このドキュメントは「UAAG 2.0 Reference: Explanations, Examples, and Resources for User Agent Accessibility Guidelines 2.0」の日本語訳である。最新の文書は http://www.w3.org/TR/UAAG20-Reference/ である。原文もしくは完全な情報は、UAAG 2.0 Reference: Explanations, Examples, and Resources for User Agent Accessibility Guidelines 2.0 を参照されたい。

この日本語訳は作業途中であり、未訳を含んでいる。

公開日:
2017年12月21日
更新日:
2019年8月5日
翻訳者:
Wataru Yoshimura

[目次] [UAAG 2.0 ガイドライン]

W3C

UAAG 2.0 Reference: Explanations, Examples, and Resources for User Agent Accessibility Guidelines 2.0

W3C Working Group Note 2015年12月15日

このバージョン:
http://www.w3.org/TR/2015/NOTE-UAAG20-Reference-20151215/
最新の公開バージョン:
http://www.w3.org/TR/UAAG20-Reference/
前のバージョン:
http://www.w3.org/TR/2015/WD-UAAG20-Reference-20150915/
編集者:
James Allan, Texas School for the Blind and Visually Impaired
Greg Lowney, Lowney Access Research
Kim Patch, Redstart Systems
Jeanne Spellman, W3C/Web Accessibility Initiative
This document is also available in this non-normative format: Mobile Examples from UAAG 2.0 Reference.

要約

UAAG 2.0 Reference は、User Agent Accessibility Guidelines (UAAG) 2.0 のサポート情報を提供する。UAAG 2.0 は、障害のある人がウェブをよりアクセシブルにするユーザー エージェントを設計する開発者をガイドする。ユーザー エージェントは、ウェブ コンテンツをレンダリングするブラウザー、メディア プレーヤー及びアプリケーションを包含する。

UAAG 2.0 Reference は、UAAG 2.0 の達成基準の意図とベスト プラクティス、各達成基準の適用性、達成基準が一般的に実装されているユーザー エージェントのタイプ、達成基準のユース ケースの例及び達成基準の追加リソースを提供する。

「User Agent Accessibility Guidelines 2.0」(UAAG 2.0)と「UAAG 2.0 Reference」は、W3C Web Accessibility InitiativeWAI)によって発行された一連のアクセシビリティ ガイドラインの一部である。UAAG は、User Agent Accessibility Guidelines (UAAG) Overview で紹介されている。

このドキュメントのステータス

廃止される可能性

このセクションは、発行時点におけるこのドキュメントのステータスについて説明する。他のドキュメントは、このドキュメントよりも優先されるだろう。現在の W3C の出版物の一覧及びこの技術レポートの最新の改訂版は、W3C 技術レポートの索引 http://www.w3.org/TR/ にある。

W3C Working Group Note of UAAG 2.0 Reference

これは、User Agent Accessibility Guidelines Working Group (UAWG) が提供する 2015年12月15日の W3C Working Group Note である。

UAAG 2.0 Reference の実質的な変更点。

これらは、UAAG 2.0 Reference の小さな変更点である。

全ての変更の差分ドキュメントは、利用可能である。

このドラフトへのコメントは、public-uaag2-comments@w3.orgPublic Archive)に送付するべきである。UAWG は終了しており、コメントには反応しないが、コメントはこの分野の今後の作業に役立つ材料を提供する。

ウェブ アクセシビリティ イニシアチブ

このドキュメントは、W3C ウェブ アクセシビリティ イニシアチブ(WAI)の一部として作成されている。ユーザー エージェント ワーキング グループ(UAWG)の目標は、 ワーキング グループの憲章で議論されている。

推奨ではない

ワーキング グループ ノートとしての公開は、W3C メンバーシップの推奨を意味するものではない。これはドラフトのドキュメントであり、いつでも他のドキュメントによって更新、置き換え又は廃止される可能性がある。進行中の作業以外でこのドキュメントを引用することは不適切である。

特許

このドキュメントは、2004年2月5日の W3C 特許ポリシーの元で活動しているグループによって作成された。W3C は、グループの成果物に関連して行われた全ての特許開示の公開リストを保持している。そのページには特許を開示するための説明も含まれている。個人が Essential Claim(s) を含むと信じている特許を実際に知っている個人は、W3C 特許ポリシーの第6項に従って情報を開示しなければならない。

このドキュメントは、2015年9月1日の W3C プロセス文書によって管理されている。


目次


前書き

このドキュメント、– UAAG 2.0 Reference:User Agent Accessibility Guidelines 2.0 の説明、例及びリソース – は、User Agent Accessibility Guidelines (UAAG) 2.0 の補足ドキュメントである。

UAAG 2.0 は、アクセシビリティの障壁を下げるための3つのガイダンス、全体の原則、一般的なガイドライン及びテスト可能な達成基準を提供する。原則、ガイドライン及び達成基準は規定であり、ユーザーエージェントの開発者が、UAAG 2.0 への適合を主張するために、それらに従う必要があることを意味する。

UAAG 2.0 Reference は規定ではない。説明の意図、異なるユーザー シチュエーションでの基準の適用例及びリソースへのリンクを包含する、各達成基準の詳細を提供する。また、適合性のレベル、ユーザー エージェントの定義、UAAG 2.0 及び WCAG 2.0 要件との関係性及びユーザー エージェントとウェブ オーサリングの役割についての詳細を含む。

適合レベル

ユーザー エージェントは、レベル A(最小)、AA(推奨)、AAA(拡張)の3つの適合レベルのいずれかで UAAG 2.0 に適合できる。UAAG 2.0 適合の3つのレベルは、個々の達成基準(すなわち、特定の要件)の対応するレベル指定(A、AA 又は AAA)に基づいている。ユーザー エージェントは、そのレベルの達成基準およびその下のレベルを満たすことによって、あるレベルに適合することができる。

UAAG 2.0 には、環境設定を介して管理できる多くのオプションがある。

個々の達成基準のレベル指定は、ユーザー エージェントの実装の難しさに伴う障害者のニーズのバランスをとる。各達成基準のレベルを決定する際に考慮された特定の要因は、ユーザーへの影響の重大度、他の障害者を含む他のユーザーの不都合、現在の実装、実施の困難さ、ユーザー エージェントへの変更の範囲を包含する。一般的に、以下である。

個々の達成基準のレベル指定は、全ての障害及び全てのユーザー エージェントを考慮した全体的な状況に基づいている。様々な障害やユーザー エージェントのために、レベル指定が特定の状況に一致しないことがある。最高レベル(AAA)に適合するユーザー エージェントであっても、全てのタイプ、程度又は障害の組み合わせを持つ個人がアクセスできない場合がある。

レベルの使用

ユーザー エージェントの開発者は、次のレベルを使用してもよい。

「適用対象」の使用

様々な UAAG 2.0 の達成基準は、ユーザーエージェントの異なる部分に適用される。この適用性は、各達成基準の規範的な表現の一部だが、理解を容易にするために、この(規定の)ドキュメントは、各達成基準に以下の「適用対象」タグの1つ以上を提供する。

UA ユーザー インターフェース

達成基準が、UA ユーザー インターフェースに適用可能な場合。

コンテンツ ユーザー インターフェース

達成基準が、コンテンツ ユーザー インターフェースに適用可能な場合。コンテンツ ユーザー インターフェースの定義には、レンダリングされたコンテンツが包含されることに注意されたい。

プラットフォーム アクセシビリティ サービスとの通信

達成基準が、1つ以上のプラットフォーム アクセシビリティ サービスとのプログラムの通信に適用される場合。

構成設定

達成基準が、(例えば、ユーザーが機能をオン又はオフにできるようにするなど)特定の構成設定の存在を要求する場合や達成基準が構成設定に関連する場合。一部のプラットフォームでは、構成設定はプリファレンス設定と呼ばれる。

構成設定(オプション)

達成基準が機能を必要とするが、機能を常にオンにするか、構成設定によって制御できるかどうかを開発者が決定できるようにする。

ユーザー エージェントの定義

ユーザー エージェントは、ウェブ コンテンツとのエンドユーザーのインタラクションを取得、レンダリング及び容易にするソフトウェアである。詳細は、ユーザー エージェントの用語集の定義を見よ。

よく知られたユーザー エージェントは、ブラウザである。時間ベースのメディアに対してのみこれらの機能を実行するメディア プレーヤーも、ユーザー エージェントである。ウェブ アプリケーション及びウェブ コンテンツをレンダリングする一部のモバイル アプリも、ユーザー エージェントである。

ユーザー エージェントに包含されるオーサリング ツールの機能の情報は、Relationship to the Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) 2.0 を見よ。ウェブ アプリケーションとウェブ コンテンツの違いについての情報は、Relationship to the Web Content Accessibility Guidelines を見よ。

ウェブ オーサリングにおけるユーザー エージェントの役割

以下は、ユーザー エージェントが、ウェブ コンテンツのオーサリング及び UAAG 2.0 と ATAG 2.0 との関係において、一般的に関与するいくつかの方法のリストである。

  1. プレビュー ツール:制作者はしばしば、コンテンツがどのように表示されるか、どのように操作するかをテストするために、ユーザー エージェントで作業をプレビューする。ATAG 2.0 は、プレビューが既存のユーザー エージェントに実装されている場合の特別な例外を包含するため、この場合、ユーザー エージェント開発者に追加の要件はない。
  2. チェック ツール:制作者はしばしば、オーサリング中に(例えば、HTML 妥当性、JavaScript エラーなど)ユーザー エージェントのエラー パネルを使用する。ATAG 2.0 パート A が適用されるが、UAAG 2.0 達成基準を超える追加のアクセシビリティ要件は包含されなくてもよい。ユーザー エージェントに「アクセシビリティ チェッカー」が包含されている場合、開発者は、ATAG 2.0 パート B のチェッカー実装ガイダンスを参照するべきである。
  3. 編集モード:一部のユーザー エージェントは、ユーザーが、ウェブ コンテンツに対する変更の編集及び保存ができ、他のユーザーの体験を変更するモードが包含されている。このモードでは、ユーザー エージェントは、オーサリング ツールとして機能し、ATAG 2.0 の全てが適用される。
  4. 自動的なコンテンツの変更:一部のユーザーエージェントまたはプラグインは、レンダリングされる前に取得されたウェブ コンテンツを自動的に変更できる。この機能は、これは、他のユーザーの体験ではなく、ユーザー自身の体験が変更されるので、オーサリング ツールとはみなされない。
  5. ウェブ ベースのオーサリング ツールのためのプラットフォームを提供する:多くのウェブ アプリケーションは、オーサリング ツールとして機能し、(例えば、テキスト入力の取り消し、オーサリング ツールのユーザー インターフェースのフォント サイズの調整など)ユーザー エージェント機能を利用して機能を提供する。ユーザー エージェントの開発者は、ウェブベースのオーサリング ツールがユーザー エージェントの機能に依存する方法を理解するために、ATAG 2.0 を参照するべきである。

UAAG 2.0 のガイドライン

UAAG 2.0 適合の適用可能性の注:

適合性適合性ノートは、これらのガイドラインの達成基準の多くに広く適用される規定の条件のリストである。一般的に、このノートは、特定の状況下で達成基準がどのように適用されるかを明確にする。

  1. 取得されたコンテンツのみ:UAAG 2.0 の達成基準は、ユーザー エージェントによって取得されたウェブ コンテンツにのみ適用される(例えば、ユーザー エージェントがオンデマンドで video 要素のコンテンツを取得して帯域幅を節約する場合、そのビデオコンテンツに関連付けられたキャプションは、ビデオが検索されるまで 2.4.5 に従って検索可能である必要はない)。
  2. 現在のコンテンツのみ:任意の時点で、UAAG 2.0 の達成基準は、非表示または削除されていないウェブ コンテンツにのみ適用される(例えば、1.8.16 で作成されたブックマークは、それが参照するコンテンツが非表示または除去されるともはや操作できない)。
  3. 認識されたコンテンツのみ:UAAG 2.0 の達成基準は、ユーザー エージェントによって認識できるウェブ コンテンツとその動作にのみ適用される。
  4. オプションの設定:UAAG 2.0 を通して、必要な全ての振る舞いは、達成基準が明示的に別途指示しない限り、オプションの環境設定として提供できる。例えば、達成基準が前景テキストと背景との間に高いコントラストを必要とする場合、ユーザー エージェントは低いコントラストで選択肢を提供することもできる。デフォルトのオプションとして必要な振る舞いを持つことが好ましいが、達成基準には別の方法が明示されていなければ、その必要はない。
  5. RFC 2119 言語は使用しない:UAAG 2.0 は相互運用可能な仕様ではないため、 RFC 2119 言語(must、may、should)を使用しない。これらの用語が時々現れるとしても、RFC 2119 の意味ではない。
  6. 達成基準の同時満足度:ユーザーは同時に、UAAG 2.0 によって必要とされる全ての動作にアクセスできる(たとえば、ユーザーが 1.8.8 ごとにビューポートのサイズを変更すると、1.8.6 ごとにコンテンツがリフローされる)。
  7. 垂直レイアウト言語:ユーザー エージェントが垂直レイアウト言語(例えばモンゴル語、ハン)をレンダリングするとき、通常は水平レンダリングに関連する達成基準を垂直レンダリングに適用するべきである。
  8. アドオン(拡張機能とプラグイン):達成基準は、ユーザー エージェント単独で、またはアドオンと組み合わせて、次のような条件を満たすことができる。
    1. ユーザーが発見可能である
    2. ユーザーに余分なコストがかからない
    3. 簡単にインストールできる(つまり、設定ファイル、データベース、レジストリエントリの専門知識や編集を必要としない)
    UAAG 2.0 準拠クレームのコンポーネントを見よ。
  9. オペレーティング システムまたはプラットフォームとの関係:ユーザー エージェントは、全ての振る舞いを実装する必要はない。必要な振る舞いは、プラットフォーム、ユーザー エージェント、ユーザー エージェントアドオン、または潜在的に他のレイヤーによって提供できる。適合性要求に列挙されている限り、全て許容できる。
  10. プラットフォームの制限:プラットフォーム(ハードウェア又はオペレーティング システム)が特定の UAAG 2.0 達成基準に必要な機能をサポートしていない場合、UAAG 2.0 適合要求のコンポーネント #8を見よ。
  11. テキスト設定のオーサライド設定:ガイドライン 1.4 の達成基準は全て、制作者が指定したテキストの特性を上書きし、ユーザー エージェントのデフォルトを上書きできる。

原則 1:ユーザー インターフェースとレンダリングされたコンテンツが認識可能であることを保証する

ガイドライン 1.1 の参考文献 - 代替コンテンツへのアクセスを提供する [ガイドライン 1.1]

要約:ユーザーは、代替コンテンツが存在することを示す(1.1.2)インジケーター又は非テキストコンテンツを置き換える(1.1.3)プレースホルダで使用可能な任意のタイプの代替コンテンツ(1.1.1)をレンダリングすることを選択できる。ユーザーが、デフォルトで表示される(1.1.5)、例えば alt テキストなど、1つ以上の代替を選択できることを推奨される。キャプション テキストや手話の代替は、ビデオ及びコントロールを隠すことができず(1.1.4)、ユーザーはテキスト(1.1.6)、メディア代替のサイズと位置(1.1.7)を設定できることが推奨される。

1.1.1 代替コンテンツのレンダリング:

ユーザーは、コンテンツ要素に存在する任意のタイプの認識された代替コンテンツのレンダリングを選択できる。(レベル A)

  • ユーザー エージェントは、代替コンテンツが元のコンテンツ要素を置換または補完するのかをユーザーが選択できるようにすることが推奨される。
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース構成設定(オプション)

一般的な実装対象:

ブラウザ、メディア プレーヤー、プラグイン、(例えば、longdesc をレンダリングするなど)アドオン

達成基準 1.1.1 の意図:

障害のあるユーザーは、特定のコンテンツ要素を見つけることで、(例えば、コントラストが高い画像など)物理的な痛み又は(例えば、外傷後ストレス障害を引き起こす画像など)苦痛、その要素のサイズが、(スクロールしたり、視線をずらしたり、ポインターを一定の距離以上動かすことが困難にするため)ページを使いづらくすることがある。このような場合、ユーザーはその要素を隠すか、代替コンテンツ又はプレースホルダーで置き換える必要がある。他のユーザーは、(例えば、ユーザーの視覚に対してコントラストがとても低い画像など)特定の要素を単純に利用できない。このような場合、ユーザーは、(例えば、alt のテキストや longdesc など)制作者が提供する代替コンテンツ又は(例えば、ファイル名など)最小限のプレースホルダーにアクセスできる必要がある。

障害のあるユーザーは、代替言語又は(例えば、解説動画など)音声トラックが必要である。ユーザーは、制作者が多くの代替を提供しているとき、(例えば、自身の言語のキャプション トラックなど)アクセシビリティのニーズを満たす手順を選択する機能が必要である。

注:ユーザーが、(例えば、ブラウザーが HTML 背景画像のクリック又はキーボードによるフォーカスの移動をサポートしていない場合など)コマンドを実行するために要素を直接選定又は選択できない場合、ユーザー エージェントは、この機能の代替ユーザー インターフェイスを提供しなければならない。

達成基準 1.1.1 の例:
  • Rodney はロービジョンで、ウェブ ページ上のいくつかの画像を見ることが耐えられないことを知っている。彼は、右クリック又は Tab キーを押してフォーカスを移動し、要素のコンテキスト メニューからコマンドを選択することで、前景画像を非表示にできる。しかしながら、ブラウザーは背景画像の右クリック又はナビゲートを許可しない。したがって、全ての背景画像を非表示にしたり、現在のサイトで背景画像を非表示にするためのユーザー設定を提供する。
  • Carly は反復運動過多損傷(Repetitive strain injury)で、音声認識を使用してコンピュータとコミュニケーションは音声認識を使用する。彼女はパラリーガルで、しばしば、頭字語としてレンダリングされる用語について長いドキュメントを検索する必要がある。完全な用語は、発話が容易であり、よく認識されるので、頭字語ではなく検索ボックスには完全な用語を話すほうが彼女にとってはしばしば簡単であり、これにより、誤認識を増加させる頭字語にる煩わしさを軽減し、彼女の語彙を保つことを可能にする。彼女は検索する前に、全ての頭字語と略語を自動的に展開するブラウザの設定を選択する。
  • Laura は視力を損なっており、容易に認識するのを助けるために単語の形状を使用する。最初の文字のみを大文字にして書かれた見知った文字列より、一見したところ無作為な大文字の文字列を読むことは彼女にとってより困難なので、彼女は、全ての略語を展開した文字列に置き換えるようにプリファレンス設定を変更する。
  • Betty は聴覚処理の問題を抱えている。彼女はいくつかのキャプションとオーディオ トラックのある映画を見ている。彼女は、利用可能なトラックを決定するためにメニューを立ち上げ、彼女が理解できるトラックが見つかるまでオーディオ トラックを切り替える。彼女はまた、キャプション トラックを選択してオーディオを強化する。
  • Marka は失明している。彼女は講義のビデオを聞いている。教授は化学実験を実演しており、ビデオの重要な部分の間は話していない。Marka は教授が何を実演しているのか見ることができないので、利用可能なトラックのメニューを表示し、利用可能なオーディオ ディスクリプションのトラックがあることを発見する。Marka は解説トラックを選択し、後ろにスキップして、実験の解説を聞く。
  • Gorges は、深刻な難聴を抱えている。彼は、最新の映画を楽しんでおり、人気映画をストリーミングするウェブサービスに加入している。彼は、英語を話すが、映画の中の全てスラングを理解していない。彼は、映画を一時停止し、キャプション トラックのメニューを選択し、スペイン語のキャプション トラックを見つける。彼は、スペイン語のキャプションで映画の残りの部分を見る。
達成基準 1.1.1 に関連するリソース:

1.1.2 レンダリングされていない代替コンテンツの提示:

ユーザーは、認識されたレンダリングされていない代替コンテンツが存在するとき、レンダリングされたコンテンツと一緒に表示するようにインジケーターを指定できる。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

ブラウザー、メディア プレーヤー、プラグイン、アドオン

達成基準 1.1.2 の意図:

ユーザーは、製作者が、ユーザーにレンダリングするかどうかを決定できる関心を持つかもしれない代替のウェブ コンテンツを提供したとき、容易に発見できるようにさせる必要がある。(達成基準 1.1.1 を見よ)。インジケーターのタイプは規定されてないが、達成基準は、代替のあるレンダリングされたコンテンツと伴に、インジケーターを配置することを要求する。これは、ドキュメント内のどのコンテンツに代替があるのかを明確に識別しないステータス バーなどのインジケーターを除外する。適切なインジケーターは、アウトライン、隣接アイコン及び隣接リンクを包含する。ユーザー エージェントの他の機能と同様に、(例えば、キーボード アクセス可能、代替テキスト、ズーム可能など)インジケーター自体はアクセス可能でなければならない。

達成基準 1.1.2 の例:
  • Chris は色覚障害である。彼は、スクリーン リーダーやその他の支援技術を使用していないが、制作者が、(例えば、ラベル行に)意味を伝えるために色だけを使った図を解釈することが困難な場合がある。したがって、Chris は、制作者が提供する場合、長い説明を読むことを好む。長い説明が利用な場合、自分自身に知らせるために、Chris は、長い説明のある任意の画像に隣接する「説明」リンクをブラウザーに設定する。Chris は、新しいブラウザー ペインで長い説明を開くリンクをクリックする。
  • Aosa は失明している。合成音声を使用してウェブ ページをレンダリングするとき、ユーザー エージェントは、読み上げている単語が頭字語であることを示すために可聴音を生成し、Aosa は展開して聞くために * キーを押すことができる。読んでいるフレーズが、画像の alt テキストであるとき、他のトーンは、Aosa が長い説明を聞くために + を押すことができることを示している。
  • Brin はデフである。彼女が使用しているビデオ プレーヤーは、キャプションが利用できることを示すために、再生中のビデオの下にボタンを表示する。彼女はビデオを理解できるよう、キャプションを切り替えるためにボタンをクリックする。彼女の携帯電話では、Brin はビデオにタッチし、「display caption」コントロールを包含するコントロールを表示する。
達成基準 1.1.2 に関連するリソース:
  • "HTML5 Image Description Extension (longdesc)" (http://www.w3.org/TR/html-longdesc/#longdesc)
  • "User Agents and longdesc Discoverability" (http://www.d.umn.edu/~lcarlson/research/ld-ua.html)

1.1.3 非テキスト コンテンツの置換:

ユーザーは、明示的に非テキストコンテンツのレンダリングを要求する時まで、認識された非テキスト コンテンツではなく、認識されたテキストの代替コンテンツを組み込むプレースホルダを要求できる。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

ブラウザー、メディア プレーヤー

達成基準 1.1.3 の意図:

ユーザーは、様々な理由で画像を非表示することを望むかもしれない。認知症画のある一部のユーザーは、ひどく気を散らされるものを避けるために、画像の非表示を望むかもしれない。視覚障害のある人は、(コントラストの高いものなど)痛みを伴うものを避けるために、画像を隠すことを望むかもしれない。他のユーザーは、画像から視覚的な差異の識別、理解または他の利益を得ることいができないので、画像を代替コンテンツに置き換えることを望むかもしれない。動作や器用さに障害のある一部のユーザーは、スクロールの量を減らすために画像を代替コンテンツに置き換えることを望むかもしれないし、注意欠陥障害のある一部のユーザーは、可能な限りスクリーン上に多くの情報を保持するために、同じことを望むかもしれない。

達成基準 1.1.3 の例:
  • Tyler は、学習障害があり、画像はとても気を散らす。彼は、画像の代わりに代替テキストを常に表示するようにブラウザーの設定を行う。
  • Ben はロービジョンであり、テキストを読むには非常に大きなフォントを使用する必要がある。彼の携帯端末では、ページを拡大すると画像が大きくなりすぎて、画面のスペースを使いすぎ、必要以上のスクロールを必要とする。彼は、(可能な場合)全ての画像をテキストとしてレンダリングし、失った画像のスペースに、テキストがスムーズにを流すことができるようにページをリフローするの設定を行う。
  • Lee は、テキストがぼやけるロービジョンである。彼女は、彼女が読んでいるウィンドウの下にあるささいな「にじみ」を表示する透明効果が、読み難いテキストを作っていることを発見した。彼女は、制作者がウェブ ページ又はアプリケーションに書き込んだであろう全ての背景画像と透明効果を非表示にする設定を行う。
  • James は、テキストに関係のない気を散らすものからクリアーとなったテキストを必要とする失読症である。彼は、背景画像を読み込まないようにユーザー エージェントの設定をする。彼がウェブ ページをナビゲートするとき、James は、読む場合に画像が干渉することなく、ウェブ ページからテキストのみ得る。
  • Sasha は、文字の形状を区別できるように高いコントラストが必要である。彼女は、常に背景画像をオフにするブラウザーの設定を行い、背景の変化なしにテキストはクリアーに見ることができる。
  • Matilda は、高いコントラストの色に痛みを感じており、低いコントラストの文字色と背景色を求めている。彼女は、オペレーティング システムのデフォルトの文字色と背景色を設定し、ブラウザーは、ウェブ ページの文字色と背景色にデフォルトの設定を引き取り、使用する。
  • Betty は、ロー ビジョンのユーザーで、テキストが背景画像上に表示されているとき、モバイル デバイスのテキストを読むのが困難である。ユーザー定義のスタイル シートを使用して、彼女は、ブラウザがレンダリングした全ての背景画像を無効にできる。
達成基準 1.1.3 に関連するリソース:

1.1.4 時間ベースのメディアの代替コンテンツの明確な表示を容易にする:

時間ベースのメディア(例えばキャプション、手話のビデオなど)に対応する認識された画面上の代替コンテンツは、以下である。(レベル A)

  • コントロールを見えなくしてはいけない:時間ベースのメディアの代替を表示しても、主要な時間ベースのメディアに対する認識されたコントロールを見えなくしてはいけない。
  • プライマリメディアを見えなくしてはいけない:ユーザーは、時間ベースのメディアの代替を表示しても、プライマリの時間ベースのメディアを見えなくしてはいけない。
  • :使用可能な画面領域によっては、この要件を満たすためにプライマリの時間ベースのメディアの表示を縮小する必要がある。
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

メディア プレーヤー、ウェブベースのメディア プレーヤー

達成基準 1.1.4 の意図:

ビデオやオーディオの代替メディア トラックを必要とするか、又は利益を得ることができるユーザーは、それらのトラックのデフォルトや制作者による位置とサイズが使用可能であると気が付かないかもしれない。ユーザーが、(例えばキャプションなど)表示された代替メディア トラックを移動及びスケーリングすることを可能にすることで、表示されたコンテンツを、ユーザーのニーズを満たすように配置とサイズ設定することが可能になる。

達成基準 1.1.4 の例:
  • Justin はロー ビジョンで、教育用のビデオを聞くのが難しい、騒がしい環境で働いている。視聴可能なサイズにキャプションのテキストを拡大すると、ビデオ画像のほとんどが遮られる。この解決のために、彼は、キャプションがビデオ画像を遮らないように、ビデオ画像の下に位置する別ウィンドウにキャプション トラックを表示するオプションを選択する。
  • Jaime はデフであり、オンライン大学のコースを受講している。彼女は、ASL がオンライン メディアで利用可能な場合、ASL を好む。彼女が受講しているコースは、録画された講義にキャプション及び手話のアバターを提供している。アバター ウィンドウのデフォルト サイズは小さく、手話を理解するのが困難である。アバターはまた、講義ビデオの重要な部分にオーバーレイする。Jaime は、ビデオからアバターをドラッグし、それを拡大して、同じ大きさにしている。(訳者注:ASL = American Sign Language)
  • Jaime はデフであり、常に携帯電話でキャプションを表示することを好む。彼女は、クローズド キャプションをオンにする電話のグローバル設定を行っている。電話に表示される全てのビデオは、自動的にキャプションを表示する。
達成基準 1.1.4 に関連するリソース:

1.1.5 設定可能な代替コンテンツのデフォルトを提供する:

ユーザーは、時間ベースのメディアを包含する、非テキスト コンテンツの各タイプについて、デフォルトでレンダリングする代替コンテンツのタイプを指定できる。(レベル AA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

ブラウザー、メディア プレーヤー、プラグイン、アドオン

達成基準 1.1.5 の意図:

ユーザー エージェントがそれを必要とするユーザーにレンダリングしない場合、代替コンテンツは無駄になる。デフォルトの代替コンテンツを、新しいページを訪れる毎にレンダリングのオプションを変更するのは、ユーザーにとって理不尽な負担となるので、グルーバル設定である。

達成基準 1.1.5 の例:
  • Sally はロービジョンである。ブラウザーの環境設定ダイアログボックスで、Sally は、画像の代わりに代替テキストを表示するよう指定し、ドキュメントのリフローは、断ち切られるのではなく代替テキスト全体を表示できるようにする。
  • Ben はロービジョンである。ブラウザーの環境設定ダイアログボックスで、彼は、ビデオの代わりにトランスクリプトなど、埋め込みオブジェクトの代替(「フォールバック」)コンテンツの表示を常に選択する。
  • Ben はロービジョンで、携帯電話のブラウザを「ズーム」し、テキストを読むことができる状態にしている。画像は拡大したときブロックノイズを発生するので、代替テキストを好んでいる。携帯の設定ダイアログボックスで、彼は、代替(「フォールバック」)コンテンツを常に表示し、画像のプレースホルダーなしにページをリフローにすることを選択する。これはスクリーンのスペースを節約し、スクロールの量を減少させる。
  • Brin はデフである。彼女は、ビデオとオーディオ コンテンツの全てのキャプションの表示をオンにするメニュー項目を切り替える。
達成基準 1.1.5 に関連するリソース:

1.1.6 時間ベースのメディア キャプションに設定可能なテキストを使用する:

時間ベースのメディア(例えば、キャプション、手話ビデオなど)のための認識された画面上の代替コンテンツの場合、ユーザーは、1.4.1 に適合して、時間ベースのメディアの代替(例えば、キャプション)内で認識されたテキストを設定できる。(レベル AA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

メディア プレーヤー、ウェブベースのメディア プレーヤー

達成基準 1.1.6 の意図:

ビデオ又はオーディオの代替メディア トラックを必要とするか利益を受けるユーザーは、その構成が原因で、代替メディア トラック内に表示される認識されたテキストを利用できないと気づくかもしれない。ユーザーが(例えば、キャプションのフォントや色の変更するなど)代替メディア トラックを構成できるように許可することで、ユーザーのニーズを満たすようにある程度はコンテンツを表示できる。

達成基準 1.1.6 の例:
  • Ben は、疲労するにつれ、一日を通して悪化するロービジョンである。彼は、フォントサイズを変更することができるように構成への一回のタッチでアクセスすることを可能にする携帯電話上のフローティング コントロールを保持している。フローティング コントロールは、スクリーン上で簡単に移動でき、他のコントールとは異なり、数秒待機した後で半透明になる。
達成基準 1.1.6 に関連するリソース:

1.1.7 時間ベースのメディアの代替のサイズ変更と再配置を許可する:

ユーザーは、以下のように、時間ベースのメディア(例えば、キャプション、手話ビデオなど)のための認識された代替コンテンツを設定できる。(レベル AAA)

  • サイズ変更:ユーザーは、時間ベースメディアの代替コンテンツのサイズを、トップレベルのビューポートにおけるサイズの少なくとも 50% に変更できる。
  • 再配置:ユーザーは、時間ベースのメディアの代替コンテンツを、次の二つ以上に再配置できる。上、下、右、左及び主要な時間ベースのメディアの重複。
  • 注1:使用可能な画面領域によっては、この要件を満たすために、主な時間ベースのメディアの表示を縮小するか隠す必要がある。
  • 注2:インプリメンテーションでは、別のビューポートに時間ベースのメディアの代替コンテンツを表示する必要があるが、これは必須ではない。
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

メディア プレーヤー、ウェブベースのメディア プレーヤー

達成基準 1.1.7 の意図:

ユーザーは、それらの間のスキャニングを減少させるために、メイン メディアの一部の最も重要なすぐ近くに代替を再配置できる。例えば、ビデオの上部にオンスクリーンのテキストが頻繁に包含される場合、キャプションはビデオの上にあると読みやすくなるだろう。

達成基準 1.1.7 の例:
  • Maximilian は難聴で、キャプションの使用を好む。彼は、見ているものに応じてキャプションの位置を調整する。上部に統計情報を表示するダッシュボードでスポーツ イベントを観る時、彼は、キャプションが統計情報に近いので、上部のすぐ上にキャプションを配置する。しかしながら、映画を観るとき、彼は、下部の近くにビデオのフレームが重なるようにキャプションを配置する。彼は、下部に沿っているストック チッカーで金融ニュースを見るとき、彼はチッカーのすぐ下にキャプションを移動する。
  • Raymond は機能的な手(functioning hand)をしている。彼は、タブレットを保持するために使用している手が覆わないように、キャプションを配置する。
  • Tom はデフである。Tom が広いアスペクトのスクリーン又はモバイル デバイスのランドスケープ モードで狭いアスペクトのビデオを見るとき、彼は、脇に手話の解説を表示するウィンドウを移動するので、解説が邪魔になることなくプライマリ ビデオがスクリーンの高さ全体を占めることができる。
達成基準 1.1.7 に関連するリソース:
  • None

ガイドライン 1.2 の参考文献 - 不足しているコンテンツを修復する [ガイドライン 1.2]

要約:ユーザーは、制作者がそれを提供しなかったとき、有用な代替コンテンツを要求できる。例えば、欠落又は空の代替テキストの代わりにメタデータを表示する(1.2.1)。ユーザーは、フィールド ラベル、表見出しまたはセクション見出し(1.2.2)などの欠落した構造情報を予測するためにブラウザーに依頼できる。

1.2.1 支援技術による修復のサポート:

非テキスト コンテンツの代替テキストが欠落または空である場合、ユーザー エージェントは、支援技術(例えば画像ファイル名)で使用可能なテキスト値を代替テキストで修復を試みない。(レベル AA)

適用対象:

プラットフォーム アクセシビリティ サービスとの通信

一般的な実装対象:

ブラウザー、プラグイン

達成基準 1.2.1 の意図:

代替コンテンツが見つからないとき、ファイル名などのメタデータにアクセスすることはユーザーに役立つが、それは見つからない代替テキストの修復テキストの代用ではない。メタデータは、元のドキュメントに対して適切に作成されたコンテンツほど有益ではないため、ユーザー エージェントは、修復を試みる支援技術に干渉するべきではない。支援技術は、ユーザー エージェントが提供できる修復したテキストのいずれの部分よりも有益な情報をユーザーに提供できる。したがって、支援技術が、修復の必要な非テキスト コンテンツに関するできるだけ多くの情報にアクセスでき、著者が提供する代替テキストが利用できないことを知らせることもまた重要である。ユーザー エージェントは、修復の必要な非テキスト コンテンツに利用可能なメタデータを支援技術に提供するが、支援技術が著者提供の代替テキストを間違えるような方法で修復したテキストを代用するべきではない。

これは、(例えば)画像のメタデータが、現在のページで使用されている方法と一致しないときの問題を回避するためである。これにより、スクリーン リーダーは、ここでの画像の使用を知っているページの作成者が提供するメタデータと、ずっと以前のソースからタグ付けしたメタデータを区別できる。例えば、John は、「選択済み」のチェック マークの画像を使用するウェブ ページを作成している。彼は、埋め込まれた IPTC の TITLE 属性が「あなたは勝者です!」と述べることに気が付かず、他のサイトから PNG ファイルを取得する。John は、画像に代替テキストを設定することにしているが、彼が忘れた場合、「画像、あなたは勝者です!」と述べる不適切なメタデータの代用を使用するユーザー エージェントよりも、スクリーン リーダーが「画像、不明」と述べるがよい。

達成基準 1.2.1 の例:
  • Ray は全盲であり、画像の代替テキストが重要である。スクリーン リーダーがウェブ ページを読み込んで画像を検出したとき、それは代替テキストをユーザー エージェントに要求する。ユーザー エージェントが代替テキストを利用できないと報告した場合、スクリーン リーダーは、画像、元のファイル名及びダウンロードした画像ファイルのパスに関連する title 属性を取得するために DOM へアクセスする。支援技術のスクリーン リーダー ソフトウェアは、代替テキストのない画像が存在することを Ray に伝えることができ、最もふさわしいと見なすか Ray が好みで選択した値を彼に提供し、画像の性質又は目的に関する彼自身の判断ができる他の値を彼に聞かせるコマンドを提供する。
達成基準 1.2.1 に関連するリソース:
  • なし

ガイドライン 1.3 の参考文献 - 選択、キーボード フォーカス、有効な要素、訪問済みリンクのハイライト表示の提供 [ガイドライン 1.2]

要約:ユーザーは、選択したアイテム、フォーカスしたアイテム及び有効化されたアイテム、少なくとも前景と背景色、境界の色と太さを包含するハイライト オプションの選択を伴う(1.3.2)、直近に訪問したリンクを視覚的に区別できる(1.3.1)。

1.3.1 識別可能な強調表示:

ユーザーは、制作者が指定した値を上書きして、次のタイプのコンテンツを一意に強調表示できる。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

オペレーティング システム、ブラウザー、プラグイン、アドオン

達成基準 1.3.1 の意図:

ユーザーは、インタラクトできるウェブ コンテンツを容易に発見できる必要がある。これを行うある効果的な方法は、有効な要素と(最近訪問したリンクを包含する)リンクをハイライトすることである。ハイライトされたセクションとコンテンツのフォーカスによって、キーボード、ジェスチャー及び音声入力を使用する人々は、それらが動作している場所を知ることができる。一部のページでは、大量の他のコンテンツの中でコントロールを識別することが困難であるか、コントロールを他のコンテンツと区別するためにスタイルを設定するのが困難である。これは、視覚障害のある人にとっては特に困難で、微妙な視覚的な違いを区別することはできないだろう。一部の認知傷害のある人は、類似又は非標準的な外見をした項目を区別が困難である。これらの項目を視覚的に区別することで、これらのグループがページを調べるために必要な時間又はコマンドの数を減らすことができる。

  • 注 1:これらの必要なカテゴリーに加えて、ユーザー エージェントはまた、アクティブなウィンドウ内で前後関係又は類似している時でも、ユーザーがアクティブなビューポートをハイライトできることを推奨する。これにより、ユーザーはアクティブなフォーカスの視覚的に見つけやすくなる。
  • 注 2:プラットフォームの規則では、非アクティブなビューポート内のキーボード フォーカスが非アクティブなカーソルによって視覚的に示されるかどうかが決まる。
  • 注 3:訪問済みリンクと未訪問リンクの定義は、ユーザー エージェントに任される。訪問済みリンクは、現在のセッション中又はブラウザーの履歴にリンクできる。
達成基準 1.3.1 の例:
  • Jerry はロービジョンである。彼は、訪問済みリンクの色を上書きするカスケーディング スタイル シート(CSS)を使用するウェブサイトに行く。彼は、どのリンクが未調査なのかを知りたい。ユーザー エージェントは、制作者が選択したリンク色の上書きを設定するダイアログ ボックスを提供する。Jerry は、これらを上書きするためにダイアログ ボックスを使用し、訪問済みリンクを表示する。
  • Jerry はロービジョンである。彼は、コンテンツ フォーカスの輪線を削除するスタイルのあるウェブサイトに行く。ユーザー エージェントは、著者によるフォーカスの輪線の宣言を上書きを設定するダイアログ ボックスを提供する。Jerry は、コンテンツ フォーカスの輪線を表示させるダイアログ ボックスを使用し、フォーカスがページ上のどこに在るのかを知ることができる。
  • Binh は、ページ上のボタンやリンクを見つけることができないとき、簡単に挫折する。これは、彼が使用している標準的な表現でないボタンやリンクのときに起きる。ユーザー エージェントは、制作者が選択したリンクの色の上書きを設定するダイアログ ボックスを提供する。Binh は、全てのリンクを明るい紫にするオプションをオンに、ボタンを明るい紫に描画して、彼はページを容易にスキャンでき、彼が探している項目を発見できる。
  • George は、手の使用に制限があり、携帯電話は特別なジェスチャーを使用する。彼は、ページ上のどの要素にフォーカスがあるのかを知るために、目に見えるフォーカス インジケータを望んでおり、ジェスチャで携帯電話を使用するとき、彼は、どの要素がアクティブになるのかを知る。
  • Aosa は全盲である。合成音声を使用してウェブ ページをレンダリングするとき、ユーザー エージェントは、読んでいる単語が頭字語であり、Aosa が、展開して聞くために * キーを押すことができることを知らせる可聴音を生成する。読んでいるフレーズが、画像の代替テキストであるとき、他の音は、Aosa が、長い解説を聞くために + キーを押すことができることを示す。
  • Brin はデフである。彼女が使用しているビデオ プレーヤーは、再生しているビデオの真下に、キャプションが利用可能であることを示すボタンを表示する。彼女は、ビデオを理解できるようにキャプションをオンにするためボタンをクリックする。彼女の携帯電話では、Brin は、ビデオをタッチし、「ディスプレイ キャプション」コントロールが包含されているコントロールを表示する。
達成基準 1.3.1 に関連するリソース:

1.3.2 ハイライト オプション:

ユーザーは、制作者が指定した値を上書きし、選択したハイライトの次の特性を全て設定できる。(レベル AA)

  • 前景色
  • 背景色
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

オペレーティング システム、ブラウザー

達成基準 1.3.2 の意図:

ロービジョンのユーザーと一部の認知障害のあるユーザーは、彼らの個々のニーズを満たす視覚的特性のコントロールを必要とする。これらは、前景色、背景色及び(操作環境における従来の選択ユーティリティと同じ設定可能な範囲を持つ)視覚的な罫線を包含する。

達成基準 1.3.2 の例:
  • Alex はロービジョンである。彼は、ウェブ フォーム上のフィールドを区別するのが困難な場合がある。ユーザー エージェントは、ユーザーが任意の制作者の設定を上書きできるダイアログ ボックスを提供する。彼は、全てのフォームのフィールドを、黄色の背景で表示し、太い黒色の罫線で輪郭を描く選択をする。
  • Marcy は、達成したいタスクに集中し続けるのが困難な認知障害である。ユーザー エージェントは、ユーザーが任意の制作者設定を上書きすることができるダイアログ ボックスを提供する。彼女は、全てのフォームのフィールドを、黄色の背景で表示し、太い黒色の罫線で輪郭を描く選択をする。
達成基準 1.3.2 に関連するリソース:

1.3.3 アクティブなキーボード フォーカスの強調表示:

ユーザーは、制作者が指定した値を上書きし、アクティブなキーボード フォーカスの強調表示の次の特性を全て設定できる。(レベル AA)

  • 前景色
  • 背景色
  • 枠線(色、スタイル、太さ)
  • テキスト カーソルの点滅速度
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

オペレーティング システム、ブラウザー、プラグイン、アドオン

達成基準 1.3.3 の意図:

ロービジョンのユーザーと一部の認知障害のあるユーザーは、彼らの個々のニーズを満たす視覚的特性のコントロールを必要とする。これらは、前景色、背景色及び(操作環境における従来の選択ユーティリティと同じ設定可能な範囲を持つ)視覚的な罫線を包含する。

達成基準 1.3.3 の例:
  • Alex はロービジョンである。彼は、ウェブ フォーム上のフィールドを区別するのが困難な場合がある。ユーザー エージェントは、ユーザーが任意の制作者の設定を上書きできるダイアログ ボックスを提供する。彼は、全てのフォームのフィールドを、黄色の背景で表示し、太い黒色の罫線で輪郭を描く選択をする。
  • Marcy は、達成したいタスクに集中し続けるのが困難な認知障害である。ユーザー エージェントは、ユーザーが任意の制作者設定を上書きすることができるダイアログ ボックスを提供する。彼女は、全てのフォームのフィールドを、黄色の背景で表示し、太い黒色の罫線で輪郭を描く選択をする。
達成基準 1.3.3 に関連するリソース:

1.3.4 有効な要素の区別:

ユーザーは、制作者が指定した値を上書きし、有効な要素の強調表示の次の特性を全て設定できる。(レベル AA)

  • 前景色
  • 背景色
  • 枠線(色、スタイル、太さ)
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

ブラウザー、アドオン

達成基準 1.3.4 の意図:

ロービジョンのユーザーと一部の認知障害のあるユーザーは、彼らの個々のニーズを満たす視覚的特性のコントロールを必要とする。これらは、前景色、背景色及び(操作環境における従来の選択ユーティリティと同じ設定可能な範囲を持つ)視覚的な罫線を包含する。

達成基準 1.3.4 の例:
  • Alex はロービジョンである。彼は、ウェブ フォーム上のフィールドを区別するのが困難な場合がある。ユーザー エージェントは、ユーザーが任意の制作者の設定を上書きできるダイアログ ボックスを提供する。彼は、全てのフォームのフィールドを、黄色の背景で表示し、太い黒色の罫線で輪郭を描く選択をする。
  • Marcy は、達成したいタスクに集中し続けるのが困難な認知障害である。ユーザー エージェントは、ユーザーが任意の制作者設定を上書きすることができるダイアログ ボックスを提供する。彼女は、全てのフォームのフィールドを、黄色の背景で表示し、太い黒色の罫線で輪郭を描く選択をする。
達成基準 1.3.4 に関連するリソース:

1.3.5 有効な要素の区別:

ユーザーは、制作者が指定した値を上書きし、訪問済みのリンクと未訪問のリンクに対しては個別に次の特性を全て設定できる。(レベル AA)

  • 前景色
  • アンダーライン
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

ブラウザー、アドオン

達成基準 1.3.5 の意図:

ロービジョンのユーザーと一部の認知障害のあるユーザーは、彼らの個々のニーズを満たす視覚的特性のコントロールを必要とする。これらは、前景色、背景色及び(操作環境における従来の選択ユーティリティと同じ設定可能な範囲を持つ)視覚的な罫線を包含する。

達成基準 1.3.5 の例:
  • Alex はロービジョンである。彼は、ウェブ フォーム上のフィールドを区別するのが困難な場合がある。ユーザー エージェントは、ユーザーが任意の制作者の設定を上書きできるダイアログ ボックスを提供する。彼は、全てのフォームのフィールドを、黄色の背景で表示し、太い黒色の罫線で輪郭を描く選択をする。
  • Marcy は、達成したいタスクに集中し続けるのが困難な認知障害である。ユーザー エージェントは、ユーザーが任意の制作者設定を上書きすることができるダイアログ ボックスを提供する。彼女は、全てのフォームのフィールドを、黄色の背景で表示し、太い黒色の罫線で輪郭を描く選択をする。
達成基準 1.3.5 に関連するリソース:

ガイドライン 1.4 の参考文献 - テキスト設定を提供する [ガイドライン 1.4]

要約:ユーザーは、テキストの縮尺、色、スタイル、行間及びフォント ファミリーをグローバルに設定できる(1.4.1、レベル A)。ユーザー エージェントは、ユーザーが選択したプラットフォームのテキスト構成設定(1.4.5、レベル AA)、ユーザーがテキスト サイズ、色、行間、テキスト スタイル及び要素タイプのフォント ファミリーの設定(1.4.2、レベル AA)、文字間隔、行端揃えと余白のサイズをグローバルに設定(1.4.3、レベル AA)、大文字、ハイフネーションに加えてボーダーをグローバルに設定(1.4.6、レベル AAA)、設定されたテキストとリフロー テキストの印刷(1.4.4、レベル AA)を実装することを推奨される。

注1:ガイドライン 1.4 の達成基準は、ユーザー スタイルシートを介して達成できる。ユーザー スタイルシートを持たないプラットフォームは、ユーザー エージェントのメイン ユーザー インターフェース又はアドオンを介してテキスト設定をユーザーに提供する必要がある。

注2:ユーザーは、テキスト サイズとテキスト間隔に対して様々なニーズを持つ。従って、ユーザー エージェントは、ユーザーが現在のタスクのビューを調整できるように、より広い範囲の値及びより多くの増分を提供することを推奨される。

1.4.1 基本的なテキスト書式設定(グローバル):

ユーザーは、視覚的にレンダリングされたテキストコンテンツの以下の特性の全てをグローバルに設定できる。(Level A)

  • (例えば、メイン フォントに比例した見出しを保持する)保存されたサイズの特徴を持つテキスト スケール
  • 全てのプラットフォーム カラー オプションから選択するテキストの色と背景色
  • インストールされている全てのフォントから選択するフォント ファミリー
  • デフォルトの少なくとも2倍まで、少なくとも3つの値を持つ範囲から選択する行間隔
  • 下線、イタリック、太字のオン/オフで選択するテキスト スタイル
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

オペレーティング システム、ブラウザー、アドオン、ウェブベースのリーダー

達成基準 1.4.1 の意図:

障害のあるタイプのユーザーは、制作者がフォーマットしたテキストを読むのが困難である。例えば、一部のロービジョン、ディスレクシア及び関連する状態と状況にあるユーザーは、制作者によってフォーマットされたテキストを読むことができない。しかしながら、彼らは、(例えば、大文字、別のフォント、大きな間隔など)個々のニーズにカスタマイズしたフォーマットのテキストを読むことができる。一部の認知障害のあるユーザーと、ドキュメントをスクロールするために入力するコマンドの数を減らす必要があるユーザーは、(例えば、より小さな文字又は間隔など)画面上により多くの情報を合わせることを必要とするだろう。ユーザーは、必要に応じて最適な組み合わせを見つけるために、幅広いフォント サイズ、スタイル、色及び他の属性のアクセスを必要とする。プリファレンスを提供するにあたり、思い込みを避けることが重要である。例えば、一部のユーザーは、テキストを判別しやすくするためにフォント サイズを大きくし、他のユーザーは、コンテンツをスクロールする必要を減らすためにフォント サイズを小さくすることができる。

テキストの相対的なサイズは、ウェブ コンテンツの理解とナビゲートに役立つ視覚的なキューを提供する。一部のコンテンツは、例えば本文テキストより大きなフォントでない見出しなど、フォントの区別が隠されているとき、理解するのが困難又は不可能な方法で作成することができる。テキストサイズの拡大又は縮小を必要とするユーザーは、これらの視覚的なキューを保持できるのは重要である。

少なくとも、1、1.25、1.5 及び 2.0 の行間オプションを提供することを推奨する。

達成基準 1.4.1 の例:
  • Lee は色素欠乏症のロービジョンで、背景が白のとき、読むことが困難で目に痛みを覚える。彼女は、黒の背景に白のテキストへとオペレーティング システムの色を変更する。しかしながら、多くのウェブ ページは独自の色が指定されているので、どのようにページが作成されているかにかかわらず、常にシステム色(又は彼女が選択した他の色のセット)を使うように、彼女はブラウザーのユーザー設定で調節する。
  • Betty Sue は眼振のロービジョンで、小さなフォントを見続けるのが困難である。ラップトップのブラウザーは、5つのフォント サイズを提供する。しかしながら、最大のものは十分な大きさではない。ブラウザーの設定は、カスタマイズされたフォントの範囲で5つのフォント サイズを上書きするオプションを提供し、Betty Sue は、彼女に必要な特定のフォント サイズを選択できる。
  • Mike は読書障害である。ウェブサイトは、見出しにファンシーなスクリプトのフォントを使用しているため、彼が理解できない。彼は、読むことができるプレーンなフォントを選択するためにブラウザーのフォント設定を使用する。
  • Ben はロービジョンである。モバイルの設定ダイアログ ボックスでは、フォント サイズに大きなテキストを選択する。モバイル フォンの全てのアプリケーションは、大きなフォントでテキストを表示する。
  • Sebeeya はロービジョンである。彼女は、16 ポイントのパラティーノが読みやすいテキストなのを発見し、ブラウザーが、16 ポイントのパラティーノ フォントで本文を表示するように選択する。彼女は、見出しが目立ち続けるために、見出しを(例えば 24 ポイントなど)比例的に大きくする必要がある。
達成基準 1.4.1 に関連するリソース:

1.4.2 基本的なテキスト書式設定(要素別):

ユーザーは、少なくとも見出し、入力フィールド及びリンクを包含するテキスト要素タイプに対して、視覚的にレンダリングされたテキスト コンテンツの以下の特性の全てを設定できる。(Level AA)

  • テキスト サイズ(例えば、18pt)又は縮尺(例えば、150%)
  • 全てのプラットフォーム カラー オプションから選択するテキストの色と背景色
  • 少なくともインストールされている全てのフォントから選択するフォント ファミリー
  • デフォルトの少なくとも2倍まで、少なくとも3つの値を持つ範囲から選択する行間隔
  • 下線、イタリック、太字のオン/オフを選択するテキスト スタイル
  • テキスト ブロック周辺のマージン
  • 罫線
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

ブラウザー、アドオン、ウェブベース リーダー

達成基準 1.4.2 の意図:

ロービジョン、ディスレクシア及び関係する健康状態と状況の一部のユーザーは、一般的なフォーマットのテキストを読むことができない。しかしながら、彼らは、(例えば、大文字、別のフォント、大きな間隔など)個々のニーズにカスタマイズしたフォーマットのテキストを読むことができる。ユーザーは、必要に応じて最適な組み合わせを見つけるために、幅広いフォント サイズ、スタイル、色及び他の属性のアクセスを必要とする。プリファレンスを提供するにあたり、思い込みを避けることが重要である。例えば、一部のユーザーは、テキストを判別しやすくするためにフォント サイズを大きくし、他のユーザーは、コンテンツをスクロールする必要を減らすためにフォント サイズを小さくすることができる。

大きなスクリーン拡大を必要とするユーザーは、要素のタイプの外観をコントロールを必要とする。例えば、300% の拡大は、ディスプレイより大きな見出しになってしまう。ユーザーは、ウェブ コンテンツを読むことができるように、(例えば、見出し 1、見出し 2、表見出しなど)要素タイプの特性を設定できる必要がある。テキストサイズの違いがスクロール及び疲労を大幅に増加させる拡大を行うユーザーは、(表見出しを含む)見出しとグローバル設定から独立した入力フィールドなどの重要な要素を表示できる必要がある。

ロービジョンの多くのユーザーは、イタリック及び下線を読むのが困難であり、これらのスタイルをグローバルに除去できる必要がある。これは、ユーザー スタイルシートで実現できるが、ブラウザーがユーザー スタイルシートをサポートしていない場合、ブラウザーは、設定を通してこの機能を提供する必要がある。文字があまりにも隣接している場合、太文字は「にじみ」でしまい、一部の文字の読みやすさは低下する。

利用可能な場合、ユーザー スタイルシートは使用できる。ユーザーは、要素タイプの特性をコントロールできので、例えば、同じレベルの見出しは、似たような外観を持つだろう。

達成基準 1.4.2 の例:
  • Tomas はロービジョンであり、スクリーン拡大鏡を使用する。彼は、全てのテキストを同じサイズに表示するブラウザを選択し、画面に対して文字が大きくなりすぎないように、同じくらいのサイズに設定する。Tomas は、見出しを通常のテキストよりも比例的大きくしないのを選択するのは、それが画面よりも大きくなり、読めないためである。彼は、異なる見出しレベルが異なる色になるようにユーザー スタイルシートを設定する。彼は、表見出しを太文字にし、サイズを大幅に増大させることなく表のテキストを目立たせる。
  • Adele は、84 歳で、黄斑変性があり、細かな運動の問題を経験している。彼女は、メールを読んだり、ソーシャル メディア上の孫をフォローするためにモバイルのタブレットを愛用している。彼女は、エントリー フォームのテキスト エリアを選択するのが困難である。彼女の孫娘は、テキストを大きくし、タップできる範囲を広げることができるように、入力フィールドのフォント サイズ設定を立ち上げるのを助け、テキストを入力しやすくする。
  • Wade は、ロービジョンで、大きなテキスト、特別な行間、標準フォントに変換したイタリック及び読む為に背景色を弱める必要がある。ウェブ ページを読みやすくするために、Wade は、見出しの表示方法を変更するためにユーザー スタイルシートを使用する。彼は、見出しを本文よりも少し小さくし、Arial と赤色にフォントを変更し、見出しの前後に空白を追加し、見出しの上に枠線を追加する。これによって、見出しが大きくなりすぎず、ナビゲーション リンクが行間で壊れず、テキストの読みやすい量が一度に表示されるのを確保し、Wade は余分なスクロールを必要としない。見出し要素を本文と異なる外観に変更することにより、Wade は大きくすることなく見出しを簡単に区別できる。

1.4.3 テキスト ブロック(グローバル):

ユーザーは、視覚的にレンダリングされたテキスト ブロックの次の特性の全てをグローバルに設定できる。(Level AA)

  • 少なくとも5つの値を持つ範囲から選択する文字間隔
  • 行端ぞろえ(左または右、完全な行端ぞろえをオフにすることを包含する)
  • テキスト ブロック周辺のマージン
  • 罫線
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

ブラウザー、アドオン、ウェブベースのリーダー

達成基準 1.4.3 の意図:

ロービジョン、ディスレクシア及び関係する健康状態と状況の一部のユーザーは、一般的なフォーマットのテキストを読むことができない。しかしながら、彼らは、(例えば、大文字、別のフォント、大きな間隔など)個々のニーズにカスタマイズしたフォーマットのテキストを読むことができる。プリファレンスを提供するにあたり、思い込みを避けることが重要である。例えば、一部のユーザーは、テキストを判別しやすくするためにフォント サイズを大きくし、他のユーザーは、読みやすくするためにフォントの間隔を大きくする。基本の文字幅は少なくとも 0.01、0.03、0.06、0.09 倍の文字間隔の範囲を提供することが推奨される。

フォントの高さと基本の文字幅の計算は、複雑になる可能性がある。アクセシビリティの目的として、ユーザーにフォントの高さと文字のカーニングの複数の選択肢を与えている限り、数式は重要ではない。UAAG 2.0 目的として、その単位の倍数が提供される限り、どの測定単位が使用されるかは問題ではない。

均等ではないスペースは気を散らす「白い川(rivers of white)」を作り出す可能性があるでの、自閉症又は読書障害の多くのユーザーは、均等揃えされたテキストを読むのが困難である。これらのユーザーは、テキストの言語に応じて左又は右に揃えた完全に左右両端をそろえたテキストへ変更できることを必要とする。

達成基準 1.4.3 の例:
  • Suzanne の視力は高齢化のために悪化し、彼女は白内障の手術を受けている。彼女が普通のスペースのテキストのブロックを読むとき、テキストは灰色の塊のようになり、Suzanne は、行の終わりから次の行へ流し読み又は辿ることができない。あるブラウザーで、彼女は、行間を二倍にするツールバーを使用する。別のブラウザーでは、友人が、行間を二倍にして Suzanne が使用するブックマークレットをコード化した。
  • Abdullah は、ディスレクシア及びロービジョンで、効果的に文字や単語を別けるのが難しい。彼が、文字の間隔と単語の間隔を増やすたとき、各文字をよりよく区別でき、単語を理解できる。例えばリンクなど、テキストにアンダーラインがあるとき、読むのが困難なので、アンダーラインをオフにする。
  • Jamee は、単語を注視し続けることが困難なディスレクシアである。テキストが完全に両端揃えになっているとき、単語及びテキストの長い段落の間には常に多くのスペースがあり、これらは「白い川(rivers of white)」を作り出す。彼女は、スペースを見てしまい、単語を注視することが難しい。Jamee は両端揃えから左端揃えに変更したとき、単語間は普通のスペースになり、彼女は、あまり疲労せずより容易に読むことができる。
達成基準 1.4.3 に関連するリソース:

1.4.4 構成されたテキスト及びリフロー テキストの印刷:

ユーザーは、レンダリングされたコンテンツを印刷することができ、次の全てが該当する。(レベル AA)

  • 視覚的で非時間ベースのレンダリングされたコンテンツを印刷できる
  • ユーザーは、利用可能な印刷装置を選択できる
  • ユーザーは、スクリーン上にレンダリングされたときに印刷されたコンテンツを、ユーザーのスケーリング、強調表示及び他の修正を反映して有することができる
  • ユーザーは、トップレベルのビューポートが印刷デバイスの印刷可能領域の水平寸法に一致するようにサイズ変更されたかのように、リフロー コンテンツを印刷できる
達成基準 1.4.4 の意図:

コンテンツをプリントする機能は、ソフトウェア、ハードウェアや人間工学的な問題が原因で、ユーザー エージェントで直接ウェブ コンテンツを読んだり、インタラクトするのが困難なユーザーにとって重要である。仮想プリンター デバイスへのプリントは、ユーザーがよりアクセシブルな他の電子フォーマットにコンテンツを変換するために必要なステップにもなる。ユーザーが 例えば、拡大縮小又はハイライトなど、ユーザーが適用した変更でコンテンツをプリントできることもまた重要で、さもないと、印刷されたバージョンが使用できないことがある。同時に、ページの幅に合わせてコンテンツをリフローさせる必要があり、さもないと、コンテンツが途切れることがある。

他のプリントは、長いドキュメントは実用的な選択肢にならないので、ユーザー エージェントは、例えば、選択や特定のページ範囲など、ドキュメントの一部のプリントをユーザーができるようにすることを強く推奨する。

達成基準 1.4.4 の例:
  • Jamee は、単語を注視し続けることが困難なディスレクシアである。彼女は、大量にオンラインで読むとき、彼女は自分の位置を見失う。したがって、彼女は頻繁にテキストをプリントし、読んでいる場所の下の行を隠すために紙の空白部分を使用する。
  • Ansgard は、ロー ビジョン、疲労及び筋痙性を引き起こす多発性硬化症である。彼は、一度にとても長くコンピューターの前に座ったり読むことができないので、Ansgard は、長い記事をプリントし、より快適な位置でそれらを読む。彼は、テキストを読めるように構成し、できるだけ小さな紙として使用したいと望んでいるので、見出しと同じサイズになるように、全体的に大きなテキストに設定し、そして、彼は目立つように、見出しを太字と下線にする。Ansgard は、プリントされたページにより多くのテキストを加えるために、全体的なマージンを狭く設定する。
  • Ralph は、ウェブ ブラウザーを操作することができるが、歳を取るにつれてコンピューターを使用するのはやや難しいと感じており、彼は、より快適な姿勢を維持できるようにそれらをプリントしたとき、長いドキュメントを読むのをはるかに容易にする。ウェブ ページに小さなテキストがあるとき、彼は、ウェブ ブラウザーのズーム コマンドを使用してスクリーン上でそれを拡大し、プリントされたテキストは、読むために十分な大きさにもなる。
達成基準 1.4.4 に関連するリソース:

デフォルトのプラットフォームのテキスト設定:

ユーザーは、テキスト設定のデフォルト値としてプラットフォームのテキスト設定を使用するように指定できる。(レベル AA)

達成基準 1.4.5 の意図:

一部の人々は、例えば、フォント、サイズ、テキスト及び背景色又は間隔など、テキストが特定の属性のセットを使用して表示されているとき、読むのが容易だと感じている。(例えば、大活字など)いくつかの要件は最も一般的であるものの、最適な組み合わせは、個人個人で異なるだろう。一般的にこれらの設定は、ユーザー インターフェースとレンダリングされたコンテンツの両方に適用されることが望まれている。多くのプラットフォームで、ユーザーは、ニーズを満たすためにプラットフォームのプリファレンス設定を調整でき、そしてこれらの設定は、例えばユーザー エージェントなどのアプリケーションで利用できる。各アプリケーションは、ユーザーに全てのアプリケーションで構成処理を繰り返させるのではなく、それらの設定に従う単一のユーザー オプションを提供できる。同様に、彼らのニーズが変わった場合、又は彼らにとってより効率的な設定を発見した場合、彼らは何度も繰り返すのではなく、一箇所でその変更を行うことができる。これらは、ユーザーが全てのアプリケーションに渡ってを一貫したプレゼンテーションを維持するのも容易にする。ユーザーがそれらの設定を信頼する場合、彼らは、(他の達成基準 Guideline 1.4 によって)著者が指定したテキスト属性の上書きをユーザー エージェントに指示できる。

達成基準 1.4.5 の例:
  • Lee は色素欠乏症のロー ビジョンで、背景色が白いとき、読むことが困難で、眼が痛む。彼女は、黒色の背景に白いテキストとなるオペレーティング システムの色を変更する。しかしながら、多くのウェブ ページは、独自の色が指定されているので、彼女は、ページの作成方法に関わらず、常にシステム カラーを使用するようにブラウザのユーザー設定で調整する。
  • Erin はディスレクシアで、低い輝度及びテキストと背景間の色の差が相対的に小さいサンセリフのテキストを読むのが最も容易だと感じている。彼女は、うまく機能するようにオペレーティング システムの設定パネルでフォントと色を変更する。それらの設定は、自動的にブラウザーのユーザー インターフェースに反映される。しかしながら、多くのウェブ ページは、独自の色が指定されているので、彼女は、ページの作成方法に関わらず、常にシステム フォントとカラーを使用するようにブラウザのユーザー設定で調整する。
  • Sebeeya は、ロー ビジョンである。彼女は、16 ポイントの Palatino が読みやすいテキストだと感じており、メニューや他のコントロールを使用するためにオペレーティング システムを調整した。彼女は、ブラウザーが自動的に、同様のスタイルをしたメニューやコントロールを表示するためのこれらの設定を配慮することを理解している。
達成基準 1.4.5 に関連するリソース:

1.4.6 高度なテキスト書式設定:

ユーザーは、視覚的にレンダリングされたテキスト ブロックの次の特性の全てをグローバルに設定できる。(Level AAA)

  • 大文字(大文字と小文字のスタイルを上書きする)
  • (例えば、自動ハイフネーションなど)単語区切りのプロパティ
  • 単語の間隔(少なくとも5つの値の範囲から選択)

注:この達成基準は、全ての大文字で入力されたテキストには適用されない。コンテンツの制作者は、全て大文字で入力する代わりにスタイルを使用することを推奨する。

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

ブラウザー、アドオン、ウェブベース リーダー

達成基準 1.4.6 の意図:

リーダビリティを向上する拡張機能は、大文字化と自動ハイフネーションの上書きを包含する。一部のユーザーは、全て大文字の単語は読むのが困難になることがあるので、大文字化をオフにすることを必要とする。これは、全て大文字で入力されたテキストを適切に大文字と小文字に区別するヒューリスティックを提供するため要件と解釈するべきではない。この意図は、全ての大文字がスタイルでコントロールされている場合、ユーザーは、スタイルで上書きできることである。

ロー ビジョンの一部のユーザーは、読みにくくなるため、テキストに近すぎて滲んだように見えるボーダーを取り除くことを好む。

達成基準 1.4.6 の例:
  • Lori は、ロー ビジョンである。彼女は、レストランを見つけるために携帯電話を使用している。レストランの検索一覧は、彼女が読みにくいと感じる全て大文字でレストラン名が掲載された。Lori は、設定ボタンをタッチし、文頭を選択する。レストラン名はもともと大文字と小文字が混在していたため、
達成基準 1.4.6 に関連するリソース:

ガイドライン 1.5 の参考文献 - ボリューム設定を提供する [ガイドライン 1.5]

要約:ユーザーは、各オーディオ トラックの音量を全体の音量レベルに対して調整できる(1.5.1)。

1.5.1 全体のボリューム:

ユーザーは、動作環境メカニズムを介して設定された全体の音量レベルに対して、他のトラックとは独立して各オーディオ トラックの音量を調整できる。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

オペレーティング システム、メディア プレーヤー、ウェブベース プレーヤー

達成基準 1.5.1 の意図:

ユーザー エージェントは、様々なソースからオーディオ トラックをレンダリングすることができ、場合によっては、複数のオーディオ トラックを単一のページに表示できる。ユーザーは、再生されている各オーディオ トラックの音量を調整するのではなく、オーディオ トラックの音量を全体的に設定可能にするべきである。

達成基準 1.5.1 の例:
  • Magdalene は、大きなノイズに非常に過敏である。彼女は、ユーザー エージェントを包含する環境内でレンダリングされる全てのオーディオ トラックに適用するためコンピュータのオペレーティング システムの主音量のコントロールを調整するためにプリファレンス設定を使用する。この音量コントロールの設定は、ブラウザーを終了したりコンピューターをオフにした後も維持する。
  • Alisha は、予期しない音によって注意散漫になりやすい。彼女は、2つの広告及びページをロードしたとき再生を開始する動画のあるウェブ ページに遭遇する。彼女は、全体のミュート コマンドを呼び出すキーボードのミュート キーをクリックすることで、オーディオ トラックの再生をすぐに消音する。
達成基準 1.5.1 に関連するリソース:
  • None

ガイドライン 1.6 の参考文献 - 合成音声設定を提供する[ガイドライン 1.6]

要約:合成音声が生成された場合、ユーザーは、発話速度、音量及び音声(1.6.1、レベル A)、ピッチやピッチ範囲(1.6.2、レベル AA)、強調(1.6.3、レベル AAA)などの高度な合成装置の音声特性とスペリング(1.6.3、レベル AAA)などの機能を指定できる。

要約:合成音声が生成された場合、ユーザーは、発話速度、音量及び音声(1.6.1、レベル A)、ピッチやピッチ範囲(1.6.2、レベル AA)、強調(1.6.3、レベル AAA)などの高度な合成装置の音声特性とスペリング(1.6.3、レベル AAA)などの機能を指定できる。

1.6.1 発話速度、音量及び音声:

合成音声が生成された場合、ユーザーは以下を指定できる。(Level A)

  • 発話速度
  • 音量(他のオーディオ ソースとは無関係)
  • 音声、複数の音声が利用可能な場合

1.6.2 発話のピッチと範囲:

合成音声が生成された場合、ユーザーは、音声合成装置によって提供されるならば、以下を指定できる。(レベル AA)

  • ピッチ(話す声の平均周波数)
  • ピッチ範囲(平均周波数の変動)
  • 注:音声合成エンジンの技術的な実装は(例えば、フォルマント合成、連結合成など)様々であるため、特定のエンジンはピッチ又はピッチの範囲の変更をサポートしなくてもよい。ユーザー エージェントは、現在選択又はインストールされている音声合成エンジンがこの機能を提供する場合、ピッチ及びピッチ範囲制御の可用性を公開するべきである。
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

オペレーティング システム、self-voicing browser、アドオン

達成基準 1.6.1 と 1.6.2 の意図:

これらの達成基準は、ユーザーが、オーディオ情報の知覚と理解ができるように、音声の特性をコントロールできるようにする。

例えば、ユーザーは、ユーザーの知覚範囲内のレベルまでボリュームを増やす必要があるかもしれない。あるいは、ユーザーは、ユーザー エージェントのデフォルト 設定よりも早いレートで理解できるので、同期テキスト表現のレートを増やしたいかもしれない。

達成基準 1.6.1 は、ユーザーが最も一般的に調節する必要があり、多くのテクノロジーで調整可能な特性をカバーする。達成基準 1.6.2 は、あまり低く修正されず、サポートされていない特性をカバーする。

達成基準 1.6.1 と 1.6.2 の例:
  • Jamie は全盲である。彼は、ウェブ ページを読むために、モバイルベースのウェブ ブラウザーを使用する。彼は、情報を復唱するためにレートを増加させるキーを押す。彼はまた、例えば混雑した地下鉄など、騒々しい環境でモバイル ブラウザーを使用する。キーを押して、Jamie は、急いでボリュームを上げる。
  • Randy は、低ピッチのスピーチを聞くのが困難な聴覚障害である。彼は、自分に対してウェブ ページを読み上げるオーディオ ブラウザーを使用する。彼は、「ピッチ上げ」と言ってボイス コマンドを発し、合成音声の全体的なピッチを上げる。
達成基準 1.6.1 と 1.6.2 に関連するリソース:
  • None

1.6.3 合成音声機能:

合成音声が生成される場合、以下の機能が提供される。(レベル AA)

  • 合成音声辞書へのユーザー定義アドオン
  • 「スペルアウト」:テキストは、一度に1文字ずつ又は言語に依存する発音規則に従って綴られる。
  • 少なくとも2つの数字を話す方法:(例えば、1203.5は 「いち に ぜろ さん てん ご」、1,203.5は 「いち カンマ に ぜろ さん てん ご」 など)個々の数字や句読点として話す及び(例えば、1203.5は「せん にひゃく さん てん ご」など)完全な数字として話す。
  • 少なくとも2つの句読点の方法:文字通り話し、句読点は休止のような音声の特徴から理解される。
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

オペレーティング システム、self-voicing browser、アドオン

達成基準 1.6.3 の意図:

テキストの合成音声表現は、理解が困難になる可能性がある。これらの達成基準は、音声合成器がテキストを表現する方法を調整するための能力をユーザーに与えることによって、理解力を改善する。

達成基準 1.6.3 の例:
  • Penny は、読書障害である。彼女は、ウェブ ページを読むためにブラウザーを使用しているので、彼女は最新の銀行取引を確認できる。。彼女は、数値の代わりに通貨を話すように話ブラウザーを設定している。この設定によって、彼女は、「預金、2050ドル」として取引を聞く。
  • Penny は、読書障害である。彼女の音声合成器は、電話番号を繰り返す。彼女はこの番号をコピーしたいので、(例えば、5、5、5、7、9 など)各数値が一意の単語として発話されるようにモードを切り替える。
  • George は全盲である。彼の音声合成器は、彼の組織で採用している技術用語を不正確に発音する。用語は、それを区別することがジョージにとって困難な形で、一貫して発音を間違える。辞書は、ジョージに、合成音声が正しい発音を生成させる名前のスペルを入力できる。
達成基準 1.6.3 に関連するリソース:
  • None

1.6.4 合成音声言語:

合成音声が生成され、複数の言語が利用可能であるとき、ユーザーは言語を変更できる。(レベル AA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

オペレーティング システム、self-voicing browser、アドオン

達成基準 1.6.4 の意図:

多言語の合成音声のユーザーは、音声合成の言語を素早く変更し、著者又はユーザー エージェントのインターフェースによって指定された任意の値を上書きし、変化するコンテンツに応答できることを必要とする。多くのウェブ コンテンツは、適切な言語のインジケーターが不足しているか、正しくない言語属性を持っており、ユーザー エージェントは、テキストから言語を正しく判断できないため、ユーザーは言語を変更するための便利なメカニズムを必要とする。

達成基準 1.6.4 の例:
  • Hosea は、盲目である。彼は、スペイン語を話すが、彼のインストラクターは、英語のみを話す。Hosea は、構成にワンタッチでアクセスできるようにモバイル デバイスのフローティング コントロールを保持しており、彼は、音声合成機の読み上げ言語を素早く変更できる。彼は、スペイン語でインターネットの授業関係の資料を読むが、英語による説明の参照リンクを参照しなければならない。参照リンクは、言語属性で適切にコード化されてないので、彼の音声合成機は、言語の変更を認識しない。Hosea は、参照を英語へ素早く切り替えるためにフローティング コントロールを使用し、彼が読んでいる主な記事を戻ると、スペイン語に戻る。
達成基準 1.6.4 に関連するリソース:

1.6.5 高度な音声特性:

合成音声が生成された場合、ユーザーは、音声合成装置によって提供された音声特性の全てを調整できる。(レベル AAA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

オペレーティング システム、self-voicing browser、アドオン

達成基準 1.6.5 の意図:

これらの達成基準は、音声情報の知覚と理解ができるように、音声特性のコントロールをユーザーに許可する。

例えば、ユーザーは、ユーザーの知覚範囲内のレベルまで音量を増加させる必要があるかもしれない。または、ユーザーは、ユーザー エージェントの標準設定よりも早い速度で理解するので、合成音声表現の速度を増加するかもしれない。

達成基準 1.6.1 は、最も一般的に調整する必要があり、多くの技術で調整できる特性をカバーする。達成基準 1.6.2 は、あまり広く変更されておらず、あまり広くサポートされていない特性をカバーする。

達成基準 1.6.5 の例:
  • Jamie は盲目である。彼は、ウェブ ページを読むためにモバイルベースのウェブ ブラウザーを使用する。彼は、情報が読み返される速度を増加するためにキーを押す。彼は、例えば混雑した地下鉄のような騒々しい環境でモバイル ブラウザーも使用する。キーを押し、Jamie は、素早く音量を増加する。
  • Randy は、低ピッチの発話を聞くのが困難な、聴覚障害である。彼は、本人にそのまま返してウェブ ページを読む音声ブラウザーを使用する。彼は、「ピッチ上げ」という音声コマンドを発し、合成音声の全体的なピッチを上げる。
達成基準 1.6.5 に関連するリソース:
  • None

ガイドライン 1.7 の参考文献 - ユーザー スタイルシートの設定を有効にする [ガイドライン 1.7]

要約:ユーザー エージェントは、制作者スタイルシートを無効にすることができ(1.7.1、レベル A)、ユーザー スタイルシート又はスタイル メカニズムをサポートし(1.7.2、レベル A)、ユーザーはユーザーが提供するスタイルシートを使用する(1.7.3、レベル A)場合、ユーザーはスタイルシートを保存できることを選択できる(1.7.4、レベル AA)。

1.7.1 制作者スタイルシートを無効にする:

ユーザー エージェントが制作者スタイルの仕組みをサポートしている場合、ユーザーは現在のページで制作者スタイルの使用を無効にできる。(レベル A)

1.7.2 ユーザー スタイルシートまたはユーザー スタイル変更メカニズムのサポート:

ユーザー エージェントが制作者スタイルのための仕組みをサポートしている場合、ユーザー エージェントは、制作者のスタイリングを上書きするユーザーのスタイリングの仕組みも提供する。(レベル A)

1.7.3 ユーザー スタイルシートの適用:

ユーザー スタイルがサポートされている場合、ユーザーは次のユーザー スタイルを有効または無効にできる。(レベル A)

  • 特定のウェブ サイトの全てのページ。または、
  • 全てのページ
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

ブラウザー、アドオン

達成基準 1.7.1、1.7.2 と 1.7.3 の意図:

メカニズムは、(例えば、CSS スタイルシートなど)ウェブ コンテンツのレンダリングをカスタマイズすることを、ユーザーと製作者に許可するために存在する。このようなカスタマイズは、ユーザーの幅広いニーズに、ウェブ コンテンツをアクセシブルにするためにしばしば使用される。これらの達成基準は、ユーザーが、スタイルシートをカスタマイズするこの能力を最大限に利用できることを保証する。異なるウェブサイトは、リーダブルにするための異なるスタイルの変更が必要になるので、ユーザー エージェントは、(例えば、ドメイン名又は URL テンプレートの一覧に基づく)どのスタイルシートが読み込んだときに異なるウェブ ページに自動的に適用されるべきかをユーザーが特定できる機能を提供することが推奨される。

達成基準 1.7.1、1.7.2 と 1.7.3 の例:
  • Tanya は、ロー ビジョンである。彼女は、黒色の背景の上にある黄色の文字が読みやすいと気づいている。ウェブサイトを読み込んだとき、ユーザー エージェントは、ウェブの製作者がウェブサイト用に作ったいくつかのスタイルシートの中からTanya が選択できるメニューを提供する。Tanya は、メニューから「黄色のテキストと黒色の背景」のスタイルシートを選択する。ウェブ コンテンツは、このスタイルシートを使用してレンダリングされる。
  • Kendra は、ロー ビジョンである。彼女は、黒色の背景に黄色のテキストとなるように、通常はフル カラーのウェブサイトを変更している。夫の Jeromy がサイトを見るためにコンピューターの前に着く時、彼は、Tanya が以前にウェブ ページに適用したユーザー定義のスタイルシートをすぐに非選択にするため、ユーザー エージェントのメニューに行く。ウェブサイトは、フル カラーでレンダリングされる。
  • Lee は、ロー ビジョンであり、黒色の背景に黄色で表現されているとき、彼女のモバイル デバイスでテキストを読むのが容易だと気づいている。彼女は、このカラー スキームを使用する彼女のブラウザーでテキストを常に表示するために、製作者のスタイルシートを上書きするようにブラウザを設定する。
  • Mattias は注意欠陥・多動性障害(ADHD)であり、デスクトップやモバイル デバイスがはっきりと読み上げている時、テキストが青くハイライトされている場合、テキストを読むのが容易だと気づいている。ハイライトとテキスト色の両方は設定可能であり、製作者のスタイルシートを上書きするのでテキストを読み取ることができ、十分な色のコントラストがある。
達成基準 1.7.1、1.7.2 と 1.7.3 に関連するリソース:

1.7.4 スタイルシートのコピーを保存する:

ユーザーは、現在のページで参照されるスタイルシートのコピーを保存できる。これにより、ユーザーは、ユーザー スタイルシートとしてコピーの編集および読み込むができる。(レベル AA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

ブラウザー、アドオン

達成基準 1.7.4 の意図:

スタイルシートは、レンダリングされたコンテンツに強力なカスタマイズ性を提供する。場合によっては、特定のアクセシビリティのニーズを満たすために、ウェブサイトで使用されている製作者提供の外部スタイルシートをわずかに変更する必要があるかもしれない。また、障害のあるユーザーに役立つスタイルシートを、ウェブ制作者が作成しているかもしれない。この達成基準の目的は、ユーザー自身の完全なスタイルシートを作成することなく、ウェブサイト用のスタイルシートを簡単に保存して、必要な変更を加えることができるようにすることと、スタイルシートが役立つと思われる他のウェブ ページに適切にデザインされたスタイルシートを適用できるようにすることである。スタイルシートとスクリプトを圧縮してロード時間を節約するのが製作者の慣例となっているが、ユーザーが読みと編集が容易なフォーマット(例えば、改行を削除しないなど)で保存することは非常に有益である。

スタイルシートは理解しにくい場合がある。UAAG は、ほとんどのユーザーがスタイルシートの読み取りと編集にツールを使いたいと望んでいることを理解している。技術に熟達していないユーザーでもスタイルシートを使いやすくするために、ツールやアドオンでサポートすることを推奨する。多くのロービジョンユーザーは、アクセシビリティのためにカスタム スタイルシートを必要としており、ユーザー スタイルシートのサポートを強化することで、これらのユーザーのブラウジング体験が向上する。

達成基準 1.7.4 の例:
  • Mikki は新しいウェブサイトを閲覧し、全ての見出しに使用されている Arial 14 ポイントの文字が自分の視覚レベルでうまく機能しないことを見出した。友人は、CSS スタイルシートで見出しが作成されていることを発見して Mikki を助ける。彼らはこのスタイルシートを保存し、それがどのように作成されるかを調査する。Mikki は、見出しのテキストを大きなフォント及び異なる書体に調整するために、このスタイルシートを変更する。彼女は、変更したスタイルシートをユーザー スタイル シートとして適用して使用する。
  • ターニャはロービジョンである。彼女は、携帯電話で新しいウェブサイトを閲覧し、そのサイトがモバイル デバイス向けに最適化されていないことに気付いた。彼女は、より良いレイアウトとより大きなフォントを提供するためにスタイルシートを変更する。スタイルシートのカスタム設定は保存され、彼女が復帰したときに適用される。
達成基準 1.7.4 に関連するリソース:
  • None

ガイドライン 1.8 の参考文献 - ウィンドウとビューポート内での方向付けとコントロールを助ける [ガイドライン 1.8]

要約:ユーザー エージェントは、ユーザーの指向を保つためのプログラム的及び視覚的手がかりを提供する。これには、ビューポートの強調表示(1.8.1、レベル A)、ハイライト属性のカスタマイズ(1.8.7、レベル AA)、ビューポート内のフォーカスの保持(1.8.2 及び 1.8.6、レベル A)、ビューポートのサイズ変更1.8.8、レベル A)、コンテンツが可視領域外にあるとき(1.8.3、レベル A)、可視部分(1.8.4、レベル A)、ズーム付き(1.8.5、レベル A 及び 1.8.7、レベル A)でグラフィックコンテンツのサイズを変更するときにスクロールバーを提供およびユーザーが以前に閲覧したページに戻ったときのフォーカスとポイントの復元(1.8.9、レベル AA)を包含する。ユーザーは、全てのビューポートに同じユーザー インターフェース要素を持つか(1.8.12、レベル AA)、新しいビューポートを開くか(1.8.10, レベル AA)どうか、及び新しいビューポートが自動的にフォーカスを取得するか(1.8.11、レベル AA)どうかを指定できる。ユーザーは、複数列テキスト ブロックを単一列にリフローさせることを指定でき(1.8.13、レベル AA)、ユーザーは絶対レイアウト寸法を上書きし(1.8.14、レベル AA)、コンテンツを線型化できる(1.8.15、レベル AA)。ユーザーはウェブ ページ内の項目にマークを付け、ショートカットを使用してマークされた項目に戻ることができる(1.8.16、レベル AAA)。

1.8.1 ハイライト ビューポート:

ユーザーは、入力フォーカスが強調表示されたビューポートを持つことができる。(Level A)

達成基準 1.8.1 の意図:

When a user agent presents content using multiple viewports, users benefit from a clear indication of which viewport has focus. Text foreground and background colors may not provide enough indication of viewport focus for users with low vision.

達成基準 1.8.1 の例:
  • Tanya has low vision. Her favorite music website allows her to select which of the top 10 songs are available for listening. Each song is represented by a thumbnail of the album cover – a graphical viewport containing a music player. Tanya uses a keyboard-based screen magnification tool to tab between songs. This highlights the currently selected player with a thick, yellow border against a dark gray background.
達成基準 1.8.1 に関連するリソース:

1.8.2 ビューポートの選択とフォーカスに移動:

ビューポートの選択又は入力フォーカスが変更されるとき、必要に応じてビューポートのコンテンツは、新しい選択や入力フォーカスの位置がビューポートの可視部分に少なくとも部分的に位置するよう保証するために移動する。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser

達成基準 1.8.2 の意図:

When content extends horizontally or vertically beyond the visible bounds of its viewport, users must be able to move to one or more selectable elements that may be out of view and to have the selected content automatically move into view. This gives keyboard users and screen magnification users an efficient means to view selected content without having to scroll to locate and view the selection.

達成基準 1.8.2 の例:
  • John has low vision and uses a screen magnifier. He is spellchecking his blog, which is contained within a scrollable viewport. The blog text exceeds the vertical size of the viewport. The blogging software provides a command to move to the first, and then any subsequent, unrecognized words. With two unrecognized words in the posting, John ignores the first selected word, and presses the key to move to the next unrecognized word, which is out of view. As the key is pressed, the viewport scrolls to show the selected word.
  • George uses a screen reader. He is showing a sighted colleague how to complete a registration form that's contained within a viewport. The form exceeds the vertical bounds of the viewport. When George completes each form entry, if the next form is not already visible in the viewport, it scrolls into view.
  • Taja typically views web content on her mobile phone at a high level of zoom. This can frequently position elements outside the viewport, requiring scrolling. When moving between focusable elements, the user agent viewport automatically scrolls to the element currently in focus.
達成基準 1.8.2 に関連するリソース:

1.8.3 ビューポート スクロールバーを提供する:

レンダリングされたコンテンツビューポートのサイズを超えて拡大されるとき、ユーザーは、制作者が指定した値を上書きし、スクロールバーを包含するグラフィカルなビューポートを作成できる。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定(オプション)

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, web-based user agent (readers, players)

達成基準 1.8.3 の意図:

When rendered content exceeds the bounds of a graphical viewport, horizontal or vertical scrollbars show that not all of the rendered content is currently visible within the viewport and provide a means of navigation to that content. The scrollbars make it clear that the rendered content is not fully visible.

達成基準 1.8.3 の例:
  • Tanya has low vision. She is reading a recipe on a website with a fixed size popup window. Tanya has set a preference in her browser to override the author setting and always display scrollbars on content overflow. She increases the font size causing the recipe to exceed the vertical and horizontal dimension of the viewport. The presence of the scrollbar shows her that additional ingredients may be present. She uses the scrollbar to move them into view.
  • Terry has memory issues. She configures her mobile computer so that scrollbars are always on so she can instantly see where she is in a document.
達成基準 1.8.3 に関連するリソース:
  • None

1.8.4 ビューポートの位置を示す:

ユーザーは、レンダリングされたコンテンツの全範囲に対するビューポートの位置を判断できる。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent (readers, players)

達成基準 1.8.4 の意図:

Users who have fine-motor problems that make it difficult to scroll, users who have cognitive issues that make it difficult to orient on the page, and screen reader users, who rely on audio to scan the page, all need to quickly assess the amount of content on the page and where they are located within the content.

達成基準 1.8.4 の例:
  • Ally has cognitive issues that make it difficult to orient. She navigates to a lengthy web page and begins paging through the content. A scroll bar indicates her position within the content as she pages and shows that with each paging action only a small portion of the content is rendered.
  • Ally has cognitive issues that make it difficult to orient. When looking at a map on her mobile device, she must frequently zoom in to view her current location or destination and zoom out to put the location into the context of the large map.
  • George uses a screenreader to access a lengthy web page. His screen reader speaks the percentage that the page is scrolled, allowing George to know where the cursor is relative to the entire page.
達成基準 1.8.4 に関連するリソース:
  • None

1.8.5 ズーム許可:

ユーザーは、次のように最上位のグラフィカル ビューポート内でコンテンツのスケールを変更できる。(レベル A)

  • 拡大:デフォルト サイズの 500% 以上
  • 縮小:デフォルト サイズの 10% 以下になるために、コンテンツはビューポートの高さ又は幅に収まる
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser, plugin

達成基準 1.8.5 の意図:

Some users want to be able to magnify content to so it is more legible. Some users want to be able to shrink content so that more of it is visible onscreen. This can help them understand the structure of the content and their position in the content, even if text has become too small to read. The commonly needed range is between 150-400%. A user agent could provide 6 steps in that range, or let the user set their own exact percentage.

達成基準 1.8.5 の例:
  • Tanya has low vision and needs large text. On web pages where graphics are strictly decorative, she increases the text size and leaves the graphics small. If she is using a web application with important graphics, however, both the graphics and the text need to be bigger, so she uses the zoom page feature.
  • Alexandra has low vision. When she views a website on her mobile phone, she first scans the website at a very small size to guess where she wants to zoom in first. The zoom feature increases the size of both text and images.
  • Perttu has a learning disability. He is studying an organization chart but has difficulty maintaining a mental representation of the organizational linkages for items out of view. In order to facilitate his understanding of the organization, Perttu zooms out to allow the entire chart to be displayed.
達成基準 1.8.5 に関連するリソース:

1.8.6 注視点の維持:

注視点は、ビューポートのスケールが変更されたとき、コンテンツが拡大縮小されたとき又はコンテンツの書式が変更されたとき、ビューポート内に表示を維持する。(レベル A)

  • :注視点がビューポートより大きい場合、ユーザー エージェントは、現在の言語の読み上げ順序(例えば、英語の左上など)に従って、注視点の始まりを表示し続ける。
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, plugin

達成基準 1.8.6 の意図:

Users can be confused and disoriented when the area where they are working suddenly shifts outside the visible region of the viewport. When this happens, users may have to expend considerable time and effort to re-navigate back to their previous point of regard. Just as the location in audio does not change when the user increases the volume, the point of regard should not change when the user changes the size of the window or zooms the content.

The point of regard is the information within the viewport that is visible to the user. When there is focused or selected content inside a viewport, and the viewport is resized, or content is zoomed, scaled, or formatted differently, that content will remain visible in the viewport. Otherwise, the user agent should maintain the same top-left (top-right for text read right-to-left) corner as the initial viewport.

Note: User agents are encouraged to allow user to override author instructions not to wrap content (e.g. nowrap).

達成基準 1.8.6 の例:
  • Jorge has low vision. While viewing a web page he sees a picture with a caption that is too small to read. He highlights the caption, then uses the browser's zoom feature to increase the size of the content so he can read the caption. Throughout the zooming process the highlighted caption remains in the viewport, allowing Jorge to keep oriented on the caption and begin reading it when the appropriate content size is reached. Later, while reading on a page, Jorge finds some text that's too large to read. The beginning of the large text is at the top of the browser content area. Jorge uses the zoom feature to make the content smaller. The text is reduced to a comfortable reading size and the beginning of the text remains at the top of the browser window.
  • Melissa has a distraction disorder. She is doing research for school. She scrolls the content so the relevant section heading is the top line of the browser. She resizes the browser so she can see her notes and the browser at the same time. After resizing the browser the heading is still the top line.
  • Xu has a reading disability. He is reading a page with footnotes that are too small to read on his mobile device. Xu places the footnote at the top of the browser, and using the increase font-size feature, he increases the font-size of the text on the page. The footnotes stay on the top of the viewport.
達成基準 1.8.6 に関連するリソース:

1.8.7 ビューポートの強調表示のカスタマイズ:

1.8.1 ハイライト ビューポートで指定されているように、ビューポートをハイライト表示したとき、ユーザーはビューポート ハイライト機構の属性(例えば、色の濃さや罫線の幅)をカスタマイズできる。(レベル AA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

operating system, browser, plugin, add-on

達成基準 1.8.7 の意図:

When a user agent presents content in multiple viewports, users benefit from a clear indication of which viewport has focus. Text foreground and background colors may not provide enough indication of viewport focus for users with low vision. These users need to customize viewport frames using color, contrast, and border thickness to provide multiple visual highlighting cues.

達成基準 1.8.7 の例:
  • Tanya has low vision. She tabs through the open windows on her new browser, but can't determine which viewport is the active viewport. She opens the browser settings and customizes the viewport frame in bright yellow with a thick black border so it's easier to see.
達成基準 1.8.7 に関連するリソース:

1.8.8 ビューポートのサイズ変更を許可する:

ユーザーは、プラットフォームによって課せられた制限内でビューポートのサイズを変更し、制作者が指定した値を上書きできる。(レベル AA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player

達成基準 1.8.8 の意図:

If a viewport contains content that exceeds the dimensions of the viewport, users can increase the size of the viewport – up to the limits of the physical display screen – to allow the content to be displayed without horizontal scrolling. This benefits keyboard users who may find it difficult to scroll content. Other users with cognitive or learning disabilities may improve their ability to read the text by making the viewport narrower, and thus shortening the line lengths.

達成基準 1.8.8 の例:
  • Perttu has a learning disability. He is studying an organization chart and has difficulty maintaining a mental representation of the organizational linkages for items out of view. In order to facilitate his understanding of the organization, he sizes the viewport to allow the entire chart to be displayed.
  • Vaalu has tunnel vision and can only see a few words at a time. If blocks of text are in long lines, it is difficult for him to get from the end of one line to the beginning of the next line. He often makes the viewport narrower and rewraps the text so the text is in shorter lines.
達成基準 1.8.8 に関連するリソース:

1.8.9 ビューポート履歴を提供する:

トップレベルのビューポート (例えば、「戻る」ボタンなど)の履歴メカニズムを実装しているユーザー エージェントの場合、ユーザーは次のようなコンテンツによって許可されたビューポート履歴の任意の状態に戻ることができる。(レベル AA)

  1. 復元された注視点
  2. 入力フォーカスと、
  3. ユーザーのフォーム フィールド エントリー
  • :選択も復元することを推奨する。

1.8.10 要求時にトップレベルのビューポートを開く:

ユーザーは、制作者のコンテンツが新しいトップレベルのビューポート(例えば、ウィンドウやタブなど)を開くことができるかどうかを指定できる。(レベル AA)

1.8.11 トップレベルのビューポートのフォーカス制御を許可する:

新しいトップレベルのビューポート (例えばウィンドウ及びタブなど)が明示的なユーザーの要求なしに開くように設定されている場合、ユーザーは、これらを開いたときにトップレベルのビューポートがアクティブなキーボード フォーカスを受け取るかどうかを指定できる。(レベル AA)

Intent of Success Criteria 1.8.9, 1.8.10 & 1.8.11:

Unexpected focus and viewport changes can be disorienting for all users, requiring time and effort for the user to orient to the change. These success criteria are intended to allow the user to be in control of when viewport changes happen so the user can orient to the changes in a predictable fashion.

Examples for Success Criteria 1.8.9, 1.8.10 & 1.8.11:
  • Justin has an attention deficit disorder. He is studying an online college course and finds a word that he doesn't know. He follows a link to the definition of the word. After reading the definition, he uses the back button (viewport history) to return. The word remains selected so he doesn't have to reorient or find it on the page.
  • George uses a screen reader. He visits a web page that ordinarily opens a popup page. George receives an audio alert that additional content is available. He can choose to have this pop-up content open on request.
  • John has low vision and uses a screen magnifier to access his browser. He configures his browser so popup windows do not take focus because the pop-ups can open outside the view of his magnifier.
  • Frank has repetitive strain injuries and uses speech input. He configures his browser so that pop-ups always take focus, so he doesn't have to take multiple steps to locate the window and take the desired action.
  • Ray is blind. His mobile device automatically opens location links and calendar dates found on web pages in native apps available on the device. When he returns to the browser, focus on the original link is maintained.
Related Resources for Success Criteria 1.8.9, 1.8.10 & 1.8.11:

1.8.12 同じユーザー インターフェースを許可する:

ユーザーは、全てのトップレベルのビューポート(例えば、ウィンドウ又はタブなど)が、定義されたユーザー インターフェース設定に従うことを指定できる。(レベル AA)

達成基準 1.8.12 の意図:

Users orient themselves to a browsing environment with a variety of techniques. This success criteria is designed to ensure that the user does not have to learn multiple strategies to use the browsing viewport.

達成基準 1.8.12 の例:
  • Robert has low vision. He uses magnification software. After setting up his user agent, he knows that web content begins predictably one inch from the top of the window, so he can configure his magnification software to present content starting at that location.
  • Courtney has difficulty understanding and using complex user interfaces. She has worked with her sister to set up her browser to have only a few of the most common browser controls displayed and she knows to expect them on every browser window.
達成基準 1.8.12 に関連するリソース:

1.8.13 複数行のテキストリフロー:

ユーザーは、認識された複数行のテキスト ブロックをそれぞれ1つの列にリフローするように指定できる。(レベル AA)

  • 注:一部のレイアウトは、制作者指定のレイアウトが上書きされると使用できなくなる場合がある。この場合、ユーザーは線型化をオフにして別の方法を試すことができる。ユーザー エージェントは、ユーザーがこの振る舞いを有効又は無効にする有益な方法を提供することを推奨する。
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser, plugin, add-on, web-based readers

達成基準 1.8.13 の意図:

Keeping oriented within multi-column content can be challenging for some users, especially when content is zoomed. This is an especially acute issue for users who find it difficult or impossible to use the mouse to scroll and for users who find it difficult to reorient when the content changes. This does not require or prohibit the user agent from providing an option to turn off reflow. Success criteria 1.8.13 through 1.8.15 work together to allow users to work with enlarged text without having to scroll horizontally

達成基準 1.8.13 の例:
  • Frank has repetitive strain injuries and uses speech input. When Frank uses his mobile phone to read a web page, he needs to zoom in to read an article on a web site. He configures his mobile phone so that text reflows to always display zoomed content to fit in one column.

1.8.14 固定ユニットの寸法を無視する:

ユーザーは、制作者指定単位のディメンションを上書きできる。(レベル AA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser, add-on

達成基準 1.8.14 の意図:

Content is not as easily usable if the user has to scroll back and forth horizontally. This is an especially acute issue for users who find it difficult or impossible to use the mouse to scroll and for users who find it difficult to reorient when the content changes. Most user agents default to wrapping content within the horizontal dimensions of the top-level viewport unless authors specify absolute layout dimensions that necessitate extending the content beyond the width of the viewport. This success criteria gives users the option to check how the content would appear without those author-specified absolute layout dimensions. Success criteria 1.8.13 through 1.8.15 work together to allow users to work with enlarged text without having to scroll horizontally

達成基準 1.8.14 の例:
  • Maggie has cognitive issues that make it difficult for her to reorient when the computer screen changes. Finding and activating scrollbars, then finding the next words in the sentence requires extra effort and causes Maggie to lose her orientation, which degrades her reading flow and comprehension. When text is reflowed so it is in one column that doesn't require horizontal scrolling or vertical scrolling to get to another column, she can read and understand it.

1.8.15 コンテンツの線形化:

ユーザーは、列、表及び配置の制作者指定の書式を無効にし、単一の列として認識されたコンテンツをレンダリングできる。(レベル AA)

注:一部のレイアウトは、制作者指定のレイアウトが上書きされると使用できなくなる場合がある。この場合、ユーザーは線型化をオフにして別の方法を試すことができる。ユーザー エージェントは、ユーザーがこの振る舞いを有効又は無効にする有益な方法を提供することを推奨する。

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser, plugin, add-on

達成基準 1.8.15 の意図:

In some cases, author-specified layouts (e.g. such as layout tables, layouts that must be scrolled, etc.), can impede access, especially when content is zoomed. This is an especially acute issue for users who find it difficult or impossible to use the mouse to scroll and for users who find it difficult to reorient when the content changes. Success criteria 1.8.13 through 1.8.15 work together to allow users to work with enlarged text without having to scroll horizontally

達成基準 1.8.15 の例:
  • Ansgard has low vision and physical disabilities that make it difficult to use the mouse. He needs to zoom in to read text. When using his PDF viewer, he makes use of the zoom and single column reflow features to reflow the content into a single column that fits the window.

1.8.16 ウェブ ページのブックマークを提供する:

ユーザーはウェブ ページ内の項目をマークし、ショートカットを使用してマークされた項目に戻ることができる。ユーザーは、セッション後にナビゲーション マークが消えるか、セッション間で永続するかを指定できる。(レベル AAA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定(オプション)

一般的な実装対象:

browser, add-on, web-based readers

達成基準 1.8.16 の意図:

This success criterion is crucial for users who have trouble navigating a web page. People who use speech input, have memory problems, or use small screens may be able to go from one area of a web page to another area once or twice, but may have trouble frequently repeating the action. The ability to mark areas of the page allows these types of users to navigate more quickly with less fatigue.

達成基準 1.8.16 の例:
  • Jamie is a quadriplegic who uses speech input. She is a professor who reads long documents online and often finds herself comparing different portions of the same document. It is tedious carrying out multiple scrolling commands by speech every time she needs to change to another portion of the document. She sets several bookmarks instead. This allows her to instantly jump among sections, eliminating the time and effort penalties she usually has to pay for slow scrolling. Jamie also uses bookmarks on her mobile phone to cut down on scrolling.
  • Julie has memory problems. She finds it difficult to remember key points from a document she has just read. She uses bookmarks to mark important points she needs to read again. Without the ability to bookmark, she won't remember what she needs to read multiple times in order to do so.
  • George is blind and occasionally travels to unfamiliar places for work. He sometimes uses an smart phone to orient himself within a map of the building he's in. Once he's found a key place on the map – a room where a conference session is held, or the bathroom – he bookmarks it to build a map of useful places. This makes navigation easier the second time around. He sets the marks to be persistent across sessions so next time he visits he won't have to repeat his work.
  • Mary has repetitive strain injuries that make it painful to use a mouse. She is a college professor who uses an elaborate web application to correct papers. After putting a comment in a comment field she has to scroll all the way to the bottom of the document to enter the comment. The bookmarks make even this badly designed application something she can use successfully without hurting herself.
達成基準 1.8.16 に関連するリソース:
  • None

ガイドライン 1.9 の参考文献 - 代替ビューを提供する [ガイドライン 1.9]

要約:ユーザーは、コンテンツのソース(1.9.2、レベル AAA)及びコンテンツのアウトラインビューを表示できる(1.9.1、レベル AA)。

1.9.1 アウトラインビュー:

ユーザーは、メインのビューポート内の対応する要素にフォーカスを移動できるように、レンダリングされたコンテンツの見出しのナビゲーション可能なアウトラインを表示できる。(レベル AA)

  • 注:アウトライン ビューは、ドキュメントのランドマークなどの他の名前付き要素も包含する。
適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, add-on, web-based readers

達成基準 1.9.1 の意図:

Outline views allow users to get a simplified view or overview of a document. They are particularly useful for users with memory or cognitive disabilities, blind users, and users who find it difficult or impossible to use a mouse. A navigable outline views reduce orientation and navigation time and fatigue.

達成基準 1.9.1 の例:
  • Frank has repetitive strain injuries and uses speech input. He uses a web browser to read financial information. His browser provides an optional panel displaying a hierarchical list of the headers and tables in the current document. Frank is able to expand or shrink portions of the outline view for faster access to the information he wants.
  • George uses a screen reader. He reads long standards documents and uses the headings to navigate quickly so he can compare sections of the standards. George also finds the outline view useful when he is quickly checking a reference on his mobile phone.

1.9.2 ソースビュー:

ユーザーは、ユーザー エージェントが使用できる全てのソース テキストを表示できる。(レベル AAA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser

達成基準 1.9.2 の意図:

The source view is the ultimate fallback for a person with disabilities when the browser cannot properly render some content, or when the user cannot take advantage of the content as rendered or using the mechanisms provided.

達成基準 1.9.2 の例:
  • George is a web developer who uses a screenreader. He visits a web page where the content author failed to provide alt text or a long description for an image he wants to access. As a last resort, George examines the source to see the image's URI, class, and similar attributes. He sees that part of the URI for the image is "home.jpg" and concludes that he can click on that image to return to the home page of the site. George also uses the source view feature on his mobile device when he needs to identify an image.
  • Mikki has low vision. She wants to create a user stylesheet for her web-based email program. She examines the source code to identify the CSS class of the email heading. She then creates a user stylesheet that increases the size and contrast of the email headings.
達成基準 1.9.2 に関連するリソース:
  • None

ガイドライン 1.10 の参考文献 - 要素情報を提供する [ガイドライン 1.10]

要約:ユーザーは、(例えば、フォーム ラベル、表ヘッダーなど)要素(1.10.1、レベル AA)及び(例えば、タイトル、内部/外部など)拡張リンク情報(1.10.2、レベル AAA)の間の関係に関する情報にアクセスできる。

1.10.1 関連要素を表示する:

ユーザーは、コンテンツ内の明示的に定義された関係から、少なくとも以下を包含する情報にアクセスできる。(レベル AA)

  1. 計算された画像のアクセス可能な名前
  2. (例えば、フォーム フィールド、ボタンなど)計算されたコントロールのアクセス可能な名前
  3. テーブルのキャプション
  4. テーブル セルの行及び列のラベル
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, add-on

達成基準 1.10.1 の意図:

Some users have difficulty perceiving, remembering, or understanding the relationships between elements and their descriptions. Certain elements relate to others in defined semantic relationships (e.g. HTML label element, figcaption, table heading to table cell, and aria-labelledby attributes). This allows users to better understand these relationships even if the elements are not adjacent on the screen or the DOM.

達成基準 1.10.1 の例:
  • John has low vision. When interacting with tables and spreadsheets John has to move the viewport of the magnifier to understand the row and column titles of the cell with which he is interacting. This takes additional time and effort and is therefore frustrating. John switches to a browser that presents the row and column titles when he hovers over a cell. This makes him much more productive at his accounting job.
  • Courtney has a cognitive disability that makes it difficult for her to comprehend complex user interfaces. She is completing an online job application. It is not clear where she should enter her phone number, because the input fields have text labels above, below, and to the left of the current input field. She mouses over the blank box and sees a tooltip that says "home phone number". She is able to complete the form.

1.10.2 要素の階層を表示する:

ユーザーは、要素階層のルート要素から現在フォーカスされている要素又は選択された要素に向かう要素ノードのパスを決定できる。(レベル AAA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, add-on

達成基準 1.10.2 の意図:

Users who have difficulty working with a web page or document can use user stylesheets or scripts to modify page presentation or interaction so they can gain information or accomplish a task. Stylesheets and scripts may require the user to identify specific elements, element attributes, and element position in the hierarchy. The user agent can facilitate this process by allowing the user to navigate to an element, select it if it's not navigable, and query for element information. If this feature is not provided, the user may be forced to try to find the corresponding element in the source view or entire document tree.

達成基準 1.10.2 の例:
  • Jack has low vision and uses user stylesheets frequently. He wants certain content on a web page to be displayed in a larger font, and wants to create a user style sheet that would modify its appearance. He needs to identify the class or ID of the particular element, so he selects the text he's interested in, opens the browser's debug window, which shows him that the selected text is an element with class "story" inside a paragraph inside a DIV with class "Premiere". He then knows the combination of classes and element types to specify in the user style sheet.
達成基準 1.10.2 に関連するリソース:

原則 2:ユーザー インターフェースが操作可能であることを保証する

ガイドライン 2.1 の参考文献 - 完全なキーボード アクセスを保証する [ガイドライン 2.1]

要約:全てのビューポートはキーボードフォーカスを持つ(2.1.2、レベル A)。ユーザーは、キーボードだけを使用して全ての機能を操作でき(2.1.1、レベル A)、ショートカットキーで重要又は一般的な機能を有効にし(2.1.6、レベル A)、キーボード トラップを回避し(2.1.3、レベル A)、項目を有効にすることなくドロップダウン リストやメニュー選択することで指定し(2.1.4、レベル A)、そのプラットフォームの標準キーを使用する(2.1.5、レベル A)ことができる。

2.1.1 完全なキーボードの機能を提供する:

基本的な機能がエンドポイント(例えば、フリーハンドの描画など)だけでなくユーザーの動きの経路に依存する入力を必要とする場合を除き、個々のキーストロークに特定のタイミングを必要としないシーケンシャル又はダイレクト キーボード コマンドを使用してキーボードを介して操作できる。これは、マウス、タッチ、ジェスチャー及びスピーチを包含するキーボード操作に加えて、他の入力方法を提供することを禁じるものでも妨げるべきでもない。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, web-based user agent (readers, players)

達成基準 2.1.1 の意図:

A user has many ways to input information into a computer or device, including mouse, keyboard, gesture, and speech. The keyboard paradigm is the most universal interface for text input – even devices that do not have a keyboard (like mobile phones) support a software interface for them. A user should be able to navigate, read and use all of the web page or application without needing to use a mouse. Some users do not use a mouse. Others can only use a pointing device that uses the keyboard API. It's important that these users be able to interact with enabled components, select content, navigate viewports, configure the user agent, access documentation, install the user agent, and operate user interface controls, all entirely through keyboard input. User agents generally support at least three types of keyboard operation:

  1. Direct (e.g. keyboard shortcuts such a "F1" to open the help menu; see checkpoint 11.4 for single-key access requirements)
  2. Sequential (e.g. navigation through cascading menus)
  3. Spatial (e.g. when the keyboard is used to move the pointing device in two-dimensional visual space to manipulate a bitmap image)

User agents should support direct or sequential keyboard operation for all functions. The user agent should offer a combination of keyboard-operable user interface controls (e.g. keyboard operable print menus and settings) and direct keyboard shortcuts (e.g. to print the current page).

達成基準 2.1.1 の例:
  • Amal has a medical condition that prevents him from using the mouse. Jeremy finds it difficult or impossible to use a mouse or keyboard and therefore uses speech to control the keyboard. Tanya is blind and uses a screenreader and must be able to accomplish all tasks with the keyboard. Jamie uses a switch device to control the computer. Each of these users must be able to do the following through keyboard alone, speech input alone, or switch device alone:
    • Select content and operate on it. For example, if it is possible to select rendered text with the mouse and make it the content of a new link by pushing a button, these users also need to be able to do so through the keyboard and other supported devices. Other examples include cut, copy, and paste.
    • Set the focus on viewports and on enabled elements.
    • Install, configure, uninstall, and update the user agent software.
    • Use the graphical user interface menus even though they cannot use the mouse (Amal, Jeremy and Jamie).
    • Fill out forms.
    • Access documentation.
  • Amal has a medical condition that prevents him from using the mouse. He is reading a web page where the author used the CSS overflow property to constrain the size of a block of content. Amal's browser provides scroll bars to display text that overflows the viewport. He uses the keyboard to enter the element and operate the scrollbars to read all the content, he then uses the keyboard to return focus to the main web page. (see 2.1.3 No Keyboard Trap)
  • Tanya is blind and uses a screen reader. She needs to use a volume control widget to change the volume on a video she is watching. She use the keyboard to navigate to the widget, uses the arrow keys to increase the volume, then uses the keyboard to navigate to the comments below the video player.
  • Cade has low vision. He can't identify an icon and so he needs to read its alternative text. Mouse users could hover the mouse over the icon and have its alternative text displayed as a pop-up or tooltip, but Cade cannot use a mouse. He uses the keyboard to move focus to the icon. The browser automatically displays the "hover" tooltip, or allows him to press a key to have it displayed.
  • Jeremy is a speech-input user who cannot use his hands to control his computer. It is much easier for him to speak keyboard shortcuts then click on an icon in a new program. He needs to be able to see tooltips to discover keyboard shortcuts without having to use the mouse.
  • Karen has muscular dystrophy and cannot easily use the onscreen keyboard to navigate web pages on her mobile phone. Instead, she uses simple gestures to move between elements on the page. As focus moves from one element to another, there is a visible focus indicator.
達成基準 2.1.1 に関連するリソース:

2.1.2 キーボード フォーカスあり:

全てのビューポートは、常にアクティブ又は非アクティブのキーボード フォーカスがある。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin

達成基準 2.1.2 の意図:

Both the user and some types of assistive technology need to know what will be affected by any keyboard input, so it's important that they be able to tell which window, viewport, and controls have the keyboard focus at any time. This applies whether window and viewport are active (active keyboard focus) or inactive (inactive keyboard focus). Even when a window is inactive, it can be affected by simulated keyboard input sent by assistive technology tools. Active keyboard focus is indicated to the user by focus cursors and text cursors, as required by Guidelines 1.3, and made available to assistive technology, as required by Success Criterion 4.1.2.

達成基準 2.1.2 の例:
  • Amal has a medical condition that prevents him from using the mouse. He launches a web browser and navigates to a web page. Initially the keyboard focus is on the entire document, which is exposed to assistive technology, but there is no visible cursor. When Amal presses the tab key, the focus moves to the first link on the web page, and a cursor in the form of a dotted rectangle appears around that link.
  • Amal has a medical condition that prevents him from using the mouse. He launches a web browser and navigates to a web page that has an enabled edit field. The browser places the keyboard focus on the edit field so Amal can immediately start entering text, and its location is shown using a text cursor (usually a vertical line or I-beam). As he types, the text cursor moves to show where the next character will appear. If Amal activates another window, the browser may hide the cursor in the now inactive window, but its location is still available to assistive technology.
  • Raymond has low vision. As the keyboard focus moves from one control to another, or one window to another, his screen enlarger utility detects the focus change and pans its viewport to keep the focus location visible.
  • Jeremy is a speech-input user who cannot use his hands to control his tablet. He opens a web page using a speech command. The web page has a search field, and normally comes up with the keyboard focus in the search field. Jeremy sees the indicator in the search field and knows he does not have to navigate to the search field before saying a search term.
  • Erin has dyslexia which often causes her to confuse directions. She uses gestures to navigate her mobile phone. As focus moves from one element to another, there is a visible focus indicator, which allows her to find the focus easily.
達成基準 2.1.2 に関連するリソース:

2.1.3 キーボード トラップを避ける:

(ネストされたユーザー エージェントを包含する)キーボード インターフェイスを使用してキーボード フォーカスをコンポーネントに移動できる場合、キーボード インターフェイスだけを使用してコンポーネントからフォーカスを移動できる。変更されていない矢印キーや Tab キー(又はエスケープのような標準の終了方法)が必要な場合は、ユーザーに、フォーカスを移動する方法を通知する。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, web-based user agent (readers, players)

達成基準 2.1.3 の意図:

If users can put focus on an element, they can remove focus and move on to the next element. This is often not possible with embedded objects. The user agent needs to provide a way to always return to the previous or next element in the content, or a known location such as the address bar. The user agent also needs to take control back from the embedded object, no matter what it is.

達成基準 2.1.3 の例:
  • Ari has repetitive strain injuries that are exacerbated when he uses the mouse. He is using a video hosting site where each page hosts a nested media player. He presses Tab until the focus in on the media player, then presses Enter to activate and put the keyboard focus on it. When he's finished watching the video, he presses Tab to navigate to the comments below the video, but cannot get the focus to leave the video player. He presses Alt+Left to return to the previous page, but that also fails because the video player is consuming those keystrokes. Luckily, Ari knows that Shift+Esc will return focus from a nested user agent, with or without its cooperation. Thus, even a badly behaved nested user agent cannot prevent Ari from getting on with his work.
  • Ari has repetitive strain injuries that are exacerbated when he uses the mouse. He uses the tab key to move the focus to a toolbar add-on that does not relinquish control back to the user agent. He presses Alt-D to move the focus to the address bar.
  • Mary is a blind user who does not use the mouse. She moves the focus to an embedded scripted application that was poorly programmed. She presses a documented key combination – Alt+N – to override the scripting and move the focus to the next element in the content.
  • Katan cannot use the mouse and has trouble with short-term memory. He is using a virtual machine. The escape sequence is Shift+Ctrl+Escape. Every time Katan opens the program, it briefly shows the escape sequence near the top right corner of the screen. The virtual machine also has an Exit option in its menu system. The Escape keystrokes are also indicated on the menu.
達成基準 2.1.3 に関連するリソース:
  • None

2.1.4 選択とアクティベーションの分離:

ユーザーは、フォーカス、選択又は制御の状態をさらに変化させるユーザー エージェント又は制作者のコンテンツなしに、フォーカス及び選択を移動できるように指定できる。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, add-on, (web-based UA are already required to do this by WCAG)

達成基準 2.1.4 の意図:

People do not expect side effects when moving the keyboard focus regardless of whether the side effect is caused by the user agent or author content. If users fail to notice side effects, they could end up doing something disastrous. This is especially likely for users of assistive technology who cannot see changes happening elsewhere on the screen. Users may also find it confusing or disorienting if the effect causes unexpected focus movement or changes in context. If the user agent does implement side effects to keyboard navigation, it is recommended that it provide a user preference setting to disable them. However, in some cases it may be more appropriate to provide a separate navigation mechanism that avoids side effects, such as allowing the user to hold down the Ctrl key while navigating to avoid changing selection or choice. Note: It may not be possible for the user agent to detect or prevent side effects implemented by scripts in the content, but the user agent is required to prevent side effects that are under its control.

達成基準 2.1.4 の例:
  • Murray has low vision. He uses a screen magnifier that allows him to see the element with the focus and a small area around it. He explores a dialog box by repeatedly pressing the Tab key to move to, and read each control in succession. He uses the arrow keys to navigate through a dropdown menu. When he moves the focus to the first option he goes to that page. He wants to navigate to the third selection, but can't get there. Fortunately, the platform also has a convention that holding down the Ctrl key while navigating that moves the focus without changing selection or option choice. Murray uses this while exploring. His web browser implements its own form controls and navigation mechanisms rather than using the platform's infrastructure, but also implements this Ctrl-key mechanism for users like Murray.
  • Malak is blind. He uses the screen reader on his smartphone to navigate a web page. He selects an item and is able to activate the element using gestures. This requires sufficient screen real estate to perform gestures without changing focus.
達成基準 2.1.4 に関連するリソース:

2.1.5 テキストに従うキーボードの表記法:

ユーザー エージェントは、オペレーティング環境用のキーボード規則に従う。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, web-based user agent (readers, players)

達成基準 2.1.5 の意図:

Keyboard users rely on the user agent to provide keyboard support that is full-featured and consistent among applications. Following platform conventions for keyboard access helps ensure that the functions that people rely on are not accidentally omitted. In addition, making these inputs consistent within and across programs greatly reduces learning curve, cognitive load, and errors. User agents are encouraged to add keyboard commands when the commands provide additional features or benefit for users. User agents should avoid omitting the standard commands, or assigning them to different keys.

達成基準 2.1.5 の例:
  • Jack is blind and uses a screenreader. He edits blog posts in his browser's text area control, and can use the same keys for navigation, editing, and formatting that he's used to using in other applications on the platform (e.g. arrow keys, commands to move to the beginning and end of the line, cut, copy, paste, ctrl-b for bolding).
  • Wenda is blind and uses a screen reader. Her user agent uses a custom tree control showing a hierarchical outline view of the document headings. She can navigate within that control using the same keys as work in the native tree controls used in other applications (e.g. up, down, left and right arrow keys, and navigating directly to entries by typing the beginning of their text).
  • Jack is blind and uses a screenreader. He puts his browser into a caret browsing mode so he can move the text cursor through the text on the page. The browser supports the same keys for navigation and editing as are used in other applications.
達成基準 2.1.5 に関連するリソース:
  • None

2.1.6 キーボードアクセスを効率的にする:

ユーザー エージェントのユーザー インターフェースは、シーケンシャル キーボード アクセスよりも効率的なキーボード アクセスのメカニズムを包含する。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース,コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent (readers, players)

達成基準 2.1.6 の意図:

Efficient keyboard navigation is especially important for people who cannot easily use a mouse, are quickly fatigued, or find it difficult to memorize the menu structure for sequential navigation. This is important in all types of user agent environments.

  • In a browser: A browser provides keyboard shortcuts for its menu functions as well as access keys in the design of its menus and dialog boxes. The choice of shortcut keys follows platform conventions where applicable (e.g. for open document, save document, cut, copy, paste).
  • In a mobile environment: A social networking application on a mobile device has only a very few keyboard shortcuts available on its targeted devices. These few keyboard shortcuts are used for the most commonly accessed functions of the application (e.g. home, list of friends).
  • In a media player: An embedded media player provides shortcut keys for commonly used functions (e.g. pause and play).
達成基準 2.1.6 の例:
  • Jack is blind and uses a screenreader. He opens his browser to write his email. He uses a shortcut to start a new message. He uses the same Ctrl-N command he uses in his desktop email application.
  • Jean has a medical condition that makes it difficult to visualize complex visual structures like dropdown menus. She is writing a new blog entry and discovers that her blogging application has updated and all the menus have changed. She cannot find the menu option to format the text, but is pleased to find that Ctrl-B still works to bold the text she wants.
  • George is blind and uses the gestures on his mobile device to move focus to the top of the page, return to the previous web page and activate links.
達成基準 2.1.6 に関連するリソース:

ガイドライン 2.2 の参考文献 - シーケンシャル ナビゲーションを提供する [ガイドライン 2.2]

要約:ユーザーは、ビューポート内(2.2.1、レベル A)及びビューポート間(2.2.2、レベル A)の全ての操作可能な要素をシーケンシャルにナビゲートするためにキーボードを使用でき、そしてデフォルトのナビゲーション順序はドキュメントの順序(2.2.3、レベル A)である。ユーザーは、ラッピングが発生するとき、ラッピングを無効にしたり、信号を要求できる(2.2.4、レベル AA)。

2.2.1 要素間の順次ナビゲーション:

ユーザーは、現在のトップレベルのビューポートレンダリングされたコンテンツ内の認識された全ての有効な要素を介して、キーボード フォーカスを前後に移動できる。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser

達成基準 2.2.1 の意図:

Sequential keyboard navigation is a fundamental, universal method of keyboard access. While it can be slower and require more input than other methods (such as direct, structural, or search-based navigation) it is a simpler mechanism that requires very little cognitive load or memorization, and is consistent across contexts. Users need keyboard access to all viewports and all enabled elements so that they can manipulate them, view them with screen magnifiers, or have them described by screen readers. The ability to move both forward and backward through the navigation order greatly reduces the number of keystrokes and allows the user to more easily recover from mistakes in overshooting a destination.

達成基準 2.2.1 の例:
  • Sooj has a repetitive stress injury and cannot use a mouse. She cannot use a pointing device, so she moves the keyboard focus to the next enabled element by pressing the Tab key, and to the previous enabled element by pressing Shift+Tab. Within list boxes and radio button groups she uses the up and down arrow keys to move to the next and previous items.
  • George is blind and uses a screenreader on his computer and the speech output and gesture features of his mobile phone. When completing a web form on his phone, he uses the swipe gesture to advance through the form. If George goes past the next form field, or wishes to return to a previous form field, he can use a gesture to go backward.
達成基準 2.2.1 に関連するリソース:

2.2.2 ランドマーク間のシーケンシャルなナビゲーション:

ユーザーは、ドキュメント ランドマークによって識別される領域の間を、キーボード フォーカスを前後に移動できる。(レベル A)

  • :ユーザー エージェントは、シーケンシャルなナビゲーション内に、例えばビューポートなど、他の領域も包含できる。
適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser,add-on

達成基準 2.2.2 の意図:

Users need to be able to jump directly to next or previous viewports without having to visit every element in a viewport on the way to the next viewport. Not being able to jump directly can add an exorbitant number of navigation commands to operations that should be easy and efficient. Users need keyboard access to all viewports and enabled elements so that they can manipulate them, view them with screen magnifiers, or have them described by screen readers. The ability to move both forward and backward through the navigation order greatly reduces the number of keystrokes and allows the user to more easily recover from mistakes in overshooting a destination. This navigation can be among applications, windows, or viewports within an application. This includes the user agent's user interface, extensions to the user interface (e.g. add-ons), and content.

達成基準 2.2.2 の例:
  • Sooj has a repetitive stress injury and cannot use a mouse, so she moves the keyboard focus to the next pane by pressing F6 or to the previous pane by pressing Shift+F6. She moves between tabbed document views by pressing Ctrl+Tab and Shift+Ctrl+Tab.
  • Sooj has a repetitive stress injury and cannot use a mouse. She is working in her web browser, where one document window (viewport) is active (has the active keyboard focus). When she switches to her word processor, the web browser's window and its keyboard focus become inactive, and it hides its cursor. When Sooj switches back to the browser window, it reactivates that viewport, its keyboard focus becomes active again, and its cursor reappears in the same location as when she switched to a different application.
  • Sooj has a repetitive stress injury and cannot use a mouse. A developer creates an add-on to a user agent that allows the user to add notes about each web page being visited. Sooj presses a shortcut key to move focus to the user interface of this add-on and interact with the functionality offered by the add-on. Similarly, Sooj presses another key to move focus back to the main viewport for the user agent in the same location as when she moved to the plug-in.
達成基準 2.2.2 に関連するリソース:

2.2.3 デフォルトのナビゲーション順序:

制作者がナビゲーション順序を指定していない場合、ユーザーはソース順序であるデフォルトのシーケンシャル ナビゲーション順序を持つことができる。(レベル AA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser

達成基準 2.2.3 の意図:

When the content author doesn't explicitly define a consistent tab order, the browser will provide one. Users need to have a mental map of where the focus will land when they press the Tab key or use other sequential navigation commands. If the focus jumps in seemingly random fashion, skipping up or down, it becomes impossible to use this method efficiently because users must stop, find the focus, reorient, and determine what direction they should proceed every time they press navigation keys. This is a particular problem for users with some cognitive limitations or whose disability makes input difficult, tiring, or painful. Content authors are expected to define a logical navigation order in their documents, but if they have not, this success criterion ensures that the order will at least be consistent between user agents.

達成基準 2.2.3 の例:
  • Alec is filling out an HTML form. Because the form's author has not specified a navigation order using the tabindex attribute, when Alec presses the Tab key the focus moves to the next control in the order defined in the underlying HTML. This order is logical as long as the author is not using styles to change the visual order. Alec has the same experience completing this form on his mobile phone.
達成基準 2.2.3 に関連するリソース:

2.2.4 ナビゲーションの折り返しのオプション:

ユーザーは、ドキュメントの最初又は最後でシーケンシャル ナビゲーションがラップされたときに通知を要求することができ、そのような折り返しを防止できる。(レベル AA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser

達成基準 2.2.4 の意図:

Users need a good mental map of the navigation sequence and behavior, and particularly need to know when they have started over again so they can maintain that mental map and not waste time and energy inadvertently revisiting information. This is a greater problem for users who have limited short-term memory, perceive a narrow field of vision, or use a screen magnifier, screen reader or small screen device. This also prevents people with mobility issues from having to use extra navigation commands.

達成基準 2.2.4 の例:
  • Betsy has low vision. She is using a screen magnifier that only shows her a single line of text. She's navigating through a long list of unsorted items in a list box, searching for an entry that she does not realize is not in the list. Each time she presses the down arrow she is presented with the next item in the list. The list box wraps, so after she reads the final entry and presses the down arrow, she is once again presented with the first entry in the list. Unfortunately, it takes her a long time to realize that she's scrolling through the same set of items again and again. To avoid this, she can turn on an option to prevent wrapping, or have the user agent play a sound or display a message to indicate that it is wrapping back to the first item. This behavior should be under the user's control, because keyboard users who can see the entire screen may not want to be interrupted by a pop-up dialog box.
  • Jeff has a mobility impairment. He uses gestures to navigate the page. When he reaches the last active element on the page there is an indicator that the end of the page is reached before changing focus (e.g. wrapping to the top, switching pages).
達成基準 2.2.4 に関連するリソース:
  • None

ガイドライン 2.3 の参考文献 - 直接ナビゲーションと有効化を提供する [ガイドライン 2.3]

要約:ユーザーは、操作可能な要素(2.3.2、レベル AA)を即座に有効化するオプションのある要素(2.3.1、レベル AA)へ直接(例えば、キーボード ショートカットを使用して)ナビゲートできる。ユーザーがコマンドを簡単に発見できるように(2.3.3 及び 2.3.4、レベル AA)、要素を含むコマンドを表示する。ユーザーは、ダイレクト コマンドの再マップと保存ができる(2.3.5、レベル AA)。

2.3.1 有効な要素への直接ナビゲーションを許可する:

ユーザーは、レンダリングされたコンテンツ内の有効な要素直接キーボード フォーカスを移動できる。(レベル AA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser

達成基準 2.3.1 の意図:

People who are blind or have mobility problems often find it difficult or impossible to use a mouse to move the viewport to, and focus on, important elements. Some other form of direct navigation – such as numbers or key combinations assigned to important elements – should be available. Direct navigation can be accessed via keyboard, which also supports other forms of input, such as gesture, speech and touch.

達成基準 2.3.1 の例:
  • Mary cannot use the mouse or keyboard due to a repetitive strain injury. She uses speech input with a mouseless browsing plug-in for her browser. She is able to use the same plug-in on her smartphone. The plug-in overlays each link with a number that can then be used to directly select it (e.g. by speaking the command "link 12"). This prevents Mary from having to say "tab" numerous times to select a link.

2.3.2 有効な要素の直接アクティブ化を許可する:

ユーザーは、単一のアクションで、レンダリングされたコンテンツ内の有効な要素直接キーボード フォーカスを移動し、その要素に対してアクティブ化アクションを実行できる。(レベル AA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser

達成基準 2.3.2 の意図:

People who are blind or have mobility problems often find it difficult or impossible to use a mouse to move the viewport to, focus on, and activate important elements. Some other form of direct navigation – such as numbers or key combinations assigned to important elements – should be available. Direct navigation can be accessed via keyboard, which also supports other forms of input, such as gesture, speech and touch.

達成基準 2.3.2 の例:
  • Mary cannot use the mouse or keyboard due to a repetitive strain injury, instead she uses voice control technology with uses a mouse-less browsing plug-in to her browser. The plug-in overlays each hyperlink with a number that can then be used to directly select it (e.g. by speaking the command "select link twelve"). This prevents Mary from having to say the word 'tab' numerous times to get to her desired hyperlink.
  • Mary cannot use the mouse or keyboard due to a repetitive strain injury. On her mobile phone, Mary uses a single speech command to launch the app, rather than having to use multiple commands to page through screens to find the app icon and activate it.
達成基準 2.3.2 に関連するリソース:
  • None

2.3.3 レンダリングされたコンテンツからダイレクト コマンドを提示する:

ユーザーは、(例えば、アクセスキー、ランドマークなど)レンダリングされたコンテンツ内に任意の認識されたダイレクト コマンドを持たせ、その関連する要素(例えば、メールに返信するための Alt + R)を提示できる。(レベル AA)

達成基準 2.3.3 の意図:

For many users, including those who use the keyboard or an input method such as speech, the keyboard is often a primary method of user agent control. It is important that direct keyboard commands assigned to user agent functionality be discoverable, including in rendered content. If direct commands are not presented in content, many users will not discover them.

達成基準 2.3.3 の例:
  • Fiona is blind. She uses an audio browser. When the system reads form controls in the rendered content, it reads the label of the form followed by the accesskey (e.g. "name alt plus n").
  • Mary cannot use the mouse or keyboard. She uses speech input. She is composing an email and wants to attach a file. She sees Ctrl+Shift+A next to the link to attach a file. Mary says the command to add the attachment.
  • Mary cannot use the mouse or keyboard. She uses speech input. When reading email on her tablet, Mary touches a control which opens a toolbar with a setting to display the accesskeys and other direct commands that the author created. She sees that a 3-finger swipe will delete the current email.
達成基準 2.3.3 に関連するリソース:

2.3.4 ユーザー インターフェースにダイレクト コマンドを提示する:

ユーザーは、UA ユーザー インターフェースにある(例えば、キーボード ショートカットなど)任意のダイレクト コマンドを持たせ、その関連するユーザー インターフェース制御(例えば、「保存」メニュー項目及びツールバー ボタンに表示される「Ctrl + S」など)を提示できる。(レベル AA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, 構成設定(オプション)

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin

達成基準 2.3.4 の意図:

For many users, including those who use the keyboard or and input method such as speech, the keyboard is often a primary method of user agent control. It is important that direct keyboard commands assigned to user agent functionality be discoverable as the user is exploring the user agent. If direct commands are not presented in content, many users will not discover them.

達成基準 2.3.4 の例:
  • Vlad is a keyboard-only user who uses a browser on the Mac operating system. When he needs to perform a new operation with the browser user interface, he searches for it in the menus, and notices that the menu item has a shortcut in the label (e.g. "Copy   +C"). This indicates the direct activation command he can use in the future to avoid having to traverse the menus.
  • Amir uses ability switches to control an onscreen keyboard for the Windows operating system. When he presses the "Alt" key the available browser user interface accesskeys are shown as overlays on the appropriate user interface controls (e.g. "File with 'F' in an overlay").
  • Neta has a repetitive strain injury. She relies on gestures and shortcuts to complete tasks. Using a specialized command on her mobile device, she can pull up an overlay of arrows and text showing all the commands that can be completed in that context. This allows her to learn new programs as efficiently as possible, making it less likely she will overtax her hands.
達成基準 2.3.4 に関連するリソース:
  • None

2.3.5 カスタマイズされたキーボード コマンドを許可する:

ユーザーは、オペレーティング環境の(例えば、メニュー内をナビゲートするための矢印キーなど)従来のバインディングを除いて、認識された制作者提供の(例えば、アクセスキーなど)ショートカット及び UA ユーザー インターフェース コントロールを包含するキーボード ショートカットをリマップできる。(レベル AA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin

Intent of Success Criterion 2.3.5

People using a keyboard interface need the ability to remap the user agent's keyboard shortcuts in order to avoid keystroke conflicts with assistive technology, reduce number of keystrokes, use familiar keystroke combinations, and optimize keyboard layout (e.g. for one-handed use). This is important for people with dexterity issues where every keystroke can be time consuming, tiring or painful. It is also important for people using assistive technologies such as screen readers, where many keystrokes are already in use by the assistive technology. The goal of this success criterion is to enable the user to be in control of what happens when a given key is pressed, use the keyboard commands that meet specific needs, and save the modifications.

Content authors can use the Accesskey attribute to define shortcut keys that allow quick access to specific elements, actions, or parts of the web content. The author can select shortcuts that are different from what the user expects. Users who rely upon keyboard input may want consistent shortcut keys across the sites they visit.

Users should have the option to make any keyboard shortcuts be persistent across browsing sessions. The user should be able to save, import and export these settings.

User agents can also offer the user the option to automatically apply preferred key combinations for content that has author-specified accesskey bindings that are based on the associated text, label, or ARIA role. This overrides any author-specified keybinding.

達成基準 2.3.5 の例:
  • Frank has repetitive strain injuries and uses speech input. He has defined standard commands to access commonly used parts of a website. For example, when Frank says "site search", the cursor jumps to the search field. If the author has assigned an access key that is not standard, Frank can override it and set the access key to a standard mapping so he can say the same search command across all the sites he uses.
  • Laura types with one hand and finds keys on the left side of the keyboard easier to press. She browses to a web page and notices that the author has assigned access keys using keys from the right side of the keyboard. She opens a dialog in the user agent and reassigns the access keys from the web page to the left side of the keyboard. She also uses the user agent's preference settings to redefine its keyboard shortcuts in the same way.
  • Laura types with one hand. On her mobile device, Laura maps common website actions to numeric shortcut keys. For example, she prefers to have the 1 key to activate a site's search function. An author of a site visited daily by this user defines "S" as the accesskey for the search function. Laura overrides the author-specified accesskey of "S" with "1".
  • Elaine has low vision and is using a screen magnification program. The program uses Alt+M to increase the size of the magnified area of the screen. She notices that in her web browser, Alt+M is a access key for activating a home button that stops her from being able to control her magnification software. She opens a access key reassignment feature in the user agent, and sets Alt+O to be the new access key for the home button. Her screen magnification software now works correctly.
  • George uses a screenreader. The screenreader uses Ctrl+F to read the item with focus. Since this is a common user agent command for Find, the user agent allows George to reassign the Find command to a non-conflicting key binding. The user agent provides a list of user interface features and default keyboard assignments with options for the George to assign new key combinations. George saves the user keyboard customizations the same way he saves other user preferences.
達成基準 2.3.5 に関連するリソース:

ガイドライン 2.4 の参考文献 - テキスト検索を提供する [ガイドライン 2.4]

要約:ユーザーは、レンダリングされたコンテンツを前方又は後方(2.4.1、レベル A)に検索し(2.4.2、レベル A)、一致したコンテンツをビューポート内に強調表示できる(2.4.3、レベル A)。一致するものがない場合(2.4.4、レベル A)、ユーザーはアクセシブルな方法で通知される。ユーザーは、代替コンテンツ内のテキストを大文字と小文字で検索もできる(2.4.5、レベル AA)。

2.4.1 テキスト検索:

ユーザーは、ドキュメントの文字セットからの印刷文字の任意のシーケンスに対して、レンダリングされたテキストの代替及びレンダリングされた生成コンテンツを包含するレンダリングされたコンテンツ内の検索を実行できる。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin

達成基準 2.4.1 の意図:

The find or text search function in a user agent allows the user to easily locate desired information in rendered content. People who read or navigate slowly or with difficulty due to a disability rely more heavily on the ability to search for text, rather than scanning or reading an entire document to find it. The ability to search alternative content allows screen reader users to find content they heard on their speaker. Users with hearing impairments use Text Search as an efficient method of jumping to specific points in a video. Users who find it difficult to use the mouse or keyboard and have to limit their physical operations will save movements using search.

達成基準 2.4.1 の例:
  • Marvin has a dexterity impairment. He needs to move efficiently to specific text in the document. The user agent provides a local search function that is available using speech commands. Marvin says "find box," a text box with a search button appears. He speaks the word he is looking for, and says "enter", which executes the search function.
  • Betty has low vision. She is attempting to create a user stylesheet for a site and needs to know the 'class' attribute value for navigation headers. Betty gets the source view of the current page and searches for the specific phrase used in a navigation list to find the class associated with the navigation element
  • Joe has a distraction disorder. He is taking an online exam. He is working on the 6th question when he realizes he wrote something wrong in the essay on question 2. He uses the search function in the browser to find the text in error inside the textarea of question 2.
  • Sam is a screen reader user. He wants to send the flow chart image on the page to a colleague. Sam searches for the word "flowchart" that he heard spoken as part of the 'alt' text for the image. He then uses the context menu to select the address of the image and sends it to his colleague.
  • Agnes is deaf. She is watching a video with captions turned on. Agnes uses the search function to search through the captions and jump to the point in the video where the search term is located in the time line.
  • Greta has a reading impairment. She is trying to efficiently locate some information in a large, detailed graphic. She is using a browser with native support for SVG. When Greta searches for a term, text within the SVG is searched along with the HTML content.
達成基準 2.4.1 に関連するリソース:
  • None

2.4.2 検索の方向:

ユーザーは、レンダリングされたコンテンツの前方または後方に検索できる。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin

達成基準 2.4.2 の意図:

People who read slowly or with difficulty due to a disability rely more heavily on the ability to search for the text they're looking for, rather than scanning or reading an entire document to find it. Local find in a user agent allows the user to easily locate desired information in rendered content. The ability to search for alternative text content allows screen reader users to find content they heard on their speaker. Users with hearing impairment use text search as an efficient method of jumping to specific points in a video.

達成基準 2.4.2 の例:
  • Gwen is blind. She's been reading through several different web pages and wants to quickly locate a phrase she has previously read. She guesses that it is past where her point of regard is in the current document. She uses the user agent search function to search forward in the document. When the search reaches the end of the document, it notifies her, and she realizes that the remainder of the article she is in doesn't contain that phrase.
達成基準 2.4.2 に関連するリソース:
  • None

2.4.3 一致の発見:

検索操作で一致が生成されるとき、一致したコンテンツが強調表示され、必要に応じて一致するコンテンツを可視領域内に表示するためビューポートがスクロールされ、ユーザーは一致した場所から検索できる。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin

達成基準 2.4.3 の意図:

It is important for the user to easily recognize that a search term has been found and that the term is revealed to the user in context. The user agent moves the viewport to include the found term and the term is highlighted in some fashion. The point of regard is the found element in the viewport. Any subsequent searches on the same term or other navigation tasks (e.g tabbing to the next anchor) begin from this point.

達成基準 2.4.3 の例:
  • Jules has low vision and uses a magnified screen. She frequently searches for terms that appear multiple times in a document that contains a lot of repetition. It is important that the viewport moves and if necessary her screen scrolls after each search so she can easily track where she is in the document.
達成基準 2.4.3 に関連するリソース:
  • None

2.4.4 完了又は不一致のアラート:

ユーザーは、検索操作に一致するものがないとき、通知を受け取るように選択できる。ユーザーは、コンテンツの最初又は最後から検索を継続するときに通知を受け取るように選択できる。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin

達成基準 2.4.4 の意図:

It is important for users to get clear, timely feedback so they don't waste time waiting or, worse, issue a command based on a wrong assumption. It is important during a search that users are informed when there is no match or that the search has reached the beginning of the document.

達成基準 2.4.4 の例:
  • Dennis is blind and uses a screen reader. As soon as he gets a message that there is no match he goes on to search for something else, however, if he does not get a message he wastes time retrying the search to make sure the entire document has been searched.
  • Dennis is blind and uses a screen reader. When he searches for a word in a web page and the search wraps to the beginning of the page, his computer beeps to alert him that the search has wrapped.
達成基準 2.4.4 に関連するリソース:
  • None

2.4.5 代替コンテンツ検索:

ユーザーは、代替コンテンツが画面上にレンダリングされないときでも、(例えば、非テキストコンテンツの代替テキスト、キャプションなど)テキストである代替コンテンツ内でテキストの検索を実行できる。(レベル AA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin

Intent of Success Criterion 2.4.5:

Authors frequently provide alternative content to meet web content accessibility guidelines. Users with disabilities may experience this as part of the content. The purpose of this success criteria is to ensure that text search allows users to locate this content, even if it is not visibly rendered.

達成基準 2.4.5 の例:
  • Rhonda is easily distracted. She typically browses the web with images turned off so she sees alternative text rendered in place of images. She visits a favorite website on a friend's computer and wants to find a link to her favorite artist's photo gallery. She searches for the artist's name on her friend's computer. The alt text is not displayed, but the artist's image is highlighted because her 'text search' command has associated the alt text with the image.
  • Tasina is hard of hearing and watches movies with captions on. She remembers a phrase in a captioned training movie that he wants to replay. He goes to the web page with the embedded movie. He types in the phrase in the "Find" box and the user agent moves to the point in the movie where the phrase is found.
達成基準 2.4.5 に関連するリソース:
  • None

ガイドライン 2.5 の参考文献 - 構造化ナビゲーションの提供 [ガイドライン 2.5]

要約:ユーザーは、コンテンツ階層をナビゲートできる(2.5.1、レベル A)。

2.5.1 見出しとテーブル内の構造ナビゲーションを提供する:

ユーザー エージェントは、構造タイプが認識される場合、少なくとも以下のタイプの構造ナビゲーションを提供する。(レベル AA)

  • 見出し別
  • コンテンツ セクション別
  • テーブル内
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser

達成基準 2.5.1 の意図:

Users who find it difficult or impossible to use the mouse require an efficient way to jump among elements without having to navigate through intervening content. Navigating by heading is especially important when scanning a web page to find a pertinent section. Navigating by table element is especially important when building or reading tables.

達成基準 2.5.1 の例:
  • Jamie is blind and uses a screen reader. When he reads the New York Times he scans the headlines to find interesting stories. To do this he needs a way to go from headline to headline.
  • Billie is a paraplegic who uses speech input to write long legal documents. When she is proofing a document she needs to scan each section header. It takes far fewer speech commands to navigate the section headers when she can jump directly to them. Billie also makes extensive use of tables. It takes far fewer speech commands to navigate tables when she can jump directly among elements. Direct navigation to headlines and table elements allows her to do her job without overusing her vocal cords and within required time constraints.
  • Celia has short-term memory issues and is easily distracted. When looking for any particular section of the document, she finds it easier to scan through headings by jumping from heading to heading rather than having to scan through an entire page of potentially distracting text. Celia also finds it useful to be able to move from a subheading to a major heading and back to orient herself within the context without becoming confused.
  • Armand is blind. When he reads a long web page on his iOS smartphone, Armand navigates from heading to heading using the Rotor commands on his phone.
達成基準 2.5.1 に関連するリソース:
  • None

ガイドライン 2.6 の参考文献 - プリファレンス設定の設定と保存 [ガイドライン 2.6]

要約:ユーザーは、プリファレンス設定をデフォルトに戻すことができ(2.6.2、レベル A)、アクセシビリティ設定はセッション間で維持できる(2.6.1、レベル A)。ユーザーは、複数のプリファレンス設定を管理し(2.6.3、レベル AA)、現在のユーザー インターフェースがアクセスを妨げないように、ユーザー インターフェース外のプリファレンス設定を調整して(2.6.4、レベル AA)、互換性のあるシステムに設定を転送できる(2.6.5、レベル AA)。

2.6.1 持続的なアクセシビリティ設定を許可する:

ユーザー エージェントのアクセシビリティ設定の設定は、セッション間で維持される。(レベル A)

  • 注:ユーザー エージェントは、これを無効にする公開アクセス設定があるかもしれない。
適用対象:

構成設定

一般的な実装対象:

operating system, browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent (readers, players)

達成基準 2.6.1 の意図:

When a user has customized settings within the user agent to maximize accessibility, customization is saved between browsing sessions. The user can automatically use those settings in subsequent browsing sessions.

達成基準 2.6.1 の例:
  • Lynn has moderately low vision. She sets the default zoom level, font size, and colors to make pages easier for her to read. Because those settings are persistent, she doesn't have to manually restore her settings every time she starts the browser.
  • Brian is a quadriplegic who uses speech input. He has to adjust settings in his browser to make it fully compatible with his speech input system. It's difficult for him to adjust these settings, since he can't fully operate the browser until it's complete. Once his browser is configured this way, he relies on it staying in that configuration even if he upgrades the browser or restarts his system.
  • Betty has low vision. She customizes her mobile browser's color and font settings to make text much easier to read. Her browser incorporates a cloud-based profile so she can retain her settings across her browsing sessions and her desktop and tablet browsers.
達成基準 2.6.1 に関連するリソース:

2.6.2 全てをデフォルトに戻すことを許可する:

ユーザーは、全てのプリファレンス設定をデフォルト値に戻すことができる。(レベル A)

適用対象:

構成設定

一般的な実装対象:

operating system, browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent (readers, players)

達成基準 2.6.2 の意図:

For some users, it may be difficult to easily recall all modified settings. Others may find it difficult to navigate to each modified setting, especially if a particular setting impacts their ability to do so. Users who customize settings may find that their chosen settings are not suitable and decide to restore these settings to default values. This success criteria allows a user to easily restore all preference settings to default values using a single function or action.

達成基準 2.6.2 の例:
  • Ron is blind. He accidentally changes a browser setting that makes his browser incompatible with his screen reader, preventing him from changing it back. He restarts his browser using a command line option that starts in the default configuration. From there he can adjust the setting that caused him problems.
  • Kathy has repetitive stress injuries which makes it painful to for her to experiment with settings. She accidently turns on a zoom feature on her smartphone and cannot figure out how to turn it off. She gestures to navigate to the preferences menus and selects a command to reset preferences to default.

2.6.3 複数のプリファレンス設定を許可する:

ユーザーは、複数のユーザー エージェント設定の保存と取得ができる。(レベル AA)

適用対象:

構成設定

一般的な実装対象:

operating system, browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent (readers, players)

達成基準 2.6.3 の意図:

Some users may need to change their setting preferences under circumstances such as varying levels of user fatigue, changes in environmental noise, or changing lighting conditions. Providing an easy method for saving and switching between sets of preferences helps the user complete intended tasks.

達成基準 2.6.3 の例:
  • Hiroki has low vision. When he is carrying his tablet computer he operates it with the built-in touchscreen. When at his desk he links it to a Bluetooth keyboard and mouse, and redirects the display to a large computer monitor. The browser allows him to quickly switch between different configurations for different environments.
  • Davy has moderately low vision and must adjust the contrast of media to different levels for day and night. Because this requires a multiple steps, he has two user profiles, one for each environment.
  • Aaron has repetitive strain injury. He usually uses a keyboard and mouse, but when his repetitive strain injury is bothering him he prefers to use the keyboard and avoid using the mouse as much as possible. At those times he uses his browser's user preference profiles to load a different configuration that’s optimized for the keyboard.
達成基準 2.6.3 に関連するリソース:

2.6.4 ユーザー インターフェースの外部からのプリファレンスの変更を許可する:

ユーザーは、UA ユーザー インターフェースの外部からユーザー エージェント アクセシビリティ ガイドライン(UAAG)2.0 を満たすために必要な任意のプリファレンス設定を調整できる。(レベル AAA)

適用対象:

構成設定

一般的な実装対象:

browser, media player

達成基準 2.6.4 の意図:

Users with disabilities may not be able to use a user agent in a particular configuration. This can occur during setup when default settings don't meet their needs, or after someone changes an option. If users cannot change the settings from the user interface, they need a way to adjust or reset those options from outside the user agent. The user agent can accomplish this in multiple ways including detecting and implementing the platform accessibility settings, providing an external file to modify, providing access to settings from a separate utility program, providing accessibility options in the installation program, or providing command-line switches to change the user agent's behavior.

Note: User agents are encouraged to allow all user preferences to be adjusted.

達成基準 2.6.4 の例:
  • Aosa is blind. Her web browser is incompatible with her screen reader unless she changes one of the browser's advanced settings. Because she cannot activate and use the appropriate dialog box until the setting is changed, she needs to start the browser using a dedicated command-line switch that changes the behavior.
  • Bintu is deaf and enjoys watching captioned videos. Since different video players may not have accessible settings, she sets her browser to always display captions, knowing the video player will respect the browser's request to display captions. In this way the options in one user agent (the embedded video player) are set outside its user interface by being set in another program (the hosting browser).
  • Sasha requires high contrast to be able to discriminate the shape of letters. She has set the accessibility preferences on her computer to use high contrast mode. When she launches her browser, it detects that she is using high contrast and adjusts the font and color settings for its user interface to reflect those settings.
  • Justin has an attention deficit disorder. He is setting up his new e-book reader and is interrupted while setting the default font colors. He accidentally sets his background and font color to white on white. He can't read the settings screen to recover his default settings, so he exits the reader and follows the instructions on the vendor's website to edit the "settings.ini" file to adjust the colors. He restarts the reader with the corrected color settings.
  • Jan is easily confused by new interfaces. Using the screen reader capabilities on her mobile phone she changes the interface of the updated browser, then can't figure out how to undo them. She uses an app from the browser developer to reset the browser settings to default.
達成基準 2.6.4 に関連するリソース:

2.6.5 プリファレンス設定を転送可能にする:

ユーザーは、デバイス間で互換性のある全てのユーザー エージェント設定を転送できる。(レベル AAA)

適用対象:

構成設定

一般的な実装対象:

browser

達成基準 2.6.5 の意図:

Configuring a user agent can be a complex and time-consuming task. Some users hire assistive technology professional trainers to do their system setup. Users who have spent time customizing accessibility preferences to meet their requirements need to migrate preference setting to other compatible devices. Schools and universities also need to maintain accessibility settings across multiple machines.

達成基準 2.6.5 の例:
  • Lori is a rehabilitation specialist who works with clients to customize electronics and assistive technology to their needs. She sets up a new system for Ray, and saves a backup of the accessibility setting for Ray and for herself. She keeps electronic backups of her clients' configurations that she can quickly email to them if they lose their settings.
  • Ray is blind and uses a screenreader on his desktop and a voice application on his phone. He sets up web-based email application accessibility preferences on his phone. The preferences are automatically reflected in the desktop version of that web-based email application.
  • Trisha is a 4th grader with low vision. When she changes classrooms, she carries a USB stick containing her accessibility settings so she and her teachers do not have to use class time customizing her computer.
  • Betty has low vision and has a highly customized color palette defined in her browser. She saves her customizations to a cloud-based storage service, so her preferences can be transferred to the other desktop and mobile browsers that she uses.
達成基準 2.6.5 に関連するリソース:

ガイドライン 2.7 の参考文献 - グラフィカル コントロールの表示をカスタマイズする [ガイドライン 2.7]

要約:ユーザーは、ユーザー エージェント コントロールにショートカットを追加、削除、再配置、割り当て及び、それらをデフォルト設定に戻すことができるようにする(2.7.1、レベル AA)ことを推奨する。

2.7.1 ユーザー インターフェースのコマンド、機能及びアドオンのコントロールの表示のカスタマイズ:

ユーザーは、ユーザー エージェントのユーザー インターフェース内に表示されるユーザー エージェントのコマンド、機能及びアドオンを、次のようにカスタマイズできる。(レベル AA)

  • 表示:ユーザーは、ユーザーがインストールしたアドオンを包含するユーザー エージェントのユーザー インターフェース内で使用可能な任意のコントロールの表示を選択できる。画面上に表示されるコントロールの総数を制限することは許容される。
  • 簡略化:ユーザーは、(例えば、コントロールを隠すなど)基本的な操作に不可欠なコマンドのみを表示するように選択することで、デフォルトのユーザー インターフェースを簡素化できる。
  • 再配置:ユーザーは、(例えば、タッチスクリーン上の手の移動を最小限にしたり、ハンドヘルド モバイル デバイス上の好ましい手のアクセスを容易にしたり)物理的なアクセスを容易にするためにコンテナ自身の再配置と同様に、(例えば、ツールバーやツールパレットなど)コンテナ内にある個々のコントロールの再配置を選択できる。
  • 有効化したキーストローク又はジェスチャーの割り当て:ユーザーは、コントロールのアクティブ化に使用されたデフォルトのキーストローク又はジェスチャーの表示、割り当てや変更を選択できる。
  • リセット:ユーザーは、デフォルト設定にコンテナ及びコントロールをリセットするオプションを持つ。
適用対象:

UA ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, web-based user agent (readers, players)

Intent of Success Criterion 2.7.1:

The user needs to control which user interface elements are visible and usable, where elements are visually located on the screen, and where elements fall in the navigation order. In some cases adjusting whether an element is visible and usable can involve installing or uninstalling a component — or merely showing or hiding it — depending on the user agent and the specific component.

This can reduce keystrokes, bring buttons into view that are hidden by default or otherwise allow the user to interact with the user agent in a more efficient fashion. Users with dexterity impairments or mobility impairments can have problems making the large movements required to select between non-adjacent controls which they need to use frequently. Similarly, users with low vision can have to move their magnified view-port excessively to see frequently used controls. Enabling these controls to be situated together removes some of the strain faced by these users, and increases productivity as task completion times are decreased.

達成基準 2.7.1 の例:
  • Martin accesses the computer by pressing keys with a stick held in his mouth. He gets around the user agent with taps on the tab and arrow keys. The button for printing a web page is the last button on a toolbar. This button requires six presses of a right arrow key. This is the only button Martin uses on the toolbar. Using a preferences dialog, Martin is able to configure this toolbar to only show the Print button, reducing the number of time he must press with his mouthstick.
  • Laura has one hand. When she holds her mobile phone in her left hand, she must use her thumb to press the controls. She configures her mobile apps so that the toolbars are at the left side or the bottom, so she can reach them.
  • Caraway has a repetitive strain injury. She uses speech input. The speech program automatically clicks toolbar items that she speaks. In programs she uses a lot she removes toolbars that she doesn't use in order to reduce the probability that the speech program will interpret text input as a toolbar command and click something Caraway does not intend.
  • Zelda has a brain injury that leaves her easily confused. She reorders the toolbars in her web-based word processing and layout programs so that the text color and highlight color icons are in the same order and she can rely on habit to click the correct button no matter what program she is in. Without this ability to reorder she finds herself constantly clicking the wrong button because they are configured differently by default in the different programs.
  • Devon is easily distracted. In programs he uses frequently, he removes toolbars he does not use in order to cut down on distractions.
  • Sally has memory issues that make it difficult to memorize keyboard shortcuts. She has aligned the keyboard shortcuts in several programs so she doesn't have to memorize as many shortcuts. She reminds herself of keyboard shortcuts by hitting a key that gives her a list of keyboard shortcuts in the current program.
  • Linda has rheumatoid arthritis and finds it difficult to perform the pinch gesture that's commonly used to zoom on mobile phones. She changes the default gesture for zooming to a gesture she can more easily do. Linda's left hand is less damaged than her right hand. She moves a common control from the right side of the screen to the left side of the screen to make it easier to access with her left hand.
  • Jennifer is blind. She sometimes configures apps on her friend Linda's mobile phone. When Jennifer picks up Linda's mobile phone, she turns on the built-in screen reader so she so she can quickly find her way around Linda's phone. When Jennifer is done, she changes the controls back to Linda's original settings.
達成基準 2.7.1 に関連するリソース:

ガイドライン 2.8 の参考文献 - 時間に依存しないインタラクションを可能にする [ガイドライン 2.8]

要約:ユーザーは、ユーザー エージェントによって制限が制御できる場合、ユーザーが入力する時間制限を延長できる(2.8.1、レベル A)。

2.8.1 調整可能な時間制限:

UA ユーザー インターフェースは、時間制限が包含されていないか、少なくとも以下のいずれかに該当する。(レベル A)

  1. 電源を切る:ユーザーは、時間制限が発生する前に電源を切ることができる。または、
  2. 調整:ユーザーは、デフォルト設定の長さの少なくとも10倍の広い範囲で、それに遭遇する前に時間制限を調整できる。または、
  3. 拡張:ユーザーは、期限が切れる前に警告を受け、(例えば、「スペース バーを押す」など)簡単な操作で時間制限を延長するために少なくとも20秒を与え、ユーザーは少なくとも10回まで時間制限を延長できる。または、
  4. リアル タイムの例外:時間制限はリアルタイム イベントの必須部分であり、時間制限の代替手段はありえない。または、
  5. 重要な例外:時間制限は必須であり、期間を延長するとアクティビティが無効になる。または、
  6. 20時間例外:時間制限が20時間以上ある。
適用対象:

UA ユーザー インターフェース, 構成設定(オプション)

一般的な実装対象:

operating system, browser

達成基準 2.8.1 の意図:

People who use assistive technology and those who require more time to read, understand, or act upon content (e.g. individuals with reading disabilities or non-native readers of the presented language) should be able to extend or override any content or author imposed presentation or interaction time limits.

達成基準 2.8.1 の例:
  • Hildreth has severe arthritis, which affects her computer navigation. She sometimes clicks accidentally, and she needs more time to navigate. When she clicks Exit on her web browser, it displays a message box asking if she is sure she wants to exit, with a timer saying she needs to respond within 10 seconds. Hildreth changes the settings in her user options to turn off this timeout so she has adequate time to respond.
  • Susie reads slowly. When she hovers her mouse over a link to see a pop-up showing the destination of the link, the popup ordinarily disappears after two seconds, which is not enough time for her to read it. She turns off this timeout, allowing her to hover the mouse for as long as she needs to read the text before moving it to allow the pop-up to disappear.
達成基準 2.8.1 に関連するリソース:

ガイドライン 2.9 の参考文献 - ユーザーが発作を引き起こす可能性のある発光を避けるための助けをする [ガイドライン 2.9]

要約:ユーザーが発作を防ぐのを助けるために、デフォルトの設定は、ブラウザーのユーザー インターフェースが発光又は色のしきい値よりも2倍以上(2.9.1、レベル A)や、しきい値よりもさらに3倍以上点滅しないようにする(2.9.2、レベル AAA )。

2.9.1 3回の発光又は閾値以下:

デフォルトの設定では、ユーザー エージェントは、発光が一般的な発光及び赤色の発光閾値を下回らない限り、1秒間に3回以上発光する UA ユーザー インターフェース コンポーネントを表示しない。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定(オプション)

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, web-based user agent (readers, players)

達成基準 2.9.1 の意図:

Seizures due to photosensitivity can occur when there is a rapid series of general flashing, or a red flash. A potentially harmful flash occurs when there is a pair of significantly opposing changes in luminance. A transition to or from a saturated red is potentially harmful irrespective of luminance.

達成基準 2.9.1 の例:
  • Koa has photosensitive epilepsy. He checks a game website that has just added a flashing red icon to advertise their newest product. Because his browser's default configuration protects him from harmful flashing, the potentially harmful flashing does not occur on his machine.
  • Koa has photosensitive epilepsy. He visits a weather web site that uses flashing to indicate a tornado warning. In order to avoid triggering seizures, the flashing is limited to fewer than three times per second, and, to be extra cautious, it is not red.

2.9.2 3回の発光:

デフォルトの設定では、ユーザー エージェントは、(発光が一般的な発光閾値および赤色の発光閾値を下回っているかどうかに関係なく)1秒間に3回以上発光する UA ユーザー インターフェース コンポーネントを表示しない。(レベル AAA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定(オプション)

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, web-based user agent (readers, players)

達成基準 2.9.2 の意図:

Seizures due to photosensitivity can occur when there is a rapid series of general flashing, or a red flash. People who are particularly sensitive to flashing can be harmed by any level of flashing. 2.9.2 has the same effect as 2.9.1, going further to ensure that more sensitive users can traverse the web without potentially harmful effects.

達成基準 2.9.2 の例:
  • Alfred has photosensitive epilepsy and is particularly sensitive to flashes. He checks a game website that has just added a flashing red icon to advertise their newest product. His browser's default configuration protects him from all flashing, so the potentially harmful flashing does not occur on his machine.

ガイドライン 2.10 の参考文献 - 時間ベースのメディアの制御を提供する [ガイドライン 2.10]

要約:ユーザーは、時間ベースのメディア(2.10.1、レベル A)及び実行可能な領域のプレースホルダ(2.10.2、レベル A)を表示、全ての実行可能なコンテンツをブロック(2.10.3、レベル A)、 再生(2.10.4 レベル A)、停止/一旦停止/再開(2.10.5、レベル A)の調整、時間(2.10.6、レベル A)又は章(2.10.7、レベル AA)などの意味構造によってナビゲートできる。ユーザーが、視覚的な時間ベースのメディアのコントラストと明るさを調整することを推奨する(2.10.8、レベル AAA)。トラックを有効又は無効にすることは、1.1.1 代替コンテンツのレンダリングに包含される。

2.10.1 時間ベース メディアの読み込みのみ:

ユーザーは、明示的なユーザー要求までコンテンツが再生されないように、認識された時間ベースのメディア コンテンツの読み込み時の再生を上書きできる。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, web-based players

Intent of Success Criterion 2.10.1:

Users who need to avoid signals that can trigger seizures, users who are easily distracted, and users who have difficulty interacting with the controls provided for playing media need to be able to load media in a paused state. The user agent provides a global control that sets a state equivalent to "paused waiting for user interaction" for all recognized media when a page loads. The user has a global option to set autoplay to off or paused until the user activates "play". The user agent provides a visual or auditory indicator that the video is in paused state and needs user interaction to start. This prevents media from playing without explicit request from the user.

When the media is not in the actual document, but rather has been created with document.createElement('audio'), the user agent does not recognize that the media exists and cannot give a visual indication by default. In this case, it is up to the author to provide the controls. See WCAG in resources below.

達成基準 2.10.1 の例:
  • Jill is blind. She browses the web using a screen reader to listen to the text of web pages. She navigates to her favorite shopping site and is greeted with trumpets blaring and an announcer shouting "Sale, sale, sale!" The audio is so loud that she can no longer hear the web page content. Jill closes her browser and changes a setting titled Play Audio on Request to yes and visits her shopping site again. This time she can read the content and when she is ready plays the audio and smiles, thinking of the deal's she is about to find.
  • Jamie has epilepsy that's triggered by certain types of audio. She sets her browser so content does not play automatically so she can avoid audio that could trigger her epilepsy.
  • Kendra has photo-epilepsy. She sets her browser so content does not play automatically so she can avoid flashing content that could trigger her photo epilepsy.

2.10.2 実行プレースホルダ:

ユーザーは、実行の明示的なユーザーの要求があるまで、通常は画面上の領域(アプレット、Flash など)に含まれる実行可能なコンテンツの代わりにプレースホルダを要求できる。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser, plugin, add-on

Intent of Success Criterion 2.10.2:

Documents that do things automatically when loaded can delay, distract, or interfere with user's ability to continue with a task. Replacing executable content like embedded objects, applets and media with a placeholder tells the user what has been blocked and provides a mechanism (e.g. a play button) for unblocking when the user is ready.

Note: A placeholder should take up the same space as the object it is replacing, so that the presentation doesn't need to be reflowed when the execution is started. However, people using mobile devices or screen enlargers, or those who have difficulty with scroll commands can benefit from having the option of a smaller placeholder.

達成基準 2.10.2 の例:
  • Jane has difficulty concentrating. In order to concentrate on the text of a document she hides multimedia content and only triggers execution of that content by clicking on the placeholder.
  • Evan is blind. He sets the option in his browser so that when a web page loads it does not automatically run an executable object. This way any or music or speech they play won't interfere with his ability to hear his screen reader. When he is ready to hear it, he navigates to the placeholder and presses the Enter key to activate it.
  • Evan has configured his mobile phone so that any audio or video file displays a placeholder with a triangle "play" icon. That allows him to control when the audio or video starts.
達成基準 2.10.2 に関連するリソース:
  • None

2.10.3 実行トグル:

ユーザーは、動的コンテンツ又は実行可能なコンテンツ(例えば、Javascript、Canvas、Media)の実行をオン/オフすることができる。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser, plugin, add-on

達成基準 2.10.3 の意図:

Documents that do things automatically when loaded can delay, distract, or interfere with user's ability to continue with a task. The user needs to be able to specify that executable content (e.g. scripts) be blocked when a document loads, be told which content has been blocked, and be able to selectively execute the content at a later time.

Note: Although some web applications and document can be empty until scripts are run, it is important for users to have this level of control.

達成基準 2.10.3 の例:
  • Jane has difficulty concentrating. In order to concentrate on the text of a document she wants to prevent animations, media, or dynamic content from executing until she is ready. An icon on the status bar tells her that scripts have been blocked. She can click on it to select which scripts to run.
  • Evan is blind. He sets an option in his browser so that when a web page loads it does not automatically start running scripts that might play sounds that would interfere with his ability to hear his screen reader. An icon on the status bar tells him that scripts have been blocked. He can activate it to select which scripts to run.
  • Pavel has low vision, and his browser is set to show extremely large text. He needs to click a control on a web page, but when he moves the pointer over it a script inserts explanatory text onto the page. The large font size causes the control to shift out from under the pointer, making the new text disappear. When the text disappears, the control moves back under the mouse, and the cycle repeats. As the page flickers, Pavel is unable to click on the control. To work around this problem he uses a browser command to temporarily disable scripts on the page so he can click the control and complete his task.
達成基準 2.10.3 に関連するリソース:

2.10.4 録画済みコンテンツの調整可能な再生速度:

ユーザーは、例えば次のいずれかに該当することで、録画済みの時間ベース メディア コンテンツの再生速度を調整できる。(レベル AA)

  • 再生速度:ユーザーは、時間ベースのメディア トラックの再生速度をリアルタイムの 50% から 250% の間で調整できる。
  • ピッチ:ユーザーによって再生速度が調整されたスピーチは、スピーチ品質の劣化を制限するためにピッチを維持する。
  • 同期:オーディオとビデオのトラックは、この再生速度の範囲で同期を維持する。
  • リセット:ユーザー エージェントは、再生速度を通常(100%)にリセットする機能を提供する。
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, web-based players

達成基準 2.10.4 の意図:

Users with sensory and cognitive impairments can have difficulty following or understanding spoken audio at the normal playback rate. If users can slow down the audio presentation of speech while maintaining the pitch or frequency characteristics, they are better able to follow the spoken content. Users with learning disabilities can be distracted or otherwise unable to follow complex animations or instructional video. With the presentation slowed, users can better observe the visual events of the animation. User can also want to slow down the media if they are taking notes, and do so slowly because of language or dexterity impairments.

Some users with visual impairments prefer faster speech rate on their screen readers or digital audio book players. The ability to speed up the audio while maintaining pitch allows those users to skim spoken audio without loss of understandability.

達成基準 2.10.4 の例:
  • Timo experienced a traumatic brain injury and has difficulty comprehending speech. When listening to episodes of his favorite podcast on the web, he slows down the audio by 50% and is able to understand the interviewer's and guest's question and answer session.
  • Anu is a blind university student who has grown up with digital talking book players, and regularly listens to spoken audio at 200% of normal speaking rate. In studying for exams, she reviews the online lecture videos from her History course, adjusting the presentation rate to 200% on the web video player in order to quickly review the material. She slows the presentation to normal rate when she encounters material she needs to review carefully.
  • Perttu has a learning disability and requires a longer time to follow instructions. He likes to cook and is watching a cooking demonstration on the web. When the instructions go by too quickly, he slows the video player to half speed.
達成基準 2.10.4 に関連するリソース:

2.10.5 時間ベース メディアの停止/一時停止/再開:

ユーザーは、デフォルトの再生速度が3秒以上続くレンダリングされたオーディオ及びアニメーション コンテンツ(例えば、ビデオ、アニメーション、テキストの変更)を停止、一時停止や再開ができる。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, web-based players

達成基準 2.10.5 の意図:

Users with sensory, attention, or cognitive impairments can have difficulty understanding multimedia content. When users are able to control the presentation rate of time-based media by stopping, pausing, and resuming, they have enough time to understand or act upon presented content, or to stop potentially distracting or harmful content.

達成基準 2.10.5 の例:
  • Adam reads more slowly than average because of his dyslexia. He's watching a video of a lecture. When the video shows slides, he presses the space bar to pause the video so that he can read the text at his own speed. When he's ready to continue, he presses the space bar again to resume the video.
  • Angelica can have audio-induced seizures. She uses a website to watch and listen to user-contributed podcasts. When she realizes the level of white noise in a particular soundtrack is likely to trigger a seizure. She quickly clicks on the player's "stop" button (or presses the equivalent keyboard command) and the noise is instantly discontinued.
  • Allesandro finds it impossible to ignore visual changes. Unnecessary animations make it very difficult for him to read or interact with other content on the screen. When he's reading an article on a newspaper website and finds an animated advertisement or moving text of a news ticker distracting, he chooses the appropriate command to stop all animations.
  • Amaryllis is blind and is listening to streaming audio on a web page. When she responds to an incoming email message she uses a keyboard command to pause the audio, which would otherwise interfere with her ability to hear her screen reader.
達成基準 2.10.5 に関連するリソース:

2.10.6 時間ベース メディアの時間別ナビゲーション:

時間ベースのメディアがデフォルトの再生レートで3秒以上持続する場合、ユーザーは継続的なスケールの使用と相対時間単位によってナビゲートできる。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, web-based players

達成基準 2.10.6 の意図:

Users with sensory, cognitive or attention impairments can find it difficult to understand or follow time-based media. This success criteria allows users to position within the timebase to review content or to skip content that can be distracting.

達成基準 2.10.6 の例:
  • Jared has a print disability that makes it laborious to read text. He is watching a technical training video which will display section objectives or summary questions as text. When the text flashes by too quickly for him to read, he presses a key command to skip back an increment so he can read the text. He pauses the video if more time is required.
  • Debbie has difficulty with bright or flashing video. When she encounters a flashing transition in a video, she quickly presses a key command to forward the video past the flashing, then carefully uses the slider to adjust the video back to the start of the next section so she can avoid the flashing material.
達成基準 2.10.6 に関連するリソース:

2.10.7 時間ベース メディアのセマンティクスによるナビゲーション:

ユーザーは、例えばメディアに存在するチャプター又はシーンなどによって、時間ベースのメディア内の意味構造によってナビゲートできる。(レベル AA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, web-based players

達成基準 2.10.7 の意図:

Users need to be able to navigate time-based media in ways that are more meaningful than arbitrary time increments.

達成基準 2.10.7 の例:
  • Marka is blind. She is listening to a video of an hour-long lecture. The section she is in has technical information that builds on material from an earlier section. A sighted user could pause the video and move the slider back to reach visually distinct content from earlier section. Marka uses a control to skip back section by section until she hears the section title name she wants to review. When she is finished, Marka uses the control to move forward section by section until she hears the title of the original topic.
  • Wes has fatigue injury that limits the length of his computer sessions. He stops playback of a training video when he is tired. After resting, he restarts the video and navigates to the scene where he left off.
達成基準 2.10.7 に関連するリソース:

2.10.8 ビデオのコントラストと明るさ:

ユーザーは、視覚的な時間ベース メディアのコントラスト及び明るさを調整できる。(レベル AAA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定(オプション)

一般的な実装対象:

operating system, browser, media player, plugin

達成基準 2.10.8 の意図:

Users with certain types of low vision need to control contrast and brightness of time-based media so they can discern the content. Users who are prone to seizures need to be able to reduce or dim contrast and brightness to protect themselves from seizures caused by flashing content.

達成基準 2.10.8 の例:
  • Frank has albinism. He requires a higher contrast to discern a video image. When Frank is watching an instructional video, he selects a menu item that allows him to increase the contrast of the video. This makes it easier for him to see the important content.
  • Kelly has photo-epilepsy and is watching an amateur video taken on a sunny day near the water. Concerned that the video can contain flashing that could trigger a seizure, Kelly selects a menu item of video controls that allow her to reduce the brightness and contrast of the video. While some of the detail is lost, Kelly can safely watch the video.
達成基準 2.10.8 に関連するリソース:

ガイドライン 2.11 の参考文献 - 他の入力デバイスをサポートする [ガイドライン 2.11]

要約:ユーザー エージェントは、テキスト入力を包含するプラットフォームのテキスト入力デバイスをサポートする(2.11.1、レベル AA)。

2.11.1 任意のデバイスでのテキスト入力:

入力デバイスがプラットフォームによってサポートされている場合、テキスト入力を包含する全てのユーザー エージェント機能は、そのデバイスを使用して操作できる。(レベル AA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player

Intent of Success Criterion 2.11.1:

If the platform does not support text, the user agent provides a mechanism for text input as well as all other input device controls. Some users rely entirely on pointing devices, or find them much more convenient than keyboards. These users can operate applications much more easily and efficiently if they can carry out most operations with the pointing device, and only fall back on a physical or on-screen keyboard as infrequently as possible. If the platform provides the ability to enter arbitrary text using a device (such as large vocabulary speech recognition or an on-screen keyboard utility), the user agent is required to support it per Success Criterion 2.11.1. If the platform does not provide such a feature, the browser is encouraged to provide its own.

達成基準 2.11.1 の例:
  • Ruth has extremely limited motor control and slurred speech, so operates her computer using a head pointer. The mouse pointer moves in response to the orientation of her head, and she clicks, double clicks, or drags using a sip-and-puff switch. The operating system does not provide an on-screen keyboard, but in order to be maximally accessible, a small on-screen keyboard is available as an add-on for her browser.
  • Randall has a web browser on his smart phone that allows him to perform most operations using speech commands. By offloading the speech recognition to an Internet server, it is able to perform large vocabulary speech recognition, so Randall can use his voice to compose email and fill in forms, as well as controlling the browser itself.
  • Rick is paralysed from the neck down. He uses eyeblinks to control an onscreen keyboard. His user agent supports the APIs used by 3rd party eye blink applications.
達成基準 2.11.1 に関連するリソース:
  • None

原則 3:ユーザー インターフェースが理解可能であることを保証する

ガイドライン 3.1 の参考文献 - ユーザーが間違いを避けて訂正するのを助ける [ガイドライン 3.1]

要約:ユーザーは、テキスト入力を元に戻し(3.1.1、レベル A)、設定の変更を回避又は取り消し(3.1.2、レベル A)、進捗状況の表示(3.1.3、レベル A)を受け取ることができる。ユーザーが、スペルミスのテキストを確認し(3.1.4、レベル AA)、ナビゲートした後に戻ることができ(3.1.5、レベル AA)、フォーム投稿の確認を要求(3.1.6、レベル AA)、基本情報の自動フォーム記入(3.1.7、レベル AA)やローカル保存でフォーム入力データの保存ができる(3.1.8、レベル AA)ことを推奨する。

3.1.1 テキスト入力を元に戻す:

ユーザーは、投稿する前に認識されたテキスト入力のアクションを取り消すことができる。(レベル A)

  • 注:送信は、例えば送信ボタンのクリック、onkeypress イベントのあるコントロールのキーの入力、タイマーに応答するスクリプトなど、様々な方法でトリガーできる。
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, web-based user agent

達成基準 3.1.1 の意図:

Users who are blind, have visual impairments, or have cognitive disabilities can have difficulty determining the location of the keyboard focus. This puts them at risk of entering text in an undesired window or location. Users with mobility problems can have difficulty selecting a form field and can not notice an incorrect selection until they have entered text information. These users need to be able to reverse a text entry ("Undo") prior to submission.

達成基準 3.1.1 の例:
  • Billie is a paraplegic who uses speech input. When she is working from the main office, she is in a noisy location that can interfere with her speech input. She is writing a blog entry and is almost finished when her speech input software incorrectly interprets some background noise as a "select all" command. This causes her to overwrite her entire blog entry with the next phrase she utters. She then uses the "undo" command to reverse the text entry and restore her blog entry.
  • George is blind and uses a screenreader. He is entering financial information into his banking billpaying account. He types the first few letters of the payee from a long list. When George reviews the selection prior to pressing "submit", he hears that he had selected the wrong payee. George uses the "undo" command and selects the correct payee.
達成基準 3.1.1 に関連するリソース:
  • None

3.1.2 設定変更は取り消しまたは確認できる:

ユーザー エージェントがユーザー インターフェースの設定を変更するためのメカニズムを提供する場合、ユーザーは設定の変更を取り消しか、それともユーザー エージェントはユーザーの確認を続行することができる。(レベル A)

適用対象:

構成設定

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent

達成基準 3.1.2 の意図:

The description of some user interface settings can be confusing to less technical users. Settings changes can also have unintended consequences. In addition, some disabilities make it more likely that a user can make an unintended selection on a preference screen. Users need to be able to reverse changes to the user interface.

達成基準 3.1.2 の例:
  • Davy has moderately low vision. He is adjusting the contrast of the background on his mobile phone when he accidentally selects a white background with the previously selected white text. This causes all the icon labels to disappear. He can see a highlighted rectangle on the screen that usually contains the word "undo" when he makes a change on his phone. He selects that box and the dark background returns, so he can now read the text. He then changes the background to a color with sufficient contrast for comfortable reading.
達成基準 3.1.2 に関連するリソース:

3.1.3 検索の進行状況:

デフォルトでは、ユーザー エージェントはコンテンツ取得アクティビティの状態を表示する。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player

達成基準 3.1.3 の意図:

Users need to know that their actions are producing results even if there is a time delay. Users with limited ability to interact with a device need a passive indicator of progress. Users who cannot see visual indications need to have feedback indicating a time delay and have an idea of where they are in the retrieval process. This reduces errors and unnecessary duplicate actions.

達成基準 3.1.3 の例:
  • Larry has severe repetitive strain injuries and is limited to typing for only a short period of time every day. He downloads a long document, in which he wants to search. He periodically checks the progress bar to make sure it is fully downloaded before running his search.
  • Jennifer is blind and uses a screen reader. She clicks on a link that is downloading a large file. The user agent displays a programmatically available progress bar. If the progress stops, the user agent displays a message that it has timed out.
  • Jennifer is blind and uses a screen reader. She purchases an item from a online shopping cart and is waiting for confirmation. The user agent displays a programmatically available message that it is waiting for a response from the server. If the process times out, the user agent displays a message that the purchase has timed out.
達成基準 3.1.3 に関連するリソース:

3.1.4 スペルチェック:

ユーザーは、レンダリングされたコンテンツの編集可能なテキストの綴りを支援できる。(レベル AA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser

達成基準 3.1.4 の意図:

Users with various disabilities benefit from spell checkers. The ability to check spelling is particularly important for users with disabilities such as dyslexia that significantly increase the likelihood of misspelled words. Spellcheckers also alert blind and low vision users to errors in text entry.

Spell checking is only expected in editable text in content, most commonly text input controls and form fields. It is not required on text input fields that are part of the UA user interface, such as an address bar or File Open dialog box. Spell checking is also not required on static, read-only, or disabled text elements, controls, and fields in content, except when they display text the user can edit indirectly (e.g. static text that the user can alter using nearby buttons), or when the user agent is in an authoring mode that allows the user to edit text that would otherwise be static.

Spell checking should be available regardless of how the text was entered. For example, text can be entered by the user typing, pasted from the clipboard, initialized by the content (e.g. the HTML value attribute), set programmatically by scripts or assistive technology, or filled in by a feature of the user agent itself (e.g. auto-complete). Spell checking which highlights unrecognized words as they are entered is preferred over requiring the user to use a separate tool or editing pass. Spell checking should be optional, so that it can be avoided by users who find it too distracting, or for whom the highlighting makes the text less legible.

Note: It is recommended that user agents also provide assistance with grammar, as well as spelling. Grammar can pose more difficulty than spelling for people with some cognitive disabilities or whose native language is signed.

達成基準 3.1.4 の例:
  • Amanda is dyslexic and frequently spells words incorrectly. She is able to correct words when alerted to the errors. She navigates to her web-based email application and composes a new message. The user agent alerts her to spelling errors as she is typing and she quickly corrects the mistakes and sends an error-free message.
達成基準 3.1.4 に関連するリソース:
  • None

3.1.5 戻るボタン:

ユーザーは、ウェブ アドレス間(例えば、標準的な「戻るボタン」機能など)で認識されたナビゲーションを取り消すことができる。(レベル AA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser

Intent of Success Criterion 3.1.5:

Retracing a navigation step is important for users with cognitive issues that involve memory and attention. This is also important for users whose means of input is not 100% accurate, such as speech input users or users with fine motor challenges. It is also beneficial for users for whom navigation is time consuming, tiring, or painful, because it allows them to avoid having to re-enter long URLs. The Back feature is a part of the UA user interface instead of the rendered content, however, authors should not "break" the Back button by disabling it, or creating sequences of web pages that would cause an error if the Back button were used.

達成基準 3.1.5 の例:
  • Joe is a quadriplegic who is using speech input in a relatively noisy room. The program hears an especially loud word from across the room and interprets it as Joe saying "Enter" to click a selected link. Joe says "Go Back" to go back to the page he was on.
  • Mike's head injury leaves him easily distracted. He is in the middle of a search when the phone rings. When he comes back he selects the Back button to go back to the original search page so he can reorient himself.
  • Ellen had a head injury that affects her short-term memory. She clicks on a link, and is interrupted by a colleague. When she goes back to her task she has forgotten what she was originally doing. It's important that she be able to retrace her steps to reorient herself using the history feature of the browser user interface.
  • Etta has moderately low vision and doesn't use assistive technology. She occasionally clicks on the wrong link. When she does so, she clicks the Back button in order to get back to where she had been.
達成基準 3.1.5 に関連するリソース:

3.1.6 フォーム提出確認:

ユーザーは、認識されたフォームの提出を確認する必要があるかどうかを指定できる。(レベル AA)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定

一般的な実装対象:

browser

達成基準 3.1.6 の意図:

Users need to be protected against accidentally submitting a form. Some assistive technologies use the Enter key to advance to the next field. If the form is designed to submit on Enter, the user can unknowingly "submit on Enter" function.

達成基準 3.1.6 の例:
  • Marka is blind and uses a screenreader. When she installs a web browser she selects an option to disable form submission on Enter. This allows her to complete forms from the banking website knowing that the form won't be submitted until she selects the submit button.
  • Ryan uses a mouse but his hand tremor makes him more likely to accidentally miss his intended target. Cancel and Submit (or OK) buttons are often next to each other, and Ryan has found that submitting a form inappropriately can cause serious complications, so he sets a browser option to always request confirmation of form submissions. As a result, when he clicks on a submit button the browser presents a message box asking "Are you sure you want to submit this form?" with larger, well-spaced buttons for Submit and Cancel.
達成基準 3.1.6 に関連するリソース:

3.1.7 フォームの自動入力:

ユーザーは、次の情報を保存して、リクエストによってフォーム フィールドを自動入力できる。(レベル AA)

  1. ユーザーの名前
  2. ユーザーの電子メール アドレス
  3. ユーザーの電話番号
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定(オプション)

一般的な実装対象:

browser, add-on

達成基準 3.1.7 の意図:

Users with various disabilities benefit from auto-fill functionality, including people who type slowly and people who have difficulty with letter/number order.

達成基準 3.1.7 の例:
  • Michael is dyslexic and frequently spells words incorrectly, including his name and email address. Auto-fill reduces the number of fields he must fill out in on-line forms.
達成基準 3.1.7 に関連するリソース:
  • None

3.1.8 フォームエントリの保存:

ユーザー エージェントがウェブ コンテンツのローカル バージョンを保存する機能を提供する場合、ユーザーが入力したフォーム フィールドは保存されたバージョンのエントリを全て保持する。(レベル AA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, add-on

達成基準 3.1.8 の意図:

Users who need to fill out a form over several sessions or who accidentally leave a page before a form is fully filled out need to have a way to pick up where they left off rather than having to start over again. Having the ability to retrieve a partially or fully filled out form field helps these users more successfully fill out forms. Users who have trouble remembering what they filled out need to be able to look it up. One way to provide that is through locally saved history that includes saving the form field entries.

達成基準 3.1.8 の例:
  • Bruno tires easily. He begins to fill out a long form, but cannot finish. He lies down to rest, and the form times out. When he comes back the browser offers to restore the locally saved session. He opts to restore the session, and goes on to fill out the rest of the form at the point where he left off. This ability allows Bruno to fill out long forms even though he can't maintain focus for the full amount of time it takes to fill out the form, and even if the form times out.
  • Marjorie has severe arthritis and uses speech recognition software. Occasionally the software mishears what Marjorie says as a command she doesn't intend. She is half way through filling out a complicated form that includes many comments when the software interprets some of the words she is saying as a command to go to a different page. When she recovers from the speech input error by returning to the page a few seconds later the browser displays the form from the browser history with the data Marjorie has previously entered, but not submitted. She opts to restore the session, and goes on to fill out the rest of the form at the point where she left off rather than losing her work.
  • Lara is very forgetful. She remembers that she filled out a form to comment on software she uses, but cannot remember if she included a certain comment. She retrieves the form field from her browser and checks it to remind herself. She also opts to permanently save a copy of the page that includes the form field data in case she wants to check it again.
達成基準 3.1.8 に関連するリソース:
  • None

ガイドライン 3.2 の参考文献 - アクセシビリティ機能を含むユーザー エージェントのユーザー インターフェースをドキュメント化する [ガイドライン 3.2]

要約:ユーザー ドキュメントはアクセシブルなフォーマットで利用でき(3.2.1、レベル A)、アクセシビリティ機能を包含し(3.2.2、レベル A)、全てのユーザー機能をドキュメント化し(3.2.3、レベル AA)、バージョン間の相違点を説明し(3.2.4、レベル AA)、UAAG 2.0 適合性の集中的なビューを提供する(3.2.5、レベル AAA)。

3.2.1 アクセシブルなドキュメント:

製品のドキュメントは、WCAG 2.0 レベル「A」以上の達成基準を満たす形式で入手できる。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent

達成基準 3.2.1 の意図:

People with disabilities need documentation in a format that is accessible. If provided as web content, it must at least conform to WCAG 2.0 level "A." If the document is not provided as web content, it must be in conformance to a published accessibility benchmark.

達成基準 3.2.1 の例:
  • Randall has repetitive strain injuries. His injuries make it painful to sit at the computer for long periods of time. When exploring a new program, he will often print out the documentation to read while away from his desk. This allows him to be more efficient, and learn new programs without having to spend as much computer time.
  • Lee has low vision. When she upgrades her user agent, she wants to see if any features she relies on have changed. She opens the HTML help documentation and pleased to see that the documentation is using her preferred settings.
達成基準 3.2.1 に関連するリソース:
  • None

3.2.2 アクセシビリティ機能の記述:

UAAG 2.0 を満たすために使用される各ユーザー エージェント機能については、次のうちの少なくとも1つが該当する。(レベル A)

  1. ドキュメントに記載されている:この機能の使用方法は、ユーザー エージェントのドキュメントで説明されている。または、
  2. インターフェースで説明されている:この機能の使用方法は、UA ユーザー インターフェースで説明している。または、
  3. プラットフォーム サービス:この機能は、基盤となるプラットフォームによって提供されるサービスである。または、
  4. ユーザーが使用しない:この機能は、(例えば、プラットフォームのアクセシビリティ サービスに情報を渡すなど)ユーザーが直接使用しない。
適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent

達成基準 3.2.2 の意図:

Some users with disabilities will need help in determining how to use the accessibility features that user agents provide. There are four possibilities:

  1. This information is provided in the documentation of the user agent (e.g. help system, context sensitive help, etc.);
  2. The user interface element is self-explanatory (e.g. a zoom % drop-down menu);
  3. The accessibility feature is actually a service of the platform (e.g. high contrast mode), which therefore has the responsibility to document the feature; or
  4. The feature is not used directly by users (e.g., passing information to a platform accessibility service). In this case, user documentation is not required, although developer documentation (e.g. how accessibility services are used, the user agent's own plug-in API) would still be recommended.
達成基準 3.2.2 の例:
  • Lee has low vision. When she installs a new user agent, she checks the accessibility documentation to see if the features she needs are available. She finds section entitled "Browser Features Supporting Accessibility", which provides a detailed description of user agent features that provide accessibility, describes how they function, and lists any supported third party assistive technologies that can be supported or required.
  • Lee has low vision. She is exploring the menus of her user agent and finds a feature named "Use My Style Sheet". She clicks "help" to learn that this feature allows custom CSS stylesheets to be created to help make web content more accessible.
  • Neta has a repetitive strain injury. She relies on gestures and shortcuts to complete tasks. Using a specialized command, she pulls up a list of all the gesture commands available including descriptions.
達成基準 3.2.2 に関連するリソース:

3.2.3 全ての機能をドキュメント化する:

各ユーザー エージェント機能について、少なくとも以下のいずれかが該当する。(レベル AA)

  1. ドキュメントに記載されている:この機能の使用方法は、ユーザー エージェントのドキュメントで説明されてる。または、
  2. インターフェースで説明されている:この機能の使用方法は、UA ユーザー インターフェースで説明している。または、
  3. プラットフォーム サービス:この機能は、基盤となるプラットフォームによって提供されるサービスである。または、
  4. ユーザーによって使用されない:この機能は、(例えば、プラットフォームのアクセシビリティ サービスに情報を渡すなど)ユーザーが直接使用しない。
適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent

達成基準 3.2.3 の意図:
It should always be easy to ask and receive help. The Help icon should be available to every screen, and that icon takes the user directly to relevant "how to use these features" or instructions. A symbol for help should be used (such as a question mark) or the word "help". Getting help should not be hidden — it should not be under a menu of options.

Help text for core user tasks and main or essential features should be easy to understand in simple and clear text. Each step should be identified and labeled, and pictures that clarify what to do are recommended.

A layered approach to help is beneficial to many audiences. Tooltip help is a wonderful memory aid for clarifying what user features are and particularly useful for people with an impaired working memory. Include short tooltips on all icons, jargon and shortened forms such as abbreviations. Typically these tooltips should be one or two words long.

達成基準 3.2.3 の例:
  • Lotte has low vision and uses a screen magnifier on her smartphone. She wants to email a colleague the link to the blog article she is reading, but cannot find the feature. She taps an icon on her phone with a large red question mark, and types "email link" in the search box that appears. She reads the directions for emailing a link, returns to the article, and successfully emails the link.
  • Benecio has a learning disability, and cannot remember what toolbar icons stand for. He uses his mouse to display the tooltip with the name of each icon until he discovers the Print icon.
達成基準 3.2.3 に関連するリソース:
  • None

3.2.4 バージョン間の変更:

前回のユーザー エージェントのリリース以降、UAAG 2.0 の達成基準を満たす機能の変更がドキュメント化されている。(レベル AA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent

Intent of Success Criterion 3.2.4:

Users need to be informed about accessibility features implemented in new versions of the user agent.

達成基準 3.2.4 の例:
  • Martha has memory problems. She finds it difficult to remember what the icons on her computer do and relies heavily on tool tips. She goes to an app store on her computer and installs an update for her web browser. After it installs, she sees a welcome page describing the new features in this release. One of the welcome page links is titled "What's New For Accessibility". Following this link, Martha reads about the accessibility improvements and discovers a feature that allows her to have tooltips displayed for elements when she is using caret browsing. The text also informs Martha that this feature is off by default and that she should go to accessibility settings to turn it on.
達成基準 3.2.4 に関連するリソース:
  • None

3.2.5 集中型ビュー:

ユーザー エージェント アクセシビリティ ガイドライン 2.0 の要件を満たすために必要な、ユーザー エージェントの全ての機能のビューを示すドキュメントの専用セクションがある。(レベル AAA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent

達成基準 3.2.5 の意図:

Users need to know about accessibility features and how to operate them. A centralized view of accessibility features makes it easier for people with disabilities and people who are evaluating software to quickly become familiar with the features such as keyboard shortcuts, how to zoom the viewport, and where to find accessibility configuration settings. Nested user agents or add-ons can provide separate centralized documentation. It is also useful to document accessibility features in context (such as displaying keyboard shortcuts next to their menu command).

達成基準 3.2.5 の例:
  • Bob is blind and uses a screen reader that is part of his phone's operating system. He downloads a new web browser on his mobile phone. The browser's online help includes a section on accessibility that point him to pages on non-visual access, such as interaction with screen readers, helpful hints such as an explanation of the screen layout, and a list of supported touch gestures.
  • Marissa is assessing new user agents for clients who are blind. The first thing she does in looking at each user agent is to turn to the section in the documentation (local or online) that details accessibility features. This gives her a quick overview of the accessibility features across different products.
達成基準 3.2.5 に関連するリソース:
  • None

ガイドライン 3.3 の参考文献 - ユーザー エージェントを予測可能な方法で動作させる [ガイドライン 3.3]

要約:ユーザーは、要求されていないフォーカス変更を防ぐことができる(3.3.1、レベル A)。

3.3.1 予測できないフォーカスを避ける:

ユーザーは、明示的なユーザー要求の結果ではないフォーカスの変更を防ぐことができる。(レベル A)

適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース, 構成設定(オプション)

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin

達成基準 3.3.1 の意図:

Users need to know that navigation in a web page is going to start in a predictable location and move in a predictable fashion. If a page moves the initial focus to somewhere other than the beginning of the page, the user can skip over content without realizing it. If the focus moves and remains unnoticed, users can make unintentional changes, such as entering data in an incorrect field. Focus changes can cause a window to scroll unexpectedly, confusing users. This is particularly problematic for users who can only see a small portion of the document, because they must use more effort to determine where the cursor has moved. Such users also are more likely to continue typing, not immediately realizing that the context has changed. Users who find navigation time consuming, tiring, or painful (including those using screen readers or with impaired dexterity) can also need more steps to return to the area where they want to work. It can improve accessibility for some users on some pages to have the page set focus to specific links or fields when the page loads, but this can be detrimental for other users, and therefore users need to control this behavior.

達成基準 3.3.1 の例:
  • Jerome has repetitive strain injuries. He tries to limit the number of keyboard and mouse entries he makes each day, because it is painful. He loads a page that has its default focus in a search box. Jerome wants to read the content of the page, rather than search. This requires him to make additional clicks to get to the content of the page. He intends to use this page frequently, so he adjusts his browser's settings to disable the automatic focus change to prevent the extra clicking in the future.
  • Jessica uses a screen enlarger. She loads a page that contains instructions followed by a form. If the page automatically moves the keyboard focus to the form, she may not realize there were instructions. To avoid this problem, she sets an option to prevent default focus changes.
  • James was born without hands and uses speech input. He speaks his credit card number by saying several digits followed by speaking "tab". He needs to know ahead of time whether it is necessary to include the "tab" command in the phrase.
  • Joey is blind and uses a screenreader. She is filling in a web form that asks for her phone number using three separate fields. When she types the three digits of her area code into the first field, the browser automatically moves the focus to the second field. Because Joey does not realize that the focus has moved for her, she presses the Tab key to move it manually, not realizing that this now puts the focus on the third field rather than the second. To avoid this problem, Joey goes to her browser's Preferences dialog box and checks the option that prevents focus changes that she has not explicitly requested.
  • Justine has trouble using a mouse. She uses a keyboard macro in her web email program to execute a command to start a new message and put a block of text in the new message. The focus moves without her control, causing the macro to execute in the Inbox instead of the Compose window. With the Inbox in focus several single-key shortcuts execute, changing the column sorting and deleting several messages.

原則 4:プログラムによるアクセスを容易にする

ガイドライン 4.1 の参考文献 - 支援技術へのプログラム的なアクセスを容易にする [ガイドライン 4.1]

要約:ユーザー エージェントは、プラットフォームのアクセシビリティ サービス(4.1.1、レベル A)、全てのコントロールと操作に関する情報の包含(4.1.2、レベル A)、プラットフォームへのアクセシビリティ サービスが利用できない場合、DOM へのアクセスをサポートする(4.1.4、レベル A)。コントロールは、プログラムで調整することができる(4.1.5、レベル A)。アクセシブルにできない場合は、例えばカスタマイズされたウィンドウの代わりに標準ウィンドウなど、アクセシブルな代替バージョンを提供する(4.1.3、レベル A)。

:UAAG 2.0 は、ユーザー エージェントが達成基準とセキュリティ ニーズの両方を遵守できるようにする基盤となるセキュリティ アーキテクチャ上に、プラットフォームのアクセシビリティ サービスを構築することを想定している。

4.1.1 プラットフォームのアクセシビリティ サービスのサポート:

ユーザー エージェントは、関連するプラットフォームのアクセシビリティ サービスをサポートする。(レベル A)

適用対象:

プラットフォーム アクセシビリティ サービスとの通信

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin

達成基準 4.1.1 の意図:

Platform accessibility services provide common functionality across the well-behaved applications running on the platform. This reduces exceptions that assistive technology has to implement for the hundreds of applications it may need to support. Most major operating environments provide platform accessibility services that allow applications to work with assistive technologies. These platform accessibility services must be supported by both the user agent and the assistive technology. Specifics of what constitutes a platform accessibility service will differ on each platform, but basic features common to these services are addressed by other success criteria under Guideline 4.1.

Most web-based user agents support this requirement automatically because they run inside host user agents. The host is responsible for exposing all content, including nested user agents, via platform accessibility services. As long as the nested user agent's user interface is entirely web-based and complies with Web Content Accessibility Guidelines (e.g. providing alternative text and supporting WAI-ARIA where needed) the host will understand it well enough to provide a bridge between the content and platform accessibility services.

達成基準 4.1.1 の例:
  • Jamie is blind and uses a screenreader. He is testing a new type of button bar for a browser. When coding the new component, the developer supported the relevant platform accessibility services so that Jamie's screenreader can recognize it as a toolbar, and Jamie can identify, navigate, and activate the bar and its buttons.

4.1.2 アクセシブルなプロパティを公開する:

UA ユーザー インターフェースレンダリングされたコンテンツ及び生成されたコンテンツを包含する)全てのユーザー インターフェース コンポーネントでは、ユーザー エージェントは、プラットフォームのアクセシビリティ サービスを介して、次のプロパティ及び変更通知を利用可能にする。(レベル A)

  • 名前、役割、状態
  • 選択
  • フォーカス
  • 境界線の寸法と座標
  • テキストのフォント ファミリー
  • テキストの前景色と背景色
  • ハイライト
  • キーボード コマンド
  • キャレットの位置
  • 明示的に定義された関係(例えば、ARIA 関係 [ARIA 1.0]
適用対象:

プラットフォーム アクセシビリティ サービスとの通信

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin @Core

達成基準 4.1.2 の意図:

Modern web content is highly interactive. Including people who use assistive technology in the interactive experience requires that the user agent provide information about user interface components in a standardized manner. This information includes:

  • Name (component name)
  • Role (purpose, such as alert, button, checkbox)
  • State (current status, such as busy, disabled, hidden)
  • Value (information associated with the component such as, the data in a text box, the position number of a slider, the date in a calendar widget)
  • Focus (has focus, focusable)
  • Selection (selected, selectable)

Every component developed for the user agent must pass this information to the appropriate accessibility platform architecture or application program interface (API). Embedded user agents, like media players can pass Name, Role, State, and Value via the WAI-ARIA techniques. Since not every element supports every property, follow the platform accessibility services convention for cases where an element type does not support one of the listed properties.

達成基準 4.1.2 の例:
  • Jamie is blind and uses a screenreader. He adjusts the volume on a web site media player using a slider control. This is easy for him to do because the developer has coded the slider component with WAI-ARIA techniques to pass the following information to the accessibility service:
    Name: Volume control
    Role: Slider
    States & Values:
    • aria-valuenow is the slider’s current value.
    • aria-value-min is the minimum of the volume range
    • aria-value-max is the maximum of the volume range

4.1.3 同等のアクセシブルな代替を提供する:

UA ユーザー インターフェース機能を、プラットフォーム アクセシビリティ サービスを介して公開できない場合、ユーザー エージェントはプラットフォーム アクセシビリティ サービスを介して公開される同等の機能を提供する。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin

達成基準 4.1.3 の意図:

Like everyone else, users who rely on assistive technology need to be able to carry out all tasks provided by the user agent. When a particular user interface component cannot support the platform accessibility service, and thus can't be made compatible with assistive technology, the user agent should let the user achieve the same goal using another component that is fully accessible.

達成基準 4.1.3 の例:
  • Xanni is a screen reader user. She wants to bookmark the current page. Her browser allows a bookmark icon to be dragged with a mouse into the current document to bookmark the location. This functionality cannot be accessed effectively with her screen reader. However, the browser does allow her to add a bookmark from the context menu at the current focus.
  • Doug uses a mouse-stick on his smart phone. He uses the assistive touch option on his mobile phone to control an app for 3D design drawing. The app provides a single, complex control for 3-dimensional manipulation of a virtual object. This custom control cannot be represented in the platform accessibility service, so the app provides Doug the option to achieve the same functionality through an alternate user interface: a panel that adjusts the yar, spin, and roll independently using arrow keys.
達成基準 4.1.3 に関連するリソース:
  • None

4.1.4 プログラム的にフォールバックとして利用可能な DOM:

ユーザー エージェント アクセシビリティ API が1つ以上のプラットフォームのアクセシビリティ サービスに十分な情報を提供しない場合は、Document Object Model(DOM)を支援技術でプログラム的に使用可能にしなければならない。(レベル A)

適用対象:

プラットフォーム アクセシビリティ サービスとの通信

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin @Core

達成基準 4.1.4 の意図:

Assistive technologies need all possible information. Applications such as user agents and assistive technologies use a combination of DOMs, Accessibility Application Programming Interfaces (AAPI), native platform APIs, and hard-coded heuristics to provide an accessible user interface and accessible content. While most assistive technology vendors prefer to use the AAPIs, if the AAPI cannot provide enough access to the content, then it is the user agent's responsibility to expose the DOM to assistive technology.

What is "sufficient" information can be determined by using the WAI ARIA Accessibility API Mappings:

達成基準 4.1.4 の例:
  • Joey is blind and uses a screenreader. He is reading a long technical article where code samples are labeled using CSS. In the past, he has had trouble reading technical articles because the CSS text is not exposed to the the platform accessibility service, and is therefore missing from his text. His new browser exposes the CSS DOM information to the platform accessibility services. This allows him to read and search on all of the code sample labels.
  • Joey is blind and uses a screen reader. He is reading a compound document containing HTML, MathML, and SVG. Each has a separate DOM. As Joey moves through the document, he is moving through multiple DOMs. He has no trouble reading it because the transition between DOMs is seamless and transparent.

4.1.5 コンテンツ インタラクションをプログラム的に利用可能にする:

ユーザーが、(例えば、ボックスをチェックしたり、テキストエリアを編集するなど)コンテンツにインタラクトできる場合、同じ程度のインタラクションがプログラム的に利用可能である。(レベル A)

適用対象:

プラットフォーム アクセシビリティ サービスとの通信

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin @Core

達成基準 4.1.5 の意図:

If users can control the user interface using any form of input, they can control it through programmatic access. It is often more reliable for assistive technology to use the programmatic method of access versus attempting to simulate mouse or keyboard input.

達成基準 4.1.5 の例:
  • Billie is a quadriplegic who uses speech input. When she says "Volume 35" her speech input utility programmatically sets the value of the volume slider to 35%. This allows Billie to set the volume in a single command to a specific value rather than simulating mouse clicks.
  • Billie is a quadriplegic who uses speech input. She uses a direct speech command to set the value of a check box in the user agent preference settings to block pop up windows. Even though the control cycles through “checked”, and “unchecked” using the spacebar or mouse, the speech command uses a programatic command to check the box regardless of whether the box is already checked.
達成基準 4.1.5 に関連するリソース:
  • None

原則 5:適用される仕様と規約を遵守する

ガイドライン 5.1 の参考文献 - 適用される仕様と規約を遵守する [ガイドライン 5.1]

要約:ブラウザーのコントロールが HTML 又は同様の標準で作成されているとき、W3C のウェブ コンテンツ アクセシビリティ ガイドラインを満たす必要がある(5.1.1、レベル A、AA、AAA)。ユーザー エージェントは、コンテンツフォーマット(5.1.2、レベル A)とプラットフォーム(5.1.3、レベル A)のアクセシビリティ機能をサポートし、レンダリングされない技術の処理を可能にし(5.1.4、レベル A)、代替ビューアーが利用でき(5.1.4、レベル AA)、ユーザーがアクセシビリティ問題を報告できるようにする(5.1.5、レベル AAA)。

5.1.1 WCAG に従う:

ウェブベースの UA ユーザー インターフェースは、WCAG 2.0 の達成基準を満たしている。(WCAG 2.0 レベル A 達成基準を満たすレベル A、WCAG 2.0 レベル A および AA 達成基準を満たすレベル AA、WCAG 2.0 レベル A、AA および AAA 達成基準を満たすレベル AAA)

  • 注:この達成基準は、ネイティブの UA ユーザー インターフェースに適用されないが、ウェブベースのネイティブ ユーザー エージェント(例えばヘルプ システムなど)の一部に包含される。ただし、ネイティブ ユーザー エージェントのユーザー インターフェースの開発者は、ウェブ以外の情報通信テクノロジー(WCAG2ICT) [WCAG2ICT] への WCAG 2.0 の適用に関するガイダンスに従うことを推奨する。
適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

web-based user agent (readers, players)

達成基準 5.1.1 の意図:

User agent user interfaces that are web-based must meet the same accessibility guidelines as web content. The Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0 are an internationally accepted guideline for accessible web content.

達成基準 5.1.1 の例:
  • Lee has low vision. She needs to customize the appearance of her web-based media player. WCAG 2.0 success criteria 2.7.1 requires that a user agent enable a user to change settings that impact accessibility. Her web-based media player enables her to change accessibility settings to display high contrast captions.
達成基準 5.1.1 に関連するリソース:
  • WAI-ARIA 1.0 User Agent Implementation Guide
  • W3C Web Design and Applications Activity
  • WCAG 2.0

5.1.2 ウェブ コンテンツ技術のアクセシビリティ機能の実装仕様:

ウェブ コンテンツ技術仕様のアクセシビリティ機能を実装する。アクセシビリティ機能は、(レベル A):

  • コンテンツの仕様として識別される、または、
  • 制作者は WCAG 2.0 の要件を満たすことができるようにする
  • 注1:適合性要求が提出された場合、適合性要求に実装された仕様を引用する。UAAG 2.0 コンフォーマンス クレームのコンポーネント - #9 ウェブ コンテンツ技術を見よ。
  • 注2:別仕様のレンダリング要件が UAAG 2.0 の要件と矛盾するとき、ユーザー エージェントは、別仕様のレンダリング要件を無視して、このガイドラインを満たすことができる。
適用対象:

コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent (readers, players)

達成基準 5.1.2 の意図:

Most content specifications include features important to users with disabilities. Users can find it difficult or impossible to use a product that fails to support those features. Conformance claim documents list the technologies that the user agent fully supports, such as WAI-ARIA, so that users can make informed decisions about whether or not they will be able to use, and therefore should install, a new product or version of that product.

達成基準 5.1.2 の例:
  • Jordy is blind and uses a screenreader. He often uses a website that is coded with WAI-ARIA to identify the functions of custom controls. He is downloading a new version of a web browser. If the browser doesn't support WAI-ARIA and expose that information to assistive technology, the website would be unusable. Before he installs the new browser, Jordy makes sure it fully supports WAI-ARIA. He determines this by reading product documentation and UAAG conformance claims posted on the web.
達成基準 5.1.2 に関連するリソース:

5.1.3 プラットフォームのアクセシビリティ機能の実装:

ユーザー エージェントがネイティブのユーザー インターフェースを含む場合、それらのネイティブユーザー インターフェースは、プラットフォームに対するユーザー インターフェース アクセシビリティ ガイドラインに従う。(レベル A)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース, コンテンツ ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

browser, media player, plugin

達成基準 5.1.3 の意図:

User agent user interfaces that are not web applications need to be accessible to people with disabilities. Accessibility guidelines already exist for many platforms. Most operating systems have conventions and expectations that aid accessibility, such as keyboard behavior, support of an accessibility service, user interface design. User agents need to comply with the basic accessibility requirements of the platform in use. Developers have the flexibility to conform with the appropriate accessibility guidelines or legislation for their platform or markets.

The user should be able to easily discover detailed information about the user agent's adherence to accessibility standards, platform standards such as MSAA or JAA, and third-party standards such as ISO 9241-171, and should be able to do so without installing and testing the accessibility features.

Note: In the conformance claim, list the requirements you fully comply with, list the requirements you partially comply with and explain, and list the requirements you do not comply with and explain. Where applicable, these explanations can be general and cover several sections at once.

達成基準 5.1.3 の例:
  • Lee has low vision and uses a screen magnifier on a Linux system. She loads a new Gnome application that works with her screen magnifier because the developer followed the Gnome Accessibility Developers Guide. For example, the Keyboard Focus section states: "Show current input focus clearly at all times. Remember that in controls that include a scrolling element, it is not always sufficient to highlight just the selected element inside that scrolling area, as it may not be visible. " Lee can use this app because it conforms to this accessibility guideline for focus.
  • Martin uses a mouth stick to control his mobile browser. Even though he cannot use a pinch gesture, he controls the zoom in his mobile browser with a custom gesture. He can do this because the app developer followed the guidance provided in the "Accessibility Programming Guide for iOS".
  • Sasha requires high contrast to be able to discriminate the shape of letters. She has set the accessibility preferences on her computer to use high contrast mode. When she launches her browser, it detects that she is using high contrast and adjusts the font and color settings for its user interface to reflect those settings.
達成基準 5.1.3 に関連するリソース:
[APPLE-ACCESS]
"Introduction to Accessibility Overview," Apple Computer Inc. (may require login)
[CARBON-ACCESS]
"Accessibility and the Carbon Framework," Apple Corporation (may require login)
[EITAAC]
"EITAAC Desktop Software standards," Electronic Information Technology Access Advisory (EITAAC) Committee.
[GNOME-ACCESS]
"GNOME Accessibility for Developers," C. Benson, B. Cameron, B. Haneman, S. Snider, P. O'Briain, The GNOME Accessibility Project.
[GNOME-API]
"Gnome Accessibility Toolkit API"
[GNOME-KDE-KEYS]
"Gnome/KDE Keyboard Shortcuts," Novell Corporation.
[IBM-ACCESS]
"Software Accessibility," IBM Special Needs Systems.
[IEC-4WD]
IEC/4WD 61966-2-1: Colour Measurement and Management in Multimedia Systems and Equipment - Part 2.1: Default Colour Space - sRGB. May 5, 1998.
[ISO-TS-16071]
"Ergonomics of human-system interaction -- Guidance on accessibility for human-computer interfaces". International Organization for Standardization.
[JAVA-ACCESS]
"IBM Guidelines for Writing Accessible Applications Using 100% Pure Java," R. Schwerdtfeger, IBM Special Needs Systems.
[JAVA-API]
" Java Accessibility Package"
[JAVA-CHECKLIST]
"Java Accessibility Guidelines and Checklist," IBM Special Needs Systems.
[MACOSX-KEYS]
"Mac OS X keyboard shortcuts," Apple Corporation.
[MS-ENABLE]
"Designing Accessible Applications," Microsoft Corporation.
[MS-WIN7-ACCESS]
"Engineering Software For Accessibility", Microsoft Corporation.
[MS-KEYS]
"Keyboard shortcuts for Windows," Microsoft Corporation.
[NOTES-ACCESS]
"Lotus Notes application accessibility," IBM Corporation.
[ORACLE-DESIGN]
"Designing for Accessibility," Eric Bergman and Earl Johnson. This paper discusses specific disabilities including those related to hearing, vision, and cognitive function.

5.1.4 代替コンテンツでのコンテンツ要素のレンダリングを許可する:

ユーザーは、コンテンツ要素を選択し、代替ビューアーでレンダリングさせることができる。(レベル AA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

operating system, browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent (readers, players)

達成基準 5.1.4 の意図:

When accessing media or specialized content (e.g. MathML) on the web, users with disabilities can have a richer or more accessible experience using a third-party application, plug-in, or add-on, rather than using the browser's built-in facilities. Users need to be able to enable or activate a browser plug-in or add-on to interact with the content. Alternately, they can elect to save that content to disk and launch it in a third-party application. If streaming video cannot be saved to disk, the browser launches the external viewer, passing it the URI to the online video.

達成基準 5.1.4 の例:
  • George is blind. His browser supports the VIDEO tag and adds its own play and pause controls, but George prefers to view the video content in a third-party application that provides much more sophisticated navigation controls such as bookmarks, skip-forward and backwards, and the ability to speed playback without increasing pitch of the audio track. In the browser, he right-clicks on the video to display a context menu, and from that chooses "Open in…", and then chooses his preferred video player. The browser launches the player to show that video file.
  • Jukka is blind and uses a screenreader. He is a scientist whose uses mathematical models. Many of the journals he reads online use MathML to display equations. Jukka finds the native support for MathML accessibility in his web browser to be generally compatible with his screen reader, but it can become unreliable for extremely complex equations. In those cases, Jukka selects an alternate rendering plug-in to make the MathML understandable to his screen reader.
達成基準 5.1.4 に関連するリソース:
  • None

5.1.5 ユーザー エージェントのアクセシビリティ障害の報告を有効にする:

ユーザー エージェントは、ユーザー エージェントのアクセシビリティ問題を報告するためのメカニズムを提供する。(レベル AAA)

適用対象:

UA ユーザー インターフェース

一般的な実装対象:

operating system, browser, media player, plugin, add-on, web-based user agent (readers, players)

達成基準 5.1.5 の意図:

People who use assistive technologies such as screen readers can find that a technology isn't fully compatible with a web browser, or that the content authored to meet WCAG still is not accessible when rendered in the browser. This causes information loss and inconvenience. When this happens, users benefit from being able to easily file a report with the user agent vendor to report the incompatibility, similar to the way users can file bug reports or provide feedback.

達成基準 5.1.5 の例:
  • Alice is a visually impaired college student who frequently uses a refreshable braille display with her web browser. She experiences difficulty with a drop-down list boxes because the text is only partially rendered on her braille display. When Alice notices this incompatibility, she navigates to the feedback section of her browser. After providing some basic information (such as AT software and computer hardware used), Alice describes the problem and submits the report to the browser vendor.
  • Fred has low vision and uses screen magnification software to enlarge displayed information and alter color contrast. While reading content on a website in compliance with WCAG, Fred discovers that the scroll bars are not visible and he cannot scroll further down the page. Unable to read the information he needs, Fred selects the Feedback option from his browser's Tools menu, and is presented with a dialog where he can select which information to transmit to the browser vendor. He includes the current URI of the page he is trying to view, system information including OS and screen magnifier version, and enters a description of the problem he is having. Though not required, Fred chooses to provide his email address so that the vendor can contact him for further details or to provide a workaround.
達成基準 5.1.5 に関連するリソース:
  • None

適合

このセクションは規定である。

適合とは、ユーザー エージェントがガイドラインのセクションで定義された達成基準を満たすことを意味する。このセクションは、適合性及び適合性要求のための要件をリストアップする。

適合性要件

ウェブ ページが UAAG 2.0 に適合するためには、以下のレベルの適合性の1つが完全に満たされている。

適合性の適用性ノートは、特定の状況下での達成基準の適用可能性に関する追加ガイダンスを提供する。

適合性は規定されたレベルでしか達成できないが、開発者は達成レベルを上回る全てのレベルからの達成基準を満たすための進捗状況を(彼の要求において)報告することが奨励される。

適合性主張

適合性主張の条件

適合性主張がなされた場合、適合性主張は以下の条件を満たす必要がある。

UAAG 2.0適合性主張のコンポーネント

  1. 適合性を主張する人の名前と所属
  2. 適合性を主張する人の連絡先情報
  3. 主張の日付
  4. コンプライアンスの種類:[ ] ユーザー エージェント(フル)[ ] アドオンのみ(限定)
  5. 適合レベルを満たす
  6. ユーザー エージェント情報:
    1. 名称とメーカー
    2. バージョン番号またはバージョン範囲
    3. 必要なパッチまたはアップデート、ユーザー インターフェースの言語とドキュメント(英語、フランス語、中国語など)
    4. 達成基準(例えば、マウスレスブラウズ)を満たすために必要なプラグインまたはアドオン(バージョン番号を含む)
    5. 達成基準(例えば、制作者の前景色/背景色を無視し、Carat Browsing をオンにする)を満たすために必要なユーザー エージェント、プラグイン、およびアドオンへの設定変更。
  7. プラットフォーム:ユーザー エージェントが適合するために依存するソフトウェア及び/又はハードウェア プラットフォームに関する関連情報を提供する。この情報には、次のものを包含できる。
    1. 名前とメーカー
    2. 主要ソフトウェアコンポーネントのバージョン(例えば、オペレーティング システム、その他のソフトウェア環境など)
    3. ハードウェア要件(例えば、オーディオ出力が有効、最小画面サイズ:2、Bluetooth キーボードが接続されているなど)
    4. オペレーティング システム(例えば、Windows、Android、iOS、GNOME など)
    5. その他のソフトウェア環境(Java、Eclipse)
    6. 適合しているユーザー エージェントがウェブベースのときはホストのウェブ ブラウザー(例えば、Firefox の JW Player など)
    7. 達成基準を満たすために必要なプラットフォームへの構成変更(例えば、スティッキーキーをオンにし、高コントラストモードを使用する)
  8. プラットフォームの制限:プラットフォーム(ハードウェア又はオペレーティング システム)が特定の UAAG 2.0 の達成基準に必要な機能をサポートしていない場合、達成基準と機能をリストアップする(例えば、モバイル オペレーティング システムはプラットフォームのアクセシビリティ サービスをサポートしておらず、ユーザー エージェントは達成基準4.1.2を満たすことができない。これらのリストアップされた機能の場合、ユーザー エージェントは、達成基準が適用されないと主張できる(後の10.b.1を参照)。
  9. ウェブ コンテンツ技術:主張に包含されているユーザー エージェントによってレンダリングされたウェブ コンテンツ技術をリストアップする。適合性主張から除外されたユーザー エージェントによってレンダリングされたウェブ コンテンツ技術が存在するとき、これらを個別にリストアップする。ウェブ コンテンツ技術の例は、HTML、XML、CSS、SVG 又は MathML などのウェブマークアップ言語、PNG、JPG や GIF などの画像フォーマット、JavaScript / EcmaScript などのスクリプト言語、特定のビデオコーデック、および独自のドキュメント フォーマットを包含する。
  10. 宣言:各達成基準について、どちらかの宣言を提供する
    1. 達成基準が満たされているかどうか。または、
    2. 達成基準が適用されない宣言と、なぜそうではないかの根拠を次から選択する。
      1. プラットフォーム:上記の7章に基いて、プラットフォームの制約は適用されない(例えば、モノクロデバイスでのカラー処理、純粋なオーディオブラウザーでのビデオ処理又はマルチタスクをサポートしないオペレーティング システム上でのプロセス間通信など)。特定のプラットフォームの制限を記述する。
      2. 入力:制約付きの入力セットのために適用されない(例えば、製品に包含されている HTML ファイルを表示するだけのヘルプシステム)。
      3. 出力:意図的に制限された出力モダリティのために適用されない(例えば、プラットフォームがビデオをサポートすることができるにもかかわらず、オーディオ出力のみを行うブラウザーでのビデオ処理など)

アドオンのための限定された適合

このオプションは、UAAG 2.0 適合を要求する機能が制限されたユーザー エージェントのアドオンまたはプラグインに使用できる。アドオンまたはプラグインは、主張に記載されているように、特定の達成基準または狭い範囲の達成基準に適合することを主張できる。他の全ての達成基準は、「適用不可」として示すことができる。

UAAG は、アドオンが UAAG の他の達成基準と相互に排他的であるため、アドオンが特定の障害のニーズに特化できることを認識しているが、目標は、UAAG 適合に必要なユーザー エージェントの機能が1つのアドオンによって壊されないように、アドオンがユーザー エージェントと連携することである。アドオンがユーザー エージェントの他のアクセシビリティ機能を制限している場合、例えば「このアドオンは、ユーザーの [this] クラスの [foo] ニーズを満たすことを目的としているため、達成基準 x.x.xを壊している」などの影響をステートメントに包含する。一例は、high destruction level の人々のための簡略化されたページを提供するための 1.8.2 と 1.8.3(ビューポートナビゲーション)を破壊する(仮想の)アドオンである。

UAAG 2.0適合性主張のオプションコンポーネント

これが明らかでない場合、どのように UAAG 2.0 の達成基準をどのように達成したかの説明。

免責事項

W3C、WAI や UAWG は、W3C、WAI 又は UAWG の権限で公開されていない UAAG 2.0 適合請求の側面または結果について、一切責任を負わない。

付録 A: 用語集

この用語集は規定である。

a · b · c · d · e · f · g · h · i · j · k · l · m · n · o · p · q · r · s · t · u · v · w · x · y · z

アクティベート(activate)
レンダリングされたコンテンツ又はUA ユーザー インターフェースのコンポーネントで、有効な要素に関連付けられた動作を実行する。
代替コンテンツ(alternative content)
ユーザー エージェントがプログラムで決定できるウェブ コンテンツは、一部のユーザーがアクセスできない他のコンテンツの代わりに利用できる。代替コンテンツは、元のコンテンツと本質的に同じ機能又は目的を果たしている。これらは、代替コンテンツの一般的な種類の一部である。 :WCAG 2.0 によれば、代替コンテンツはプログラム的に決定可能であってもなくてもよい(例えば、画像の短い説明は、画像の description 属性又は画像の近くのテキスト内に現れるかもしれない)。しかしながら、UAAG 2.0 は、ユーザー エージェントが認識できる唯一の代替コンテンツであるため、プログラムで利用可能な条件を追加する。
アニメーション(animation)
時間の経過と伴に自動的に変化してレンダリングされるグラフィカル コンテンツで、ユーザーに動きの視覚的な認識を与える。例には、ビデオ、アニメーション画像、スクロールテキスト、(例えば、レンダリングされたオブジェクトの移動や置換など)プログラムのアニメーションを包含する。
アプリケーションプログラミングインターフェイス(application programming interface)(API)
アプリケーション間で通信がどのように行われるかを定義するメカニズム。
支援技術(assistive technology)
UAAG 2.0 適合の目的のために、支援技術は次の基準を満たしている。
  1. 1つ以上のホストユーザー エージェントによって提供されるサービス(ウェブリソースの取得やマークアップの解析など)に依存する。
  2. API の監視及び使用することにより、ホスト ユーザー エージェントのデータとメッセージと通信する。
  3. 障害のあるユーザーの要件を満たすために、ホスト ユーザー エージェントが提供するサービスを超えたサービスを提供する。追加のサービスは、(例えば、合成された音声や拡大されたコンテンツなど)代替のレンダリング、(例えば、音声など)代替の入力方法、追加のナビゲーションや方向付けのメカニズム、(例えば、テーブルのアクセシビリティ向上など)コンテンツの変換を包含する。
UAAG 2.0 のコンテキストで重要な支援技術の例としては、以下のものがある。
音声(audio)
音声伝送の技術。音声は、(音声合成を包含する)合成的に作成されたり、(例えばラジオ放送など)ライブソースからストリーミングしたり、現実世界のサウンドから録音できる。プレゼンテーションに、複数のオーディオ トラックが存在できる。
オーディオ ディスクリプション(audio description)
主となる音声トラックだけでは理解できない重要な視覚的詳細を記述するために、音声を追加したナレーションの形式を取る代替コンテンツのタイプ。映像のオーディオ ディスクリプションは、アクション、登場人物、シーンの切り替え、画面上のテキスト及び他の視覚コンテンツに関する情報を提供する。標準的なオーディオ ディスクリプションは、ナレーションが既存の会話がない間に追加される。
音声トラック(audio track)
(例えば、各機器はトラックを持つことができ、又は各ステレオ チャンネルはトラックを持つことができるなど)プレゼンテーションの音声部分の全部や一部。
制作者(author)
(例えば、コンテンツ制作者、デザイナー、プログラマー、出版社、テスターなど)コンテンツを作成するために単独又は協力して作業する人)。
利用可能な印刷デバイス(available printing devices)
プラットフォーム経由でアプリケーションが利用可能であると識別された印刷デバイス。
キャプション(captions)
発話だけでなく、意味のある音響効果又は発話者を包含する音声を介して伝えられる非発話情報も提供するために、時間ベースのメディアに提示や同期されたテキストの形式を取る代替コンテンツの種類。いくつかの国では、「サブタイトル」という用語は発話のみを意味し、「キャプション」は発話に加え、音声と発話者の識別の用語として使用される。他の国では、「サブタイトル」(又はその翻訳)が両方を参照するために使用される。 注:「キャプション」という単語を包含する他の用語は、異なる意味を持つことがある。例えば、「テーブル キャプション」はテーブルのタイトルであり、しばしば、テーブルの上又は下にグラフィカルに配置される。
コマンド(command)
ユーザー エージェントを制御するためにユーザーによって引き起こされるアクション。これらには、次を包含する。
コンテンツ(content)(ウェブ コンテンツ(web content))
コンテンツの構造、プレゼンテーション及びインタラクションを定義するコード又はマークアップを包含するユーザー エージェントによってユーザーへ伝達される情報および知覚体験。
連続的なスケール(continuous scale)
時間ベースのメディア プレゼンテーション及びインタラクションするとき、連続したスケールは、ユーザー(又はプログラム)が、プレゼンテーションのタイムライン上の任意の時点にアクティブな再生位置を設定できる。位置調整の精度は、メディア タイムベース内の最小分解可能時間単位によって決定される。
デフォルト(default)
プロパティを見よ。
直接的(directly)
ダイレクト コマンドを使用する。
無効化された要素(disabled element)
要素を見よ
ドキュメントの文字セット(document character set)
ユーザー エージェントによるソース コンテンツ内のデータの内部表現。
ドキュメント オブジェクト(document object), Document Object Model (DOM)
プログラム又はスクリプトがドキュメントの内容、構造、スタイルに動的なアクセス及び更新を可能にする、プラットフォームと言語に依存しないインターフェースである。ドキュメントをさらに処理することができ、その処理の結果を提示されたページに戻すことができる。DOM 関連資料の概要:http://www.w3.org/DOM/#what
ドキュメンテーション(documentation)
ユーザー エージェントの使用をサポートする情報。この情報は電子的又はその他の方法でに提供することができ、ヘルプ、マニュアル、インストール手順、チュートリアルなどを包含する。ドキュメントは、(例えば、インストールに含まれるファイル、ウェブで入手可能など)様々な方法でアクセスできる。
注:ユーザー用マニュアルの技術的な詳細のレベルは、機能の技術的なレベルと一致するべきである。例えば、ブラウザーのズーム機能のユーザー ドキュメントは、ユーザーにそのブラウザーのソース コード リポジトリを参照させるべきではない。
要素(element)
主に、そのアプリケーション用の文書型定義(DTD)の構文構造である。これは XML 1.0 仕様([XML] セクション 3)で用いられている意味である。また、UAAG 2.0 は、(例えば、特定の画像、映像、音声、見出し、リスト、またはリスト項目など)コンテンツ内の任意の個別単位を参照するために、「要素」という用語をより一般的に使用する。
イベントとスクリプト、イベントハンドラ、イベントタイプ(events and scripting, event handler, event type)
ユーザー エージェントは、しばしば、ユーザー インターフェースのイベント、コンテンツの変更、コンテンツのロード又はオペレーティング環境からの要求を包含する、特定の「イベント タイプ」を持つイベントが発生すると、タスクを実行する。一部のマークアップ言語は、制作者が、特定のタイプのイベントが発生したとき、イベント ハンドラと呼ばれるスクリプトを実行するように指定できる。イベント ハンドラは、スクリプト、マークアップ又は DOM を介して要素に明示的に関連付けられる。
有効化された要素(enabled element)
要素を見よ。
明示的なユーザー要求(explicit user request)
UA ユーザー インターフェースフォーカス又は選択を介したユーザーのインタラクション。ユーザーリクエストは、例えば、 ユーザー エージェントのユーザー インターフェース制御及びキーボード コマンドを介して行われる。明示的なユーザー要求の一例は、ユーザーが「新しいビューポート」を選択したとき、ユーザー エージェントのユーザー インターフェースのプロンプトに「はい」と応答したり、ユーザー エージェントが特定の方法で動作するように設定したり、又はキーボード及びポインティングデバイスで選択やフォーカスの変更などがある。
注:ユーザーは、ユーザー エージェントとインタラクションするときにエラーする可能性がある。例えば、ユーザーは誤って「いいえ」ではなく「はい」と応答することがある。このタイプのエラーは、それでも明示的なユーザー要求と見なされる。
拡張オーディオ ディスクリプション(extended audio description)
オーディオ ディスクリプションを見よ。
フォーカス、入力フォーカス(focus, input focus)
ビューポートがアクティブな場合に入力が発生する位置。例として次の包含する。 アクティブな入力フォーカスが、アクティブなビューポートにある。非アクティブな入力フォーカスは、非アクティブなビューポートにある。フォーカスは、通常、フォーカス カーソルによって示される。
フォーカス カーソル(focus cursor)
(例えば、ボタン周囲の点線、ペイン周囲の輪郭又はウィンドウ上の明るいタイトルバーなど)入力フォーカスがあることを示すためにユーザー インターフェース要素をハイライトする視覚インジケーター。 カーソルは、アクティブなビューポートではアクティブで、非アクティブなビューポートでは非アクティブである。
フォーカス可能な要素(focusable element)
(例えば、リンク、テキストボックス又はメニュー項目など)入力フォーカスを持つことができる任意の要素。アクセシブル及び完全に使用できるようにするために、全てのフォーカス可能な要素はキーボード フォーカスを受け取るべきで、理想的にはポインター フォーカスを受け取ることもある。
グローバル、グローバル設定(globally, global configuration)
設定とは、ユーザー エージェント内の特定の機能や、表示されている特定のドキュメントではなく、ユーザー エージェント全体又はそれによってレンダリングされている全てのコンテンツに適用されるものである。
グラフィカルな(graphical)
視覚的に消費されるためにレンダリングされる(例えば、テキスト、色、グラフィックス、画像、アニメーションなど )情報。
強調表示、強調表示、強調表示(highlight, highlighted, highlighting)
強調は、ユーザー インターフェースを介して示される。例えば、ユーザー エージェントは、検索操作によって選択、フォーカス又はマッチするコンテンツを強調表示する。グラフィカルなハイライト メカニズムは、点線のボックス、色やフォントの変更、下線、隣接するアイコン、倍率、反転ビデオなどを包含する。合成音声の強調機構は、音声ピッチ及び音量(すなわち、音声韻律)の変更を包含する。例えば、アクティブなウィンドウのタイトルバーの前景色と背景色の特定のセットなど、ユーザー インターフェースの項目も強調表示できる。強調表示されているコンテンツは、選択である場合とそうでない場合がある。
画像(image)
静的(つまり、動きも変化もしない)の絵ようなコンテンツ。アニメーションも見よ。
規定ではない(非規定的な)(informative (non-normative))
規定を見よ。
キーボード(keyboard)
ユーザーがコンピューティング デバイスの制御を可能にする文字、記号及びコマンドキー又はキーインジケーター。支援技術は、典型的に、普遍又はモダリティに依存しないインターフェースとしてキーボード インターフェースを依存していた。このドキュメントは、モダリティに依存しないインターフェースとしてキーボードの役割をするキーボード エミュレータ及びキーボード インターフェースを包含するキーボードに言及する。(モダリティの独立性を見よ)。キーボード エミュレータ及びインターフェースは、例えばタッチスクリーン入力に基づくモバイル デバイスなど、物理キーボードを持たないデバイスで使用できる。
キーボード インターフェース(keyboard interface)
キーボード インターフェイスは、デバイスに依存しない方法で操作を可能にする多くのプラットフォームによって提供されるプログラム的なサービスである。キーボード インターフェースは、たとえ特定のデバイスがハードウェア キーボードを搭載していなくても、キーストローク入力を可能にすることができる(例えば、タッチスクリーン制御デバイスは、接続可能な外部キーボードだけでなくオンスクリーン キーボードもサポートするために、オペレーティング システムに内蔵したキーボード インターフェースを持つことができる。)。
注:例えば、MouseKeys などのキーボード操作型マウス エミュレータは、キーボード インターフェースではなくポインティング デバイス インターフェースを使用するため、キーボード インターフェースを介して操作するとは限らない。
キーボード コマンド(keyboard command)キーボードバインディング(keyboard binding)キーボードショートカット(keyboard shortcuts)アクセスキー(accesskey)、アクセスキー(access key)、アクセラレータキー(accelerator keys), ダイレクトキーボードコマンド(direct keyboard command)
任意の干渉するコントロールを横断することなく、ユーザーがコントロール又は機能をナビゲートやアクティブ化できるようにする、(例えば、ドキュメントを保存するための Ctrl + S キーなど)特定の UI コントロールもしくはアプリケーション関数に関連付けられたキー又はキーのセット。(例えば、アドレスバーへフォーカスを移動する ALT+「D」など)現在のコンテキストでレンダリングされているコントロールに関連付けられているキーボードと、(例えば、ヘルプシステムを起動する「F1」など)現在レンダリングされているコントロールに関連付けられていないプログラム機能をアクティブにできることを区別する場合に有益である。キーボード コマンドは、物理的なキーボード又は(例えば、オンスクリーン キーボードや音声認識など)キーボード エミュレータを使用してトリガーできる。(モダリティに依存しないコントロールを見よ)。シーケンシャル キーボード コマンドは、アクションを実行するために複数のキーストロークが必要である(例えば、Tab キー又は矢印キーを押した後に Enter キーを押すか、Alt-F、V のようなシーケンスでファイルメニューをドロップダウンし、印刷プレビューを選択する)。
非テキストコンテンツ(non-text content)(非テキスト要素、非テキスト同等物)(non-text element, non-text equivalent)
テキストを見よ。
規定(normative, 非規定(規定でない)informative (non-normative)
適合のために必須である(又は必須でない)。適合には「規定」として同定される能力を必要とされる。(UAAG 2.0 に対する様々な明確な方法で適合できることに留意する)。適合には「非規定」(又は「規定ではない」)として同定される能力を必要としない。
通知(notify)
ユーザーがイベント又はステータスの変更を認識すること。通知は、(例えば、ステータスバーなど)UA ユーザー インターフェース内又はコンテンツ表示内で発生できる。通知は受動的であり、ユーザーの確認を必要としない又は(例えば、確認ダイアログなど)ユーザーの反応を要求するプロンプトの形式で提示できる。
不明瞭(obscure)
2つ目の視覚要素が視覚的に認識されないように、2つ目の視覚要素と同じスクリーン空間内にある視覚要素をレンダリングすること。
注:(例えば、ビデオキャプションなど)オーバーレイしている視覚要素に対して透明な背景を使用は、スペースが利用できる場合は、不明瞭さを減らすための許容可能な手法である。
オペレーティング環境(operating environment)
オペレーティング システム又は Java などのプログラミング言語環境のいずれでも、ユーザー エージェントの操作を管理するソフトウェア環境。
オペレーティング システム(operating system) (OS)
タスクのスケジューリング、アプリケーションの実行、ハードウェアと周辺機器の管理など、デバイスの基本機能をサポートするソフトウェア。
注:多くのオペレーティング システムは、プラットフォームのアクセシビリティ サービスを介して、実行中のアプリケーション及び支援技術間の通信を仲介する。
上書き(override)
ある構成又は動作の優先順位が他よりも優先される場合。一般的に、UAAG 2.0 の要件は、制作者の優先順位又はユーザー エージェントの標準の設定や動作よりも優先するユーザーの優先順位が関係する。優先順位は、(例えば、ユーザーが赤色又は黄色よりも青色を好むなど)一般的に多値であり、(例えば、点滅するテキスト コンテンツをオンやオフにするなど)2つの値の特別なケースを包含する。
プレースホルダ(placeholder)
制作者が提供したコンテンツを置き換えるためにユーザー エージェントによって生成されたコンテンツ。プレースホルダは、(例えば、画像をレンダリングしないなど)ユーザーの優先順位の結果として、及び(例えば、画像が見つからない場合など)修復コンテンツとして生成できる。プレースホルダは、テキスト、画像及びオーディオキューを包含するあらゆるタイプのコンテンツとすることができる。プレースホルダは、置き換えられたオブジェクトの技術を特定するべきである。
プラットフォーム(platform)
ユーザー エージェントが動作するソフトウェア及びハードウェア環境。プラットフォームは、一貫した操作環境を提供する。ハードウェア アーキテクチャにはソフトウェアのレイヤーがあり、各レイヤーはプラットフォームと見なすことができる。ネイティブ プラットフォームは、(例えば、Linux、Mac OS、Windows など)デスクトップのオペレーティング システム、(例えば、Android、Blackberry、iOS、Windows Phoneなど)モバイルオペレーティング システム、(例えば、Javaなど)クロスOS環境を包含する。ウェブベースのプラットフォームは、他のユーザー エージェントである。ユーザー エージェントは、ウェブ コンテンツの変換、合成音声の生成など、サーバーベースの処理に利用できる。
注1:ユーザー エージェントは、(例えば、デスクトップ上で実行されているブラウザーは、サーバーベースの前処理及びウェブベースのドキュメントが包含できるなど)複数のプラットフォームでホストされている機能を包含できる。
注2:開発者のアクセシビリティに関するガイドラインは、多くのプラットフォームに存在する。
プラットフォーム アクセシビリティ サービス(platform accessibility service)
(例えば、MSAA、UI オートメーション、及び Windows アプリケーション用 IAccessible2、Mac OSX アプリケーション用 AXAPI、GNOME アプリケーション用 Gnome アクセシビリティ ツールキット API、Java アプリケーション用 Java Access など)メインストリームのソフトウェア アプリケーションと支援技術間の通信を強化するように設計されたプログラム インターフェース。いくつかのプラットフォームは、DOM を実装することでさらにコミュニケーションを強化できる。
プラグイン(plug-in)
ユーザー エージェントを見よ。
注視点(point of regard)
ユーザーが見ていると思われるレンダリングされたコンテンツ内の位置。注視点の大きさは様々である。例えば、(例えば、2次元グラフィックビューポートを介してレンダリングされたコンテンツなど)2次元領域又は(例えば、オーディオ レンダリング中の瞬間またはグラフィカルにレンダリングしているカーソル位置など)ポイントもしくは(例えば、フォーカスされたテキストなど)テキストの範囲や(例えば、2次元グラフィック ビューポートを介してレンダリングされたコンテンツなど)2次元領域とすることができる。注視点はほとんどの場合ビューポート内にあるが、ビューポートの空間的又は時間的次元を超えることができる(ビューポートの次元に関する詳細については、レンダリングされたコンテンツの定義を見よ)。注視点は、(例えば、オーディオのみのプレゼンテーションなど)時間の経過とともに変化するコンテンツの特定の瞬間も指すことができる。ユーザー エージェントは、コンテンツ内のビューポートの位置、キーボード フォーカス選択に基づいて、様々な方法で注視点を決定できる。
ポインタ(pointer)
フォーカス カーソルを見よ。
プロフィール(profile)
ユーザー エージェントを構成するために使用できる、ユーザー プロファイルの名前付きで永続的な表現。プロファイルは、入力の構成、スタイルの設定及び自然言語プリファレンスを包含する。異なるユーザー アカウントを持つオペレーティング環境において、プロファイルは、ユーザーのログオン時にソフトウェアをすばやく再構成できる。ユーザーは、プロファイルを共有できる。プラットフォームに依存しないプロファイルは、異なるデバイス上で同じユーザー エージェントを使用するユーザーに役立つ。
プログラム的に利用可能(programmatically available)
支援技術を包含する様々なソフトウェアが、プラットフォームのアクセシビリティサービス、API 又はドキュメントオブジェクトモデル(DOM)などの公開されたサポートされているメカニズムに依存する情報を抽出及び使用できるようにエンコードされた情報。ウェブベースのユーザー インターフェースの場合、これは、ユーザー エージェントが(例えば、WAI-ARIA の使用を介してなど)情報を渡すことができることの保証を意味する。情報を提示するエンティティが、明示的かつ明確である方法で実行し、リバースエンジニアリングや複雑な(ひいては潜在的に誤りの可能性のある)ヒューリスティックスを使用せずに理解できる方法において、公開されているメソッドのみに依存している場合、プログラムで利用できるもので、ソフトウェアの開発者によって公式にサポートされる。
プロンプト(prompt)
任意のユーザー エージェントが起動した、ユーザーからの決定又は情報の一部に対する要求。
プロパティ、値、およびデフォルト(properties, values, and defaults)
ユーザー エージェントは、ドキュメント要素に書式化アルゴリズム及びスタイル情報を適用して、ドキュメントをレンダリングする。書式化は、(画面上、紙面上、スピーカー経由、点字ディスプレイ上、モバイルデバイス上など)ドキュメントがレンダリングされる場所を包含する多くの要因によって異なる。(例えば、フォント、色、合成音声韻律など)スタイル情報は、(例えば、HTML の特定のフォントやフレーズ要素など)要素そのもの、スタイルシート又はユーザー エージェント設定から得られる。これらのガイドラインの目的では、各書式又はスタイルオプションはプロパティによって管理され、各プロパティは有効な値のセットから1つの値を取ることができる。UAAG 2.0 は一般的に、用語「プロパティ」は、CSS 2.1 適合性[CSS21])に定義される意味を持つ。UAAG 2.0 の「スタイル」への言及は、スタイル関連のプロパティのセットを意味する。
認識する(recognize)
ユーザー エージェントによって明確に識別できる情報またはイベント。
認識されたコンテンツ:ユーザー エージェントによって明瞭に認識される方法でコンテンツ内にコード化された情報。制作者は、マークアップ言語、スタイルシート言語、スクリプト言語又はプロトコルを包含する様々な方法で情報をエンコードする。ユーザー エージェントが確実に処理できるように情報がコード化されると、ユーザー エージェントは情報を「認識」できる。例えば、HTML では制作者が H1 要素で見出しを指定できるため、HTML を実装するユーザー エージェントは見出しとしてそのコンテンツを認識できる。(例えば、フォントサイズを大きくするなど)制作者が視覚効果だけを使用して見出しを作成した場合、制作者はユーザー エージェントが見出しとして認識できない方法で見出しをコード化している。UAAG 2.0 のいくつかの要件は、コンテンツの役割、コンテンツの関係、タイミングの関係及び制作者が提供する他の情報に依存する。これらの要件は、制作者がその情報をユーザー エージェントが認識できる方法でエンコードしたときにのみ適用される。適用に関する詳細は、適合のセクションを見よ。ユーザー エージェントは、制作者がマークアップ言語又はスタイルシート言語でコード化した情報に大きく依存する。スクリプトでコード化された振る舞い、スタイル、意味及び馴染みのない XML 名前空間のマークアップは、ユーザー エージェントによって容易に、又は全く認識できない。
認識されたアクション:ユーザー エージェントによって明確に識別できるアクション又はイベント。これは、ユーザー、スクリプト、アドオン又はその他のソースによって開始されたアクションやイベントを包含できる。例えば、ユーザーがキーを押したときにキーボードフォーカスがウェブページ上にある場合、ユーザー エージェントはキーストロークを認識することができ、それに対応できる。ユーザーがキーを押したときにキーボードのフォーカスが埋め込まれたメディアプレーヤー上にある場合、ホストユーザー エージェントは、埋め込みアーキテクチャに応じて、キーストロークを検出できる場合と検出できない場合がある。同様に、ユーザーが type="submit" のある input 要素をアクティベートするとき、ユーザー エージェントはこれをフォーム送信のアクションとして認識し、サーバとの適切なやりとりを実行する。しかしながら、ページに「Submit **」とラベル付けされたボタンのようなカスタムコントロールが包含されているが、そのアクションが制作者の提供するスクリプトによって完全に処理される場合、ユーザー エージェントはユーザーアクションをフォーム送信に相当するものとして認識できない。新しいブラウザーウィンドウを開くなどのアクションは、ユーザー エージェントによって前々から実装されるため、ユーザーがボタンをクリックしたか又はブラウザー機能を呼び出すスクリプトによって起動したかに関わらず認識される。
リフロー可能なコンテンツ(reflowable content)
複数の行に任意にラップすることができるウェブ コンテンツ。リフロー可能なコンテンツの主な例外はグラフィックスとビデオである。
相対時間単位(relative time units)
(例えば、30秒前に移動など)現在の位置を基準にしてメディアをナビゲートする時間間隔。時間ベースのメディアプレゼンテーションとインタラクションするとき、ユーザーは、現在位置に対する時間間隔を介して前後に移動することが有益であること発見できる。例えば、ユーザーはビデオ講義で不明瞭な理解を見つけ、説明された内容を検討するために現在位置から30秒戻ることを選択できる。相対時間単位は、ユーザー エージェントによってプリセットでき、ユーザーによって設定可能であり、及び/又は(例えば、30秒クリップで5秒ジャンプ、または60分クリップで5分ジャンプするなど)メディア持続時間に基づいて自動的に計算される。相対時間単位は、2分マーク、中間点又は終了などの絶対時間値と明確に異なる。
レンダリングされたコンテンツ(rendered content)
制作者が提供したコードに基づいてユーザー エージェントによって生成されたプレゼンテーション。これを包含する。 レンダリングされたテキスト:視覚的または合成音声としても、文字自体に関する情報を伝達する方法でレンダリングされるテキストコンテンツ。
修復コンテンツ(repair content)修復テキスト(repair text)
エラー状態を修正するためにユーザー エージェントによって生成されるコンテンツ。「修復テキスト」とは、修復コンテンツのテキスト部分を指す。修復コンテンツの生成につながるエラー状態は、次を包含する。 注:UAAG 2.0 は、ユーザー エージェントがドキュメントオブジェクトに修復コンテンツを包含することを要求していない。ドキュメントオブジェクトに挿入された修復コンテンツは、ウェブ コンテンツ アクセシビリティ ガイドライン 2.0 [WCAG20] に準拠する必要がある。ウェブ コンテンツ及びソフトウェアの修復技術に関する詳細は、「ATAG 2.0 の実装」[ATAG20-IMPLEMENTING]を参照されたい。
RFC 2119
要求レベルを示すために Request for Comments(RFC)で使用するキーワードに関するインターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)の発行物。キーワードは「MUST」、「MUST NOT」、「REQUIRED」、「SHALL」、「SHALL NOT」、「SHOULD」、「SHOULD NOT」、「RECOMMENDED」、「MAY」と「OPTIONAL」がある。この情報は説明のために提供されている。UAAG 2.0 は、RFC 2119 で定義されているこれらの用語を使用しない。
スクリプト(script)
プログラミング(スクリプト)言語で書かれた動的なウェブ コンテンツを作成する命令。Unicode [UNICODE] で参照されているように、コンテンツの記述された(自然)言語を参照するガイドラインでは、スクリプトは、「1つ以上の書記体系でテキスト情報を表現するために使用されるシンボルのコレクション」を参照できる。(プログラム的な)スクリプトでコード化された情報は、ユーザー エージェントが認識するのが難しい場合がある。例えば実行時に、ユーザー エージェントは、スクリプトが階乗を計算することを認識することが期待されない。ユーザー エージェントは、(例えば、ユーザー エージェントが、スクリプトがビューポートを開いたり、ウェブからリソースを取得するときに認識することが予想されるなど)スクリプト言語や既知のプログラム ライブラリの実装のおかげで、スクリプト内にあるいくつかの情報を認識することができる。
選択(selection)
後続の操作のための暗黙的なソース又はターゲットとなる(空の可能性がある)コンテンツの範囲を識別するためのユーザー エージェントのメカニズム。選択は、問い合わせのドキュメント内にある特定の要素の指定及び(例えば、検索結果が自動的に選択されるなど)注視点の指示、カット アンド ペーストの操作を包含する、様々な目的で利用できる。選択は、典型的な方法で強調表示するべきである。画面上においては、色、フォント、グラフィックス、倍率を含む様々な方法で選択を強調表示できる。合成音声を使用してレンダリングするとき、ピッチ、スピード、または韻律の変化を介して選択を強調表示できる。
ソーステキスト(source text)
ユーザー エージェントが、(例えば、選択されたコンテンツ、フレーム、ページなど)特定のビューポート コンテンツのソースを表示するためにユーザーの要求に応じてレンダリングするテキスト。
スタイル プロパティ(style properties)
ユーザー エージェントによって(例えば、スクリーン上、スピーカ経由、点字ディスプレイ経由など)レンダリングされるコンテンツ要素の(例えば、フォント、色、サイズ、位置、パディング、音量、合成音声韻律)プレゼンテーションを決定するプロパティ。スタイル プロパティにはいくつかの起源がある。
スタイルシート(style sheet)
スタイル プロパティの設定が、他のコンテンツ リソースから分離可能なウェブ コンテンツのスタイル プロパティ設定を伝達するためのメカニズム。この分離は、制作者スタイルシートをトグル又は置換を可能にし、ユーザー スタイルシートは、複数のリソースに適用するように定義される。スタイルシートのウェブ コンテンツ技術は、カスケーディング スタイルシート(CSS)及び拡張可能なスタイルシート言語(XSL)を包含する。
同期する(synchronize)
(例えば、キャプション付きのビジュアル トラック、マルチメディア プレゼンテーションにある一部のトラック)2つ以上のプレゼンテーション コンポーネントを時間的に連動させる行為。制作者のための、同期化の要件は、ユーザー エージェントによる合理的な時間的に連動させたレンダリングを可能にするデータを提供することを意味する。例えば、ウェブ コンテンツ開発者にとって、キャプション テキストのセグメントが長すぎたり短すぎたりすることがなく、長さが適切な視覚的なトラックのセグメントにマッピングすることを保証できることである。ユーザー エージェントの開発者にとって、同期の要件は、(例えば、小さなテキストのみのディスプレイなど)技術的な制約、(例えば、ゆっくりとした読書速度、大きなフォント サイズ、レビュー又はリピート機能の高い必要性など)ユーザーの制約及びアクセシビリティにおいて最適でないコンテンツを包含する幅広い状況下で、合理的な時間的に連動させる方式でコンテンツを提示する意味である。
技術(ウェブ コンテンツ技術)(technology (web content technology))
ユーザー エージェントによってレンダリング、再生又は実行される命令をコード化するメカニズム。ウェブ コンテンツ技術は、制作者は、静的なウェブ ページから動的なウェブ アプリケーションのマルチメディア プレゼンテーションの幅で、エンドユーザー エクスペリエンスを作成するために、単独または組み合わせて使用できる、マークアップ言語、データ形式、またはプログラミング言語を包含できる。ウェブ コンテンツ技術の一般的な例には、HTML、CSS、SVG、PNG、PDF、Flash、JavaScript などがある。
テキスト(text)
シーケンスが人間の言語で何かを表現しているプログラムで使用可能な文字のシーケンス。
テキストのトランスクリプト(text transcript)
(例えば、オーディオのみのプレゼンテーションや映画やその他のアニメーションのオーディオ トラックなど)オーディオ情報と等価のテキストの形式を取る代替コンテンツの一種。テキストのトランスクリプトは、話し言葉と音声効果などの非音声の両方のテキストを提供する。テキストのトランスクリプトは、聴覚に障害を持つ人やオーディオを再生できない人にアクセシブルなオーディオ情報を提供する。テキスト トランスクリプトは、通常手作業で作成されるが、(例えば、音声からテキストへの変換など)オンザフライで生成できる。
トップレベルのビューポート(top-level viewport)
ビューポートを見よ。
ユーザー エージェント(user agent)
ウェブ コンテンツとエンドユーザーのインタラクションを取得、レンダリング及び容易にする全てのソフトウェア。UAAG 2.0 は、次のユーザー エージェント アーキテクチャを識別する。 注1:達成基準は、他のソフトウェアによっても満たされるかもしれない。アドオン(拡張機能及びプラグイン)やオペレーティング システムまたはプラットフォームとの関連性については、適用性ノートを見よ。
注2:多くのウェブ アプリケーションは、(例えば、オンラインチケット予約など)非常に限定されたデータセットとのインタラクションを取得し、レンダリングし、容易にする。このような場合、UAAG 2.0 を使用しない WCAG 2.0 は、アプリケーションのアクセシビリティを評価するのに適している。
UAAG 2.0 で一般にユーザー エージェントとみなされるソフトウェアの例。 UAAG 2.0 でユーザー エージェントとみなされないソフトウェアの例(全てのケースにおいて、WCAG 2.0 は、ソフトウェアがウェブベースの場合でも適用される)。
ユーザー エージェント アドオン(アドイン、拡張機能、プラグイン)(user agent add-on (add-in, extension, plug-in))
ユーザー エージェントの動作を変更する1つ以上の追加機能を追加する、ユーザー エージェントにインストールされるソフトウェア。拡張機能とプラグインはアドオンの種類である。追加情報は、アドオン(拡張機能とプラグイン)組み込みのユーザー エージェントと適合性ノートを見よ。ユーザー エージェント アドオンの2つの共通の機能は、次である。
ユーザー インターフェース(user interface)
UAAG 2.0 の目的のために、ユーザー インターフェースは次の両方を包含する。 このドキュメントは、明確にするために必要な場合にのみ、UA ユーザー インターフェース及びコンテンツのユーザー インターフェースを区別する。
ユーザー インターフェース制御(user interface control)
必要に応じて区別されるユーザー エージェントのユーザー インターフェース又はコンテンツのユーザー インターフェースのコンポーネント。
ビデオ(video)
動画や画像の技術。ビデオは、アニメーション画像または写真画像又はその両方から構成できる。
ビュー(view)
ユーザーがウェブ コンテンツとインタラクションできるようにするユーザー インターフェース機能。UAAG 2.0 は、次に包含するようなビューにコンテンツを表示する様々なアプローチを認識する。 注:ビューは、ビジュアル、オーディオ又は触覚にできる。
ビューポート(viewport)
画面または触覚ディスプレイを介してユーザーに視覚または触覚ビューの一部のみを提示するためのメカニズム。これは、(例えば、分割画面を使用してドキュメントの上部と下部を同時に提示するために画面分割を使用するときなど)同じ内在するビューに複数のビューポートの配置及び(例えば、大きなドキュメント内に配置されたスクロールするフレームなど)ビューポートのネストができる。ビューポートが提示されているビューよりも小さい場合、ビューの一部は表示されないだろう。典型的に、(例えば、スクロールバーなど)全てのビューをビューポートに収めるために、ビュー又はビューポートを移動するために提供されるメカニズム。
:UAAG 1.0 においてビューポートは、時間的な次元を持つものとして定義されていた。UAAG 2.0 においては、そうではない。オーディオコンテンツは本質的に時間ベースなので、オーディオビューポートは除外された。
ビューポートの寸法(viewport dimensions)
ビューポートのオンスクリーンサイズ、又は時間ベースのメディアを表示するビューポートの一時的な時間。レンダリングされたコンテンツの寸法(空間または時間)がビューポートの寸法を超えるとき、ユーザー エージェントは、スクロールバー及び早送りや巻き戻しのコントロールなどのメカニズムを提供するので、ユーザーは(例えば、小さなグラフィカル ビューポートを介して大きなドキュメントの一部を見る場合のみ、又はオーディオ コンテンツが既に再生されている場合など)ビューポートの「外側」のレンダリングされたコンテンツにアクセスできる。
ビジュアルのみ(visual-only)
(例えば、サイレント映画は、ビジュアルのみのプレゼンテーションの例であるなど)同時にまたは直列に表示される1つ以上のビジュアルトラックから構成されるコンテンツ。
ビジュアル トラック(visual track)
グラフィカルなビューポートを介してレンダリングされたコンテンツ。ビジュアルオブジェクトは、グラフィックス、テキスト、ムービー及びその他のアニメーションの視覚的な部分を包含する。ビジュアル トラックは、全体的又は部分的なプレゼンテーションとして意図された視覚的オブジェクトである。ビジュアル トラックは、必ずしも単一の物理的オブジェクト又はソフトウェア オブジェクトに対応するとは限らない。
音声ブラウザー(voice browser)
音声出力の生成に音声マークアップ言語を解釈し、音声入力を解釈して、その他の入力及び出力の方法を受け入れや生成をするデバイス(ハードウェアとソフトウェア)。「W3C 音声インターフェース フレームワークの導入と概要」 [VOICEBROWSER] からの定義。
ウェブ リソース(web resource)
Uniform Resource Identifier(URI)によって識別できるもの。

付録 B: 他のドキュメントから UAAG 2.0 を参照する方法

このセクションは規定ではない

最新の情報は、<http://www.w3.org/WAI/intro/linking.html>の「WAI ガイドラインと技術文書への参照とリンク」を見よ。

「ユーザー エージェント アクセシビリティ ガイドライン 2.0」(及び一般的な W3C ドキュメント)を参照するには、2つの推奨される方法がある。

  1. 「ユーザー エージェント アクセシビリティ ガイドライン 2.0」の特定のバージョンへの参照。例えば、現在のドキュメントを参照するには、「このバージョン」のURIを使用する。
    http://www.w3.org/TR/2015/NOTE-UAAG20-20151215/
  2. 「ユーザー エージェント アクセシビリティ ガイドライン 2.0」の最新版を参照されたい。このシリーズで最後に公開されたドキュメントを参照するために最新版のURIを使用する。
    http://www.w3.org/TR/UAAG20/.

UAAG 2.0 の上部は、(タイトル、公開日、「このバージョン」のURI、編集者の名前、著作権情報を包含する)特定の参照のための関連カタログメタデータを包含する。

この特定のドキュメントへの参照を包含する XHTML 1.0 の段落が書かれるかもしれない。

<p>
<cite><a href="http://www.w3.org/TR/2010/WD-UAAG20-20100617/">
"User Agent Accessibility Guidelines 2.0,"</a></cite>
J. Allan, K. Ford, J. Spellman, eds.,
W3C Recommendation, http://www.w3.org/TR/ATAG20/.
The <a href="http://www.w3.org/TR/ATAG20/">latest version</a> of this document is available at http://www.w3.org/TR/ATAG20/.</p>

(コンテンツとアンカーの安定性が必要ない場合の)このドキュメントのとても一般的な参照は、このドキュメントの最新バージョンを参照することが適切である。このドキュメントの他のセクションでは、適合性主張を構築する方法について説明する。


付録 C: 参考文献

このセクションは規定ではない

全ての W3C 仕様の最新版は、http://www.w3.org/TR/ W3C テクニカルレポートのリストを参照されたい。下記に記載されたいくつかのドキュメントは、UAAG 2.0 の発行以降に置き換えられたかもしれない。

注:UAAG 2.0 では、「[WCAG20]」などの括弧で囲まれたラベルは、このセクションの対応するエントリにリンクする。これらのラベルは、マークアップによる参照としても識別される。

since the publication of UAAG 2.0.

[ARIA10]
"Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA) 1.0" J. Craig, M. Cooper, eds., 20 March 2014. This W3C Recommendation is http://www.w3.org/TR/2014/REC-wai-aria-20140320/
[ATAG20]
"Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) 2.0," J. Richards, J. Spellman, J. Treviranus, eds., 24 September 2015. This W3C Recommendation is http://www.w3.org/TR/2015/REC-ATAG20-20150924/
[ATAG20-IMPLEMENTING]
"Implementing ATAG 2.0" J. Richards, J. Spellman, J. Treviranus, eds., 24 September 2015. This W3C Note is http://www.w3.org/TR/2015/NOTE-IMPLEMENTING-ATAG20-20150924/.
[CHARMOD]
"Character Model for the World Wide Web," M. Dürst and F. Yergeau, eds., 30 April 2002. This W3C Working Draft is http://www.w3.org/TR/2002/WD-charmod-20020430/. The latest version is available at http://www.w3.org/TR/charmod/.
[CSS21]
"Cascading Style Sheets Level 2 Revision 1 (CSS 2.1) Specification," B. Bos, T. Celik, I. Hickson, H. Lie, eds., 07 June 2011. This W3C Recommendation is http://www.w3.org/TR/2011/REC-CSS2-20110607/.
[DOM2HTML]
"Document Object Model (DOM) Level 2 HTML Specification," J. Stenback, P. Le Hégaret, A. Le Hors, eds., 8 November 2002. This W3C Proposed Recommendation is http://www.w3.org/TR/2002/PR-DOM-Level-2-HTML-20021108/. The latest version is available at http://www.w3.org/TR/DOM-Level-2-HTML/.
[HTML4]
"HTML 4.01 Recommendation," D. Raggett, A. Le Hors, and I. Jacobs, eds., 24 December 1999. This W3C Recommendation is http://www.w3.org/TR/1999/REC-html401-19991224/.
[RFC2616]
"Hypertext Transfer Protocol — HTTP/1.1," J. Gettys, J. Mogul, H. Frystyk, L. Masinter, P. Leach, T. Berners-Lee, June 1999.
[RFC3023]
"XML Media Types," M. Murata, S. St. Laurent, D. Kohn, January 2001.
[SMIL]
"Synchronized Multimedia Integration Language (SMIL) 1.0 Specification," P. Hoschka, ed., 15 June 1998. This W3C Recommendation is http://www.w3.org/TR/1998/REC-smil-19980615/.
[SMIL20]
"Synchronized Multimedia Integration Language (SMIL 2.0) Specification," J. Ayars, et al., eds., 7 August 2001. This W3C Recommendation is http://www.w3.org/TR/2001/REC-smil20-20010807/.
[SVG]
"Scalable Vector Graphics (SVG) 1.0 Specification," J. Ferraiolo, ed., 4 September 2001. This W3C Recommendation is http://www.w3.org/TR/2001/REC-SVG-20010904/.
[UAAG10]
"User Agent Accessibility Guidelines 1.0," I. Jacobs, J. Gunderson, E. Hansen, eds.17 December 2002. This W3C Recommendation is available at http://www.w3.org/TR/2002/REC-UAAG10-20021217/.
[UAAG10-CHECKLIST]
An appendix to UAAG 2.0 lists all of the checkpoints, sorted by priority. The checklist is available in either tabular form or list form.
[UAAG10-ICONS]
Information about UAAG 1.0 conformance icons and their usage is available at http://www.w3.org/WAI/UAAG10-Conformance.
[UAAG10-SUMMARY]
An appendix to UAAG 1.0 provides a summary of the goals and structure of User Agent Accessibility Guidelines 1.0.
[UAAG10-TECHS]
"Techniques for User Agent Accessibility Guidelines 1.0," I. Jacobs, J. Gunderson, E. Hansen, eds. The latest draft of the techniques document is available at http://www.w3.org/TR/UAAG10-TECHS/.
[UNICODE]
The Unicode Consortium. The Unicode Standard, Version 8.0.0, (Mountain View, CA: The Unicode Consortium, 2015. ISBN 978-1-936213-10-8)
link: http://www.unicode.org/versions/Unicode8.0.0/
[VOICEBROWSER]
"Introduction and Overview of W3C Speech Interface Framework," J. Larson, 4 December 2000. This W3C Working Draft is http://www.w3.org/TR/2000/WD-voice-intro-20001204/. The latest version is available at http://www.w3.org/TR/voice-intro/. UAAG 2.0 includes references to additional W3C specifications about voice browser technology.
[W3CPROCESS]
"World Wide Web Consortium Process Document," I. Jacobs ed. The 19 July 2001 version of the Process Document is http://www.w3.org/Consortium/Process-20010719/. The latest version is available at http://www.w3.org/Consortium/Process/.
[WCAG20]
"Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0" B. Caldwell, M. Cooper, L. Guarino Reid, G. Vanderheiden, eds., 8 December 2008. This W3C Recommendation is http://www.w3.org/TR/2008/REC-WCAG20-20081211/. The latest version is available at http://www.w3.org/TR/WCAG20/. Additional format-specific techniques documents are available from this Recommendation.
[WCAG20-TECHS]
"Techniques for Web Content Accessibility Guidelines 2.0," B. Caldwell, M. Cooper, L. Guarino Reid, G. Vanderheiden, eds., 8 December 2008. This W3C Note is http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-WCAG20-TECHS-20101014/. The latest version is available at http://www.w3.org/TR/WCAG20-TECHS/. Additional format-specific techniques documents are available from this Note.
[WCAG-EM]
"Website Accessibility Conformance Evaluation Methodology (WCAG-EM) 1.0" E. Velleman, S. Abou-Zahra, eds., 26 February 2013. This is an informative draft of a Working Group Note. The latest version is available at http://www.w3.org/TR/WCAG-EM/
[WCAG2ICT]
Guidance on Applying WCAG 2.0 to Non-Web Information and Communications Technologies (WCAG2ICT) M. Cooper, P. Korn, A. Snow-Weaver, G. Vanderheiden, eds., 5 September 2013. This document is available in an expandable / collapsible alternate version in which the “Intent” sections copied from Understanding WCAG 2.0 are hidden and individually expandable, for easier reading.
[WEBCHAR]
"Web Characterization Terminology and Definitions Sheet," B. Lavoie, H. F. Nielsen, eds., 24 May 1999. This is a W3C Working Draft that defines some terms to establish a common understanding about key Web concepts. This W3C Working Draft is http://www.w3.org/1999/05/WCA-terms/01.
[XAG10]
"XML Accessibility Guidelines 1.0," D. Dardailler, S. Palmer, C. McCathieNevile, eds., 3 October 2001. This W3C Working Draft is http://www.w3.org/TR/2002/WD-xag-20021003. The latest version is available at http://www.w3.org/TR/xag.
[XML]
"Extensible Markup Language (XML) 1.0 (Second Edition)," T. Bray, J. Paoli, C.M. Sperberg-McQueen, eds., 6 October 2000. This W3C Recommendation is http://www.w3.org/TR/2000/REC-xml-20001006.
[XHTML10]
"XHTML[tm] 1.0: The Extensible HyperText Markup Language," S. Pemberton, et al., 26 January 2000. This W3C Recommendation is http://www.w3.org/TR/2000/REC-xhtml1-20000126/.
[XMLDSIG]
"XML-Signature Syntax and Processing," D. Eastlake, J. Reagle, D. Solo, eds., 12 February 2002. This W3C Recommendation is http://www.w3.org/TR/2002/REC-xmldsig-core-20020212/.
[XMLENC]
"XML Encryption Syntax and Processing," D. Eastlake, J. Reagle, eds., 10 December 2002. This W3C Recommendation is http://www.w3.org/TR/2002/REC-xmlenc-core-20021210/.

Appendix D: Acknowledgments

Participants active in the UAWG prior to publication:

Previous Editors:
Kelly Ford, Microsoft
Jan Richards, Inclusive Design Institute, OCAD University

Additional Contributors of Mobile Examples

Other previously active UAWG participants and other contributors to UAAG 2.0:

UAAG 2.0 would not have been possible without the work of those who contributed to UAAG 1.0.

This publication has been funded in part with Federal funds from the U.S. Department of Health and Human Services, National Institute on Disability Independent Living and Rehabilitation Research (NIDILRR) under contract HHSP23301500054, and previously by the Department of Education's NIDILRR contracts ED05CO0039 and ED-OSE-10-C-006. The content of this publication does not necessarily reflect the views or official policies of the U.S. Department of Education or U.S. Department of Health and Human Services, nor does mention of trade names, commercial products, or organizations imply endorsement by the U.S. Government.