素が提供する全ての機能と特長を継承した、新しい [HTML5]audiovideo 要素を介して Content Document に音声と動画の埋め込みをサポートする。(サポートしている音声フォーマットの情報は、Core Media Types [Publications30] を参照されたい。埋め込み動画の推奨事項は、Reading System の適合性 [Publications30] を参照されたい。)

EPUB 3 のもう一つの主な新しいマルチメディア機能は、Media Overlay Documents [MediaOverlays30] の包含である。出版物のために録音済みナレーションが利用できるとき、Media Overlays は、Content Document のテキストにその音声を同期させる機能を提供する(聴覚レンダリングと Media Overlays を参照されたい)。

> 2.8 フォント

EPUB 3 は、従来の出版ワークフローと新たな Web ベースのワークフローに対応する二つの密接に関連するフォントフォーマット(OpenType [OpenType] と WOFF [WOFF])をサポートする。例えば、出版物を生成するのに使用されるワードプロセッサプログラムは、インストール済みの OpenType フォントのコレクションのみにアクセスするだろうし、Web ページをまとめて EPUB を生成する EPUB ジェネレーターは、WOFF リソースのみアクセスできるようにするだろう(望ましくなく、潜在的にライセンスされておらず、WOFF のメタデータを削除することなしに WOFF を Opentype を変換することはできない)。

EPUB 3 はまた、OpenType と WOFF フォントフォーマット両方の難読化と通常のフォントリソースの両方をサポートしている。難読化されたフォントリソースのサポートは、多くの商用フォントのためのフォントライセンスの制限に対応するために求められる。

> 2.9 スクリプト

EPUB は、実行されなければならないプログラムではなく、操作することのできるデータとして、宣言されたコンテンツの取り扱いに務めるが、HTML5SVG に定義されているようなスクリプトをサポートする(詳細な情報は、Scripted Content Documents [ContentDocs30] を参照されたい)。

それに注意することは重要であるが、Reading System のスクリプトのサポートは任意であり、セキュリティ上の理由から無効にしてもよい(may)。

Author らはまた、EPUB Publication のスクリプトは、Web ブラウザのスクリプトとは異なるセキュリティの考慮事項を引き起こすことができるのに注意するべきである(should)。たとえば、一般的に同一生成元ポリシーは、User のローカルシステムにダウンロードされたコンテンツに適用されない。そのために、スクリプトは、Scripted Content Documents - コンテンツの適合性 [ContentDocs30] に記載されているものよりも、制約されたコンテクストのコンテナに制限されることが強く推奨されている。

スクリプトは、それ故に、コンテンツは全ての Reading System 間を横断できず、アクセシビリティとコンテンツの再利用性に障壁を作る可能性が増大するので、ユーザーエクスペリエンスにおいて不可欠なときのみ使用されるべきである(should)。

> 2.10 テキスト読み上げ

EPUB 3 は、音声同期の制御的側面、例えば発音、韻律、音質などの以下のようなテキスト読み上げ (TTS) 機能を提供する:

Pronunciation Lexicons

W3C PLS フォーマット [PLS] を使用する一般的な発音語彙を包含することは、Author らに、全体の EPUB Publication に適用される発音ルールを提供できるようにする。詳細な情報は、PLS Documents [ContentDocs30] を参照されたい。

Inline SSML Phonemes

直接、EPUB Content Document [ContentDocs30] に SSML 音素機能 [SSML] を取り込むことは、標準の発音ルールおよび/または(上で言及されている PLS フォーマットにより提供される)参照した発音語彙の優先し、きめ細かい発音制御を可能にする。詳細な情報は、SSML 属性 [ContentDocs30] を参照されたい。

CSS Speech Features

(以前は CSS 2.1 Aural Stylesheets [CSS2.1] として知らた)CSS 3 Speech Module [CSS3Speech] から機能のセットを選択して包含することは、Author らに、さらに音声合成の特性を制御するのを可能にする。詳細な情報は、CSS 3.0 Speech [ContentDocs30] を参照されたい。

> 2.11 コンテナ

EPUB Publication は、出版物を処理するための Package Document、全ての Content Document と他の必要とされるリソースを含んだ単一ファイル(ポータブルドキュメント)として配布、交換される。EPUB のための単一ファイルのコンテナ形式は、広く採用されている ZIP 形式を基にしている。Package Document の ZIP アーカイブ内の位置を指定する XML manifest は、アーカイブ内に明確に定義された場所で見つけられなけれならない(must)。

このアプローチは、EPUB Publication の任意の制作者とそのような出版物だけではなく、ネットワークトランスポートまたはファイルシステムの詳細から独立している信頼性の高い表現を消費する任意のシステムとの間に明確な契約を提供する。

コンテナファイルとしての EPUB Publication の表現は、[OCF3] で指定されている。

> 3 多言語サポート

> 3.1 メタデータ

EPUB 3 は、出版物の世界的な頒布を強化するために、パッケージメタデータセクションの全てのテキストのメタデータ項目の代替表現をサポートする。alternate-script プロパティは、xml:lang 属性と一緒に用いることで、言語固有のメタデータの代替の文字表現を包含、識別できる。

このプロパティを使用すると、日本語の出版物は、例えば、著者名の代替のローマ字の表現および/または一つ以上のロマンス語によるタイトルの表現を含むことができる。詳細な情報は、alternate-script プロパティ [Publications30] を参照されたい。

page-progression-direction 属性もまた、コンテンツフローの方向が、全体的なレンダリングを容易にするために全ての Content Document に指定することができる(page-progression-direction [Publications30] を参照されたい)。

> 3.2 Content Documents

XHTML Content Document は、双方向コンテンツのレンダリングのサポートを向上させる新しい HTML5 の方向性の機能を利用する:bdi 要素は、双方向テキストのインスタンスを周囲のコンテンツから隔離させることができ、bdo 要素は、子のコンテンツの方向性を上書き、dir 属性は、任意の要素の方向性を明示的に設定できる。

XHTML Content Document もまた、発音のサポート(それらは同様に、Navigation Document のリンクをサポートする)のルビ注釈をサポートする。

SVG Content Document は、双方向テキストのレンタリングをサポートするが、ルビのサポートは包含されていない。

> 3.3 CSS

新しい CSS3 モジュールの EPUB 3 のサポートは、多くの異なる言語や文化のタイポグラフィを可能にする。いくつかの具体的な強化は以下の通りである:

  • Reading System に、利用者が方向を切り替えることができる機能を提供する縦書きのサポート、

  • 例えば傍点の包含のような強調の優れた制御、

  • 新しい単語を区切るためにスペースを使用できない言語の文字レベルに生じる可能性のある改行の優れた制御、と

  • 改行を容易にする優れたハイフネーションの制御。

> 3.4 フォント

EPUB 3 は、Reading System にいかなる特定のセットのシステムフォント搭載も要求しない。Web コンテクストで生じたとして、ある特定ロケールの User は、他のロケールに必要な文字を省略したフォントをインストールしているかもしれないし(may)、Reading System は固有のフォントや、オペレーションシステムにインストール済みのフォントを利用しないフォントエンジンを利用するかもしれない(may)。結果的に出版物のテキストコンテンツは、全ての Reading System で意図した通りにレンダリングされないであろう。

この問題に対処するために、EPUB 3 は、テキストコンテツのレンダリングを容易にするためにフォントの埋め込みをサポートし、この実装はコンテンツが意図したとおりレンダリングされるのを確保するために推奨される。

埋め込みフォントのサポートによって、出版物固有の文字やグリフが適切に表示されるために埋め込まれることも保証される。

> 3.5 テキスト読み上げ

PLS 文書や SSML 属性の EPUB 3 のサポートは、Author に、テキスト読み上げが可能な Reading System 内の任意の自然言語のレンダリングを超える発音制御を向上を与える。これらの機能についての詳細な情報は特長セクションのテキスト読み上げを参照されたい。

CSS Speech とインライン SSML 音素の組み合わせもまた、ルビを細かく制御できる。

> 3.6 コンテナ

OCF コンテナフォーマットは、コンテンツリソースの名前付けに、国際化されたファイルやディレクトリを考慮して、UTF-8 をサポートしている。

> 4 アクセシビリティ

EPUB 3 の主な目標は、コンテンツのアクセシビリティを促進することで、EPUB 3 の多様な機能は、この要求をサポートする。このセクションは、該当する EPUB Publication がアクセシブルであることを確保するためのいくつかの確立されたベストプラクティスを記述し、これらの機能を再検討する。

アクセシビリティの留意を重視することは本当に重要で、アクセシブルなコンテンツは、より価値の高いコンテンツでもあり、アクセシブルな出版物は、手動または自動化されたワークフローを介して、全体または一部のより多くのデバイス対応と、再利用が容易になる。EPUB Working Group は、Author らがアクセシブルなコンテンツを生成する EPUB ツールを使用することを、強く推奨する。

> 4.1 Navigation

EPUB 3 は、EPUB Navigation Document を追加することで NCX 文書を改善する。上記の Content Documents で述べたように、これらの提供する新しい機能は、よりユニバーサルで柔軟なナビゲーションを表現する。

文書をナビゲートする必要性はアクセシビリティの問題だけでなく、完全な Navigation Document は全ての User が文書のコンテンツに容易にまた完全にアクセスできるようにするために重要である。(toc nav 要素 [ContentDocs30] で定義されている)主な toc nav 要素は、結果として出版物の構造を完全に反映するべきである(should)。

User に完全な目次を表示することを望ましくないかもしれない高度に構造化された文書は、表示レベルで、アクセシブルな Reading System のために利用可能な情報を最小限に抑えることなく、[HTML5]hidden 属性を使用して変更することができる。

Author はまた、これらの出版物がたとえば図や表などの非構造化された関心のある点を含むとき、コンテンツへのアクセスをより向上させるために、追加の nav 要素を提供することを推奨している。

> 4.2 Semantic Markup

HTML5 は、より意味論的に意義のある(例えば、sectionnavaside)マークアップをするために意図された新しい要素といくつかの HTML4 要素のために明確に定義されたセマンティクスの導入をサポートしている。これらの要素は、しっかりと構造化された Web コンテンツのオーサリングのためのベストプラクティスと併せて、EPUB XHTML Content Document を作るときに用いるべきである(should)。この追加は、コンテンツをより良く分類し、文書構造の表現のために、そしてこれらの論理的なナビゲーションを容易にするための定義をすることができる。XHTML Content Document はまた、ARIA の role と state 属性、コンテンツ相互作用する支援技術の能力を高めるイベントの包含をネイティブにサポートする。

EPUB 3 は、さらに、W3C Role 属性 [Role] に機能的に同等であることを意味された epub:type [ContentDocs30] 属性を導入する。この属性は、XHTML Content Document 内の任意の要素に、統制された語彙と用語を使用して、作品内にその目的と意味に関する追加の情報を包含することができる。詳細な情報は、意味の変化 [ContentDocs30] を参照されたい。

> 4.3 動的レイアウト

EPUB の設計の中心は、動的なレイアウトであり、コンテンツは一般的に、前もってページ区切りの方法(すなわち、特定の寸法の"ページ"を期待する)よりはむしろ、その場で体裁を整えられることを意図している。このコア機能は、例えば、異なるサイズのデバイスの画面やウィンドウサイズのレンダリングを最適化するために有用であり、コンテンツのアクセシビリティを容易かつ簡素化する。

(たとえば、ビットマップ画像や SVG グラフィック、または特定の視覚的なレイアウトを実現する CSS の明示的なポジショニングおよび/または表組要素の使用を介して)EPUB に完璧にフォーマット化されたコンテンツを組み込むことが可能とはいえ、Author は、そのような技術を利用することは強く推奨されない。多くの Reading System は、単一スクロールの Viewport を作成するよりむしろ、ページ区切りされた寸法でコンテンツをレンダリングしたり、それぞれの Reading System は、独自のページ付けのアルゴリズムを定義しているかもしれないので、これらの技術は EPUB では信頼できない。これらの技術が、出版物のコンテンツ(たとえば、グラフィック・ノベルのために)を伝えるために必要なとき、フォールバック [Publications30] は、常に包含するべきである(should)。

一般に、絶対的なサイジングやポジショニングせずに EPUB Style Sheet を使用することで、視覚的な豊かさを実現するのが望ましい。

> 4.4 聴覚レンダリングと Media Overlays

コンテンツの聴覚レンダリングは、アクセシビリティのために重要であり、他の多くの User ための機能としても価値がある。聴覚レンダリングを促進するためのベースラインは、動的なレイアウトのために設計されたセマンティックな HTML の利用である。EPUB XHTML Document に含んでいるネイティブの機能を使用する方法の詳細な情報は、テキスト読み上げを参照されたい。

Media Overlays は、すでに DAISY Digital Talking Books の読者に親しまれている機能である出版物のテキストと音声コンテンツを同期する機能を提供する。Overlays は、多くの状況で有益であり、たとえば、読むことを学習するためのツールとして、テキストと音声の同期の実用性はアクセシビリティの範囲を超える。

> 4.5 フォールバック

全てのフォーマットは、ネイティブのフォーマットでアクセス可能ではなく、全ての User が提供されるデフォルトのフォーマットで読みことを好むわけではない。EPUB は、これらの場合に利用できる出版物の代替え表現のために、フォールバックを提供するための様々な手段を定義する。

出版物とコンテンツレベルのフォールバックは、制限とフォールバック [Publications30] で定義されている。これらは、SVG 画像やビデオクリップなど、出版物内の特定のリソースの代替表現を許可している。

加えて、完全な作品の複数のインスタンスは、(コンテナ - META-INF/container.xml [OCF3] で定義されている)OCF コンテナファイルの複数の rootfile 要素を定義することで単一の出版物として届けることができる。フォールバックの種は、たとえば、SVG ページのシークエンスを介して定義されたフォーマット化されたグラフィック・ノベルは、XHTML を介して定義されたアクセス可能なテキスト・バージョンを添付することができるように使用してもよい(may)。

> 4.6 スクリプト

EPUB 3 は、スクリプトの実行は、文書の完全性を妨げてはならない(must not)ため、スクリプトコンテンツのためにプログレッシブ・エンハンスメントを導入する(すなわち、スクリプトが無効なとき、情報の損失を生じてはならない(must not))。それ故に、スクリプトを採用する文書は、これらのコンテンツにより容易にアクセスするためフォールバックを提供するが [ContentDocs30]、文書は、それらなしでアクセス可能にしなければならない(must)。

EPUB のそれぞれのメカニズムは、アクセシビリティを向上させるために出版物内のスクリプトの実行をより最小化し制限することができる:

  • EPUB HTML5 プロファイルに追加された宣言的な trigger 要素 [ContentDocs30] は、音声や動画再生のためのコントロール(たとえば、再生、停止や一時停止)として動作する画像やテキスト要素を可能にする。この要素は、同様の機能が含まれているスクリプトの一般的な使用を排除する。

  • mediaType 要素 [Publications30] は、カスタム XML 語彙や他のカスタムコンテンツタイプだけでなく、そのようなコンテンツタイプが、将来の Reading System でネイティブにサポートされる場合に備えた将来を考えた出版物のレンダリングのためのスクリプトベースのサポートをカプセル化する方法を提供する。

  • type 属性 [ContentDocs30] により提供される意味の変化は、Author へコンテンツの性質に関して Reading System にヒントの提供を可能にする。一つのユースケースとして、Reading Systemは、通常のレイアウトから外れた拡張された視点にアクセスするUserのための手段を提供してもよく(may)、その場合に、拡大縮小可能なプロパティの値を持つとして画像や動画の要素を定義している。このようなロールオーバー効果は、一般的に、Web コンテクストのスクリプトを介して実行されるが、スクリプトは、Reading System が生成するかもしれない幅広い種類のレイアウトを与えられてもすぐに実行できない。

  • switch 要素 [ContentDocs30] は、スクリプトソリューションに頼ることなく User に表示されたコンテンツを合わせる、Author のための宣言型の手法を提供する。

Web 文書のアクセス可能なスクリプトのベストプラクティスは、例えば、[WAI-ARIA] として提供されるなど、常に参考するべきであり(should)、スクリプトの使用は、双方向性が、ユーザーエクスペリエンスに不可欠である状況のために容易しておくべきである(should)。

> 付録 A. 用語

この付録は参考情報である

EPUB Publication (or Publication)

EPUB 3 specifications によって定義されているように、一組の相互関係のあるリソースから成っていて、EPUB Container でパッケージ化されている論理的な文書のエンティティ。

Publication Resource

EPUB Publication のロジックと表示に関するコンテンツや命令を含むリソース。このリソースがない場合には、出版物は Author の意図したとおりに表示されないことがある。Publication Resource の例としては Package DocumentEPUB Content DocumentEPUB Style Sheet、音声、動画、画像、埋め込みフォントとスクリプトが含まれている。

Package Document 自身を除いて Publication Resource は manifest [Publications30] に記載しなければならず(must)、Publication Resource の位置 [Publications30] で特に指定がない限り EPUB container ファイルにバンドルしなければならない(must)

Publication Resource でないリソースの例としては、Package Document の link [Publications30] 要素で識別されるものと EPUB Container の外で解決する外部へのハイパーリンクで識別されるものが含まれている(例えば [HTML5]a 要素の href 属性)。

EPUB Content Document

EPUB Content Document の定義(XHTML または SVG)の1つに従う Publication Resource

EPUB Content Document は Core Media Type であるため、フォールバック [Publications30] を提供することなく EPUB Publication に含まれていてもよい(may)。

XHTML Content Document

XHTML Content Documents [ContentDocs30] で定義されている [HTML5] のプロファイルに準拠する EPUB Content Document

XHTML Content Document は、[HTML5]XHTML syntax を使用する。

SVG Content Document

SVG Content Documents [ContentDocs30] で表現された制約に準拠した EPUB Content Document

EPUB Navigation Document

EPUB Navigation Documents [ContentDocs30] で表される制約に従い、人間と機械が読み取り可能なグローバルなナビゲーション情報を含むのに特化した XHTML Content Document

Core Media Type

Publication Resource 型のセットは、それに対するフォールバックは必須ではない。詳細については Publication Resources [Publications30] を参照されたい。

Package Document

Package Documents [Publications30] で定義されているとおり、EPUB Publication について文献の構造化メタデータをもたらしている Publication Resource

Manifestation

知的内容の作品のデジタル(または物理的)な具体化。大幅な改変、要訳、翻訳または新しい manifestation の結果を別のデジタルや物理的な形状のコンテンツとして実現させるといった、コンテンツの変更。"インスタンス"または"アイテム"と呼ばれる、manifestation の個別だが同一の複製が大量にあるかもしれない。ISBN は manifestation の識別子の例であり、そしてその manifestation のすべてのインスタンスによって共有される。

manifestation のすべてのインスタンスは、ささいな修正や改訂が新しい manifestation や作業を引き起こすと判断されていないので、ビット単位で同一である必要はない。

Unique Identifier

unique-identifier 属性によって識別される Unique Identifier は EPUB Publication のための主要な識別子である。Unique Identifier は EPUB standard に従って同じ内容を含んでいる同一の作品の一つまたは複数の Manifestation によって共有されるかもしれない。同じ内容を含むというのは、Manifestations の違いが EPUB Reading System 間(それら自身は ISBN の変更を必要とするかもしれません)の違いを考慮する変更に限定されている。

Unique Identifier は ISBN よりも細分化される。しかしコンテンツの大幅な見直し、要訳などは新しい Unique Identifier が必要である。

Package Identifier

Package Identifier は EPUB Publication の任意のインスタンスが、別のインスタンスに対してそれらが同一であるか、あるいは同じ Manifestation の異なる版なのか、または無関係なのかどうかを判断するために比較できるようにする。

詳細については Package Identifier [Publications30] を参照されたい。

Media Overlay Document

[MediaOverlays30] で定義された同期再生を提供するために録音済みの音声ナレーションを XHTML Content Document と関連付ける XML ドキュメント。

EPUB Style Sheet (または Style Sheet)

CSS のプロファイルに準拠する CSS スタイルシートは EPUB Style Sheets [ContentDocs30] で定義されている。

Viewport

EPUB Publication の内容が視覚的に User に与えられる EPUB Reading System の領域。

EPUB Container (or Container)

[OCF3] で定義されている EPUB Publication 用 ZIP ベースのパッケージングと配布の形式。

Author

EPUB Publication(必ずしも、それが含まれるコンテンツとリソースの作者であるというわけではない)の制作に対して責任がある人または組織。

User

EPUB Reading System を使用して EPUB Publication を消費する個人。

EPUB Reading System (or Reading System)

EPUB 3 仕様書に準拠する方法で User に提示するために EPUB Publication を処理するシステム。

> 付録 B. 謝辞と貢献者

この付録は参考である

> B.1 EPUB 3.0

EPUB は、出版社、ベンダー、ソフトウェア開発者、および関連する標準規格の専門家を集め、協力的な努力で国際電子出版フォーラム(International Digital Publishing Forum, IDPF) によって開発されました。

EPUB3 仕様は下に述べるリーダーシップにより2010年5月のメンバーシップによって承認された憲章の下で動作し国際電子出版フォーラム(International Digital Publishing Forum, IDPF)の EPUB Maintenance Working Group によって調整した:

  • Gylling, Markus (DAISY Consortium) Chair
  • Conboy, Garth (Google Inc.) Vice-chair
  • Duga, Brady (Google Inc.) Vice-chair, Subgroup Lead
  • McCoy, Bill (International Digital Publishing Forum (IDPF)) Secretary
  • Kasdorf, Bill (Apex CoVantage) Subgroup Lead
  • MURATA, Makoto (JEPA EPUB Study Group) Subgroup Lead
  • Sorotokin, Peter (Adobe) Subgroup Lead

第 3 版発行時点でのワーキンググループのアクティブメンバー:

IDPF Members

  • Abrams, Willie (Ingram Digital)
  • Acton, Daniel (Google)
  • Allesi, Ana Maria (HarperCollins)
  • Amos, Dan (DNAML (DNL eBooks))
  • Arany, Steve (John Wiley & Sons)
  • Artin, Michael (Barnes & Noble)
  • Badger, Brandon (Google)
  • Ballard, Kevin (Apple Inc.)
  • Beard, Elliot (HarperCollins)
  • Belfanti, Paul (Pearson)
  • Bell, Graham (EDItEUR)
  • Bide, Mark (EDItEUR)
  • Bogaty, Nick (Adobe)
  • Bowers, Micah (Bluefire Productions)
  • Brantley, Peter (Internet Archive)
  • Breglio, Melissa (Apple Inc.)
  • Broome, Karen (Sony)
  • Brugge, John (Benetech)
  • Carbonell, Oliver (Sony)
  • Chang, Phobos (Chinese Foundation for Digitization Technology)
  • Chen, Mei-Li (Institute for Information Industry)
  • Chen, Peter (ITRI)
  • Choi, Soo (HarperCollins)
  • Chow, King-Wai (ASTRI (Hong Kong Applied Science & Technology Research Institute))
  • Clutter, Mat (Random House)
  • Conboy, Garth (Google)
  • Cramer, Dave (Hachette Book Group)
  • Cronin, Margot (Bowker)
  • Daly, Liza (Threepress)
  • De Meulemeester, Eric (Jouve/Publishing Dimensions)
  • DeMeglio, Marisa (DAISY Consortium)
  • Deltour, Romain (DAISY Consortium)
  • Dougherty, Casey (Apple Inc.)
  • Drake, Jama (Impelsys)
  • Duga, Brady (Google)
  • Elliott, Ray (Crossway)
  • Fahlgren, Keith (Threepress)
  • Fain, Guy (Crossway)
  • Freese, Eric (Aptara)
  • Gardeur, Hadrien (Feedbooks)
  • Gold, Eric (Digital Divide Data)
  • Goodwin, Jonathan (Appfoundry)
  • Gopinath, Anith (Impelsys)
  • Gosling, Andreas (Penguin)
  • Grazioli, Frank (John Wiley & Sons)
  • Gunn, Dave (RNIB)
  • Gylling, Markus (DAISY Consortium)
  • Haas, Matt (Pearson)
  • Hadfield, Tom (CourseSmart)
  • Hagino, Masaaki (Voyager Japan)
  • Hawkins, Kevin (University of Michigan Library)
  • Hayashi, Junichi (Voyager Japan)
  • Heiberger, Richard (HarperCollins)
  • Hepp, Mike (Dartmouth Journal Services)
  • Herren, Matthew (BlankPage)
  • Hisashi, Saiga (Sharp)
  • Hoda, Hisashi (Voyager Japan)
  • Howard, William (Easypress)
  • Hughes, Dan (Liguori Publications)
  • Hulse, Leslie (HarperCollins)
  • Imsieke, Gerrit (le-tex)
  • Jain, Anupam (Innodata Isogen)
  • Jie, Fan (Gansu DUZHE Digital Sci&Tech)
  • Johnson, Rick (Ingram Digital)
  • Jung, Kanghee (Incube Technologies)
  • Kakar, Samir (Aptara)
  • Kanai, Takeshi (Sony)
  • Kasdorf, Bill (Apex CoVantage)
  • Kasher, Bob (BookMasters and Newgen Imaging)
  • Kato, Kazuyuki (East Co.)
  • Keating, Patrick (Bluefire Productions)
  • Kerscher, George (DAISY Consortium)
  • Kida, Yasuo (Apple Inc.)
  • Kim, Jean (Barnes & Noble)
  • Kim, HyunYoung (Incube Technologies)
  • Kim, Terry (INKA Entworks)
  • Kitagawa, Masahiro (Impress Holdings)
  • Koike, Toshiaki (Voyager Japan)
  • Kok, Dan (Crossway)
  • Kotrch, Steve (Simon & Schuster)
  • Larroque, Benoit (Feedbooks)
  • Levantovsky, Vladimir (Monotype Imaging)
  • Lu, Cho-Chin (Institute for Information Industry)
  • Lynch, Ryan (Apple Inc.)
  • MacFarlane, James (Easypress)
  • Makower, Dave (Apple Inc.)
  • Mandelbaum, David (Barnes & Noble)
  • Manis, Will (Metaplates)
  • McCloy-Kelley, Liisa (Random House)
  • McCoy, Bill (IDPF)
  • Menzies, Tracey (HarperCollins)
  • Mitchell, Chris (Random House)
  • Moore, Helen (HarperCollins)
  • Muller, Eric (Adobe)
  • Murata, Makoto (JEPA EPUB Study Group)
  • Mussinelli, Christina (Associazione Italiana Editori)
  • Nagai, Yoshinori (Sharp)
  • Novelli, Joe (Sony)
  • O'Connor, Edward (Apple Inc.)
  • Ohmura, Yoshinori (Impress Holdings)
  • Olenick, Michael (Bowker)
  • Oshiyama, Taka (East Co.)
  • Pagano, Pat (Barnes & Noble)
  • Picco, Marty (AppFoundry)
  • Prabhu, John (HOV Services)
  • Pritchett, James (Learning Ally (formerly RFB&D))
  • Rao, Vishnu (Sharp Laboratories)
  • Rivlin, John (Google)
  • Rubino, Frank (Kaplan Publishing)
  • Ruffino, Daniel (Penguin)
  • Rui Hua, Wang (Gansu DUZHE Digital Sci&Tech)
  • Ruse, Tyler (LibreDigital)
  • Sanicola, Daniel (Penguin)
  • Schirmer, Lorenz (Monotype Imaging)
  • Shiohama, Daihei (Voyager Japan)
  • Shrivastava, Abhishek (CourseSmart)
  • Slavin, Wayne (Barnes & Noble)
  • Slye, Christopher (Adobe)
  • Smith, Michael (IDPF)
  • Soiffer, Neil (Design Science)
  • Sorotokin, Peter (Adobe)
  • Stevenson, Tobias (eBookArchitects)
  • Tahara, Kyoji (Toppan Printing)
  • Takase, Hiroshi (East Co.)
  • Tallent, Joshua (eBookArchitects)
  • Tanabe, Shu (Toppan Printing)
  • Thomas, Vinu (Impelsys)
  • Tsumagari, Koichiro (Voyager Japan)
  • Valentine, Chelsea (LibreDigital)
  • Vangage, Peter (Harlequin)
  • Vido, Ariel (Geografica Editora)
  • Wait, John (Pearson)
  • Walkley, George (Hachette Book Group)
  • Watters, Kevin (Harlequin)
  • Webster, Roger (Barnes & Noble)
  • Weck, Daniel (DAISY Consortium)
  • Wei, Selena (Chinese Foundation for Digitization Technology)
  • White, Russell (Random House)
  • Wiles, Alexis (Overdrive, Inc.)
  • Witwer, Adam (O'Reilly)
  • Wright, Rick (Adobe)
  • Young, Liz (Crossway)
  • Zu, Alex (ASTRI (Hong Kong Applied Science & Technology Research Institute))

Invited Experts/Observers

  • Bowes, Rick
  • Cazenove, Rhys
  • Collingridge, Peter
  • Cook, Mike
  • Etemad, Elika J. W3C CSS WG Liason
  • Forster, Karen
  • Freed, Geoff
  • Fujisawa, Jun
  • Garrish, Matt
  • Gould, Bryan
  • Gorner, Martin
  • Hsieh, Michael
  • Ishii, Koji
  • Johar, Kenny
  • Karlsson, Mattias
  • Kennedy, Dianne
  • Kilborn, Peter
  • Koppel, Josh
  • Lee, Tommy
  • Lu, Kenny
  • Lubeck, Scott
  • Masanori, Kusunoki
  • McKinney, Steven
  • Murakami, Shinyu
  • Ning, Elliott
  • Noring, Jon
  • Norton, Paul
  • Oishi, Yasuharu
  • Passey, Lee
  • Rosmaita, Gregory
  • Seaman, David
  • Sevardia, Ron
  • Shan, Walter
  • Smith(tm), Michael (W3C) W3C Liason
  • Sperberg, Roger
  • Walsh, Norman
  • Zergaoui, Mohamed

> B.2 EPUB 2.0.1

この 2.0.1 版は、下に述べるリーダーシップにより国際電子出版フォーラム(International Digital Publishing Forum, IDPF)の EPUB Maintenance Working Group によって調整した:

  • Conboy, Garth (eBook Technologies) Working Group Vice-chair
  • Kerscher, George (DAISY Consortium) Working Group Chair

第 2.0.1 版発行時点でのワーキンググループのアクティブメンバー:

  • Wiles, Alexis (OverDrive)
  • Wise, Alicia (Publishers Licensing Society)
  • Moghaddami, Amir (National Library and Archives of Iran)
  • Gosling, Andreas (Penguin UK)
  • Williams, Andy (Cambridge University Press)
  • Jain, Anupam (Innodata Isogen)
  • Trafford, Ben (Invited Expert)
  • Larroque, Benoit (Feedbooks)
  • McCoy, Bill (Invited Expert)
  • Kasdorf, Bill (Apex CoVantage)
  • Kasher, Bob (The BookMasters Group)
  • Duga, Brady (eBook Technologies)
  • Laws, Byron (PreMedia Global)
  • Zekri, Catherine (University of Montreal)
  • Kennedy, Chris (Pearson Education)
  • Podolsky, Corey (Entourage Systems Inc.)
  • Mussinelli, Cristina (AIE)
  • Daihei, Shiohama (Voyager Japan)
  • Amos, Dan (DNAML)
  • Galperin, Dan (Kobo)
  • Kok, Dan (Crossway Books and Bibles)
  • Cramer, Dave (Hachette Book Group USA)
  • Gunn, Dave (RNIB Centre for Accessible Information)
  • Mandelbaum, David (Barnes&Noble.com)
  • Roberts, Deidra (World Health Organization)
  • Goyette, Donald (McGraw-Hill Professional)
  • Freese, Eric (Aptara)
  • Gold, Eric (Digital Divide Data)
  • Muller, Eric (Adobe)
  • Shepherd, Gregory (Cengage Learning)
  • Fain, Guy (Crossway Books & Bibles)
  • Gardeur, Hadrien (Feedbooks)
  • Hoda, Hisashi (Voyager Japan)
  • Fernandez Galvan, Ignacio
  • Viente, Israel (Mendele He-Books)
  • Link, Jim (Macmillan Publishing Solutions)
  • MacFarlane, James (Easypress Technologies)
  • Rura, Jim (Educational Testing Service)
  • Crossman, John (Benetech)
  • Prabhu, John (HOV Services)
  • Rivlin, John (eBook Technologies)
  • Wait, John (Pearson Education)
  • Noring, Jon (Invited Expert)
  • Tallent, Joshua (eBook Architects)
  • Broome, Karen (Sony)
  • Fahlgren, Keith (Threepress Consulting)
  • Johar, Kenny (Vision Australia)
  • Casey, Laurie (Pearson)
  • Rzedzicki, Lech (Pearson UK)
  • McCloy-Kelley, Liisa (Random House)
  • Humphreys, Lindy (Wiley/ Blackwell Books)
  • Daly, Liza (Theepress Consulting)
  • Murata, Makoto (JEPA EPUB Study Group)
  • Croella, Marco (Simplicissimus Book Farm)
  • Gylling, Markus (DAISY Consortium)
  • Karlsson, Mattias (Dolphin Computer Access AB)
  • Smith, Michael (IDPF)
  • Soiffer, Neil (Design Science)
  • Genner, Noah (BookNet Canada)
  • Pagano, Pat (HarperCollins)
  • Payton, Patricia (Bowker)
  • Barry, Patrick (The Educational Company of Ireland)
  • Berube, Patrick (LEARN)
  • Durrant, Paul (Durrant Software Limited)
  • Norton, Paul (Invited Expert)
  • Reid, Penelope (EPUB User Group (UK))
  • Huang, Perce (Far EasTone Telecommunications)
  • Brantley, Peter (Internet Archive)
  • Sorotokin, Peter (Adobe)
  • Heiberger, Richard (HarperCollins Publishers)
  • Kwan, Richard (Invited Expert)
  • White, Russell (Random House)
  • Kakar, Samir (Aptara)
  • Pamarty, Satya (codeMantra)
  • Cook, Scott (codeMantra)
  • Ramsey, Sean (LibreDigital)
  • Padgett, Siobahn (Hachette BG USA)
  • Arany, Steve (John Wiley & Sons)
  • Kanai, Takeshi (Sony)
  • Swiderski, Thad (LibreDigital)
  • Middleton, Tim (BookNet Canada)
  • Conti, Trudy (Follett)
  • Ruse, Tyler (LibreDigital)
  • Howard, William (EasyPress Technologies)

> B.3 EPUB 1.0

この 1.0 版は、下に述べるリーダーシップにより国際電子出版フォーラム(International Digital Publishing Forum, IDPF)の EPUB Maintenance Working Group によって調整した:

  • Conboy, Garth (eBook Technologies) Working Group Co-Chair
  • Rivlin, John (eBook Technologies) Working Group Co-Chair
  • Ferraiolo, Jon (IBM) Working Group Vice-Chair
  • Bogaty, Nick (IDPF) Working Group Secretary

第 1.0 版発行時点でのワーキンググループのアクティブメンバー:

  • Allen, Kelley L. (Random House)
  • Ancin, Angel (iRex Technologies)
  • Bandy, Ryan (Random House)
  • Bellaver, Richard (Ball State University)
  • Brethes, Thierry (Mobipocket)
  • Carter, Janice (Benetech/Bookshare.org)
  • Cohn, Richard (Adobe Systems Inc.)
  • De Young, Neil (Hachette Book Group USA)
  • Do, Linh N. (Random House, Inc.)
  • Freed, Geoff (WGBH)
  • Gang, Liang (TriWorks Asia)
  • Ghali, Peter (Motricity, ereader.com)
  • Hakkinen, Markku T. (DAISY Consortium)
  • Harrison, Gillian (NetLibrary)
  • Hevenstone, Jonathan (Publishing Dimensions)
  • Horner, Theresa (HarperCollins)
  • Iannone, Karen (Houghton Mifflin)
  • Israel, Claire (Simon & Schuster)
  • Karlsson, Mattias (Dolphin Computer Access)
  • Kasdorf, Bill (Apex Publishing)
  • Kerscher, George (DAISY Consortium)
  • Kotrch, Steve (Simon & Schuster)
  • McCoy, Bill (Adobe Systems, Inc.)
  • McKenna, Bill (Follett)
  • Melton, Bonnie (Houghton Mifflin College Division)
  • Noring, Jon (OpenReader Consortium)
  • Osayande, Sayu (Motricity, ereader.com)
  • Passey, Lee
  • Potash, Steve (OverDrive)
  • Ruse, Tyler (Codemantra)
  • Smith, Mike (Harlequin)
  • Sugeno, Kimi (John Wiley & Sons)
  • Varnell, Gary (Osoft.com)
  • Wang, Xin (ContentGuard, Inc.)
  • Weinstein, Andrew (Lightning Source)
  • Whitcomb, Tom (NetLibrary)
  • Williams, Andy (Cambridge University Press)
  • Willner, Eli (Green Point Technology Services)

> 参照・参考

参考文献

[EPUB3Changes] EPUB 3 Differences from EPUB 2.0.1 . William McCoy, et al.

[Role] Role Attribute . An attribute to support the role classification of elements. McCarron, et al. 05 August 2010.